南下沼駅
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南下沼駅(みなみしもぬまえき)は、北海道(留萌支庁)天塩郡幌延町字下沼にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅(廃駅)である。電報略号はミシ。利用者僅少に伴い2006年(平成18年)3月18日に廃駅となった。
一部の普通列車は通過し、廃止直前には朝夕の2往復しか停車しなかった。
歴史
- 1957年(昭和32年)2月1日 - 国有鉄道宗谷本線の幌延駅 - 下沼駅間に南下沼仮乗降場(局設定)として新設開業[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。同時に駅に昇格。南下沼駅となる[1]。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 営業キロ設定。
- 2006年(平成18年)
駅構造
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の南西側(稚内方面に向かって左手側)に存在した[2]。分岐器を持たない棒線駅となっていた[2]。
仮乗降場に出自を持つ無人駅となっており、駅舎は無いがホーム出入口附近に待合所を有していた[2]。待合所はトタン張りの建物であった[2]。ホームは木造で稚内方(西側)にスロープを有し[2]駅施設外に連絡していた。
駅名の由来
当駅の所在する地「下沼」の南に位置するため「南」を冠する[4]。
利用状況
- 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は0人[2]。
駅周辺
- 国道40号(天塩国道)
- 北海道道972号浜里下沼線
- サロベツ原野