大橋駅 (福岡県)
テンプレート:駅情報 大橋駅(おおはしえき)は、福岡県福岡市南区大橋一丁目にある西鉄天神大牟田線の駅である。
急行の停車駅となっており、ほとんどの優等列車が当駅で普通との緩急接続を行っている(特急の場合は通過待ち)。
歴史
- 1924年(大正13年)4月12日 - 開業。
- 1978年(昭和53年)3月3日 - 西鉄平尾-大橋間高架化、急行停車駅となる。またそれに伴い、駅の場所が100mほど移動した。
- 1991年(平成3年)3月30日 - ホーム上に待合室新設。
- 2004年(平成16年)3月20日 - バリアフリー化。(地上-改札口-ホームにエレベータ設置)
- 2008年(平成20年)5月18日 - ICカードnimoca供用開始。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する高架駅。福岡(天神)を出てから初めての待避可能な駅であり、一部の普通が当駅で特急や急行を待避している。大牟田方には渡り線があり、折り返し列車も設定可能ではある。電車の方向幕には「急行 大橋」と「普通 大橋」の設定があるが、現在折り返し列車は設定されていない。
事故や2010年7月13日から14日にかけて発生した集中豪雨等により、大橋以南が不通となった場合に、「普通 大橋」が設定されたことがある。
のりば
1 | ■天神大牟田線 | 久留米・大牟田・(一部太宰府線直通 太宰府方面(待避線)) |
2 | ■天神大牟田線 | 久留米・大牟田・(一部太宰府線直通 太宰府方面) |
3 | ■天神大牟田線 | 福岡(天神)方面 |
4 | ■天神大牟田線 | 福岡(天神)方面(待避線) |
地下1階、地上2階建てで、「大橋西鉄名店街」という駅ビルになっている。駅ビルには約40の店が入り、駅利用者や地元住民が主に利用する。この各階は以下のようになっている。
- 地下1階 - 味の街、食品の街
- 1階 - 暮らしの街、趣味とおしゃれの街
- 2階 - おしゃれの街、お菓子の街
- 1990年代に多くの「西鉄名店街」が「Emax(エマックス)」に改装されたが、大橋駅の名店街は大きな改装をされることなく現在に至っている。古くからの店舗も多く、特に南側の店舗は「昭和」の駅ナカの風情を保ち続けている。エマックスに改装された4店のうち「フクオカ」「オオムタ」「イイヅカ」は既に閉鎖された(現在残っているのは「クルメ」のみ)。
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は34,400人であり、西鉄としては西鉄福岡(天神)駅、薬院駅、西鉄久留米駅に次いで、4番目に多く、特急が停車しない駅としては最も多い。また、西鉄福岡(天神)駅に近いため特急を利用しなくても容易に行き来が可能であり、特急の臨時停車はほとんど行われていない。各年度の1日平均乗車および乗降人員は下表のとおり[1]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
1996年 | 21,304 | 42,068 |
1997年 | 20,904 | 41,274 |
1998年 | 20,008 | 39,562 |
1999年 | 19,459 | 38,582 |
2000年 | 18,888 | 37,619 |
2001年 | 18,589 | 37,016 |
2002年 | 18,159 | 36,145 |
2003年 | 18,251 | 36,270 |
2004年 | 17,545 | 34,975 |
2005年 | 17,411 | 34,649 |
2006年 | 17,427 | 34,855 |
2007年 | 17,126 | 34,325 |
2008年 | 17,175 | 34,510 |
2009年 | 17,058 | 34,309 |
2010年 | 17,137 | 34,563 |
2011年 | 16,913 | 34,120 |
2012年 | 17,041 | 34,400 |
駅周辺
駅西側に「鳩広場」、東側にバスターミナルがあり、周辺は南区の中心部となっている。
- 福岡市南区役所
- 福岡市南保健所
- 福岡市南体育館
- 福岡市南図書館
- アプライド
- 九州中央病院
- グルメシティ
- ベスト電器New大橋店
- BOOK OFF
- ダイキョープラザ
- 九州大学大橋キャンパス(旧九州芸術工科大学)
- 純真学園大学
- 純真短期大学
- 香蘭女子短期大学
- 純真高等学校
- 福岡県立筑紫丘高等学校
- 福岡南郵便局
- 国道385号
- 高宮通り
周辺には大学や短大が多く、KBCテレビ「ドォーモ」では「さなぎちゃん生息地域」と呼んでいる。
「ペパーダイン大学卒業」等と称した学歴詐称問題で有名になった元・衆議院議員古賀潤一郎が釈明演説をした場所として有名。
路線バス
西鉄バスが東口駅前のロータリーに発着する。(路線は2013年11月2日現在)電車とバスの結節点となっており、利用者は非常に多い。発着路線については[にしてつ時刻表]で検索できる。ここでは主な方面のみ記載する。
- 1番のりば
- 老司・那珂川方面。
- 三宅本町・東若久方面(テンプレート:Color 7番)
- 三宅本町・老司・片縄・博多南駅・那珂川方面(テンプレート:Color 3番・62番・47番・60番)
- 三宅本町・老司・警弥郷・博多南駅方面(テンプレート:Color 62-1番)
- 三宅本町・老司・老司団地方面(テンプレート:Color 4番・48-1番・テンプレート:Color 無番)
- 三宅本町・九州がんセンター・福翔高校方面(テンプレート:Color 48番)
- 横手南町・九州がんセンター・自動車免許試験場・片江・福大病院方面(テンプレート:Color 700番)
- 2番のりば
- 春日・天神・野間方面。
- 日赤前・那の川・天神方面(■テンプレート:Color W1番・W2番 ■ W3番・W4番)
- 野間四角・野間大池・皿山・自動車免許試験場・柏原方面(テンプレート:Color 区1番)
- 野間四角・野間大池・長住・自動車免許試験場・桧原方面(テンプレート:Color 区2番)
- 野間四角・若久・中尾・片江・福大病院方面(テンプレート:Color 6番)
- 横手・日佐・弥永団地・博多南駅方面(テンプレート:Color 49番)
- 井尻六ツ角・(福岡女学院)・昇町・博多南駅・松ヶ丘団地・平野ハイツ・月の浦方面(テンプレート:Color 42番)
- 3番のりば
- 博多駅・板付方面。
乗り継ぎ
2013年(平成25年)11月2日のダイヤ改正以降、那珂川・弥永方面と天神方面を直通していた49番や62番などの系統の大半が大橋駅で系統分離され、当駅での乗り継ぎを主体とした運行体制となった[2]。西鉄バスでは、当駅以南では定時性の向上、当駅以北の渡辺通りではわかりやすいダイヤによる利便性向上が図れるとしている[2]。なお、運賃についてはnimocaを利用した場合、通常の乗継割引とは別に100ポイントを付与することで、実質の負担額が直通バスより高くならないようにしている[2]。