北海道北広島高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北海道北広島高等学校(ほっかいどうきたひろしまこうとうがっこう、Hokkaido Kitahiroshima High School)は、北海道北広島市に所在する公立(道立)の高等学校である。略称は地元では「きたひろ」。
目次
概観
習熟度別クラス展開を実施したり、特別講習を実施するなど進学に対して熱心に取り組み、教師と生徒との距離も比較的近いのがこの学校の特色である。
北海道大学への進学者が増加していて、近年では関東や関西をはじめとする全国各地の難関大学への進学も増加している。大学進学先が卒業生の高校入試時点での同等(またはかなり上の)レベルの高校の進学先を上回る者の存在が目立つことから「逆転のきたひろ」とも呼ばれる。[1]2010年度の卒業生では過去最高の国公立大学合格者数を叩き出し、北海道大学には30人近く輩出した年である。
開校以来クロスカントリースキーを授業に取り入れており、冬の体育の恒例行事となっている。体力の向上とともに、自然との共生を図ることを重きを置いている。大会は学校前にある「レクリエーションの森」に設けられたコース(男子9㎞、女子8㎞)を走る。[2]
学校教育目標
- 創造的で知性豊かな人間を育てる。
- 礼儀正しく情操豊かな人間を育てる。
- 勤労を愛し心身すこやかな人間を育てる。
校訓
- 自主創造
- 誠実信頼
- 刻苦試練
沿革
年表
- 1977年 12月6日 - 北海道北広島高等学校(仮称)の新設を北海道教育委員会が決議し、開設準備室を北海道恵庭北高等学校に設置する。
- 1977年 12月22日 - 北海道議会において、北海道北広島高等学校を1978年4月1日に設置することを決議し可決される。
- 1978年 1月7日 - 制服を決定
- 1978年 2月6日 - 校旗と校章を決定
- 1978年 4月1日 - 北海道北広島高等学校が開校
- 1978年 4月8日 - 開校式ならびに第1回入学式を挙行する。
- 1980年 8月31日 - 校歌を制定
- 1989年 3月9日 - 応援歌を制定
- 2011年 4月1日 - 単位制に移行
基礎データ
所在地
- 北海道北広島市共栄305番地3号
構造
鉄筋コンクリート4階建てである。
- 校地面積 - 53,833.1㎡
- 建物面積 - 12,748.4㎡
アクセス
- 鉄道
- 市外から通学する生徒が多い。
- バス
- 北海道中央バス「北広島高校」バス停から徒歩1分
- 平日の授業時は大曲方面から臨時のバスが高校横のバス停に到着する。なお、土日の講習時は臨時便は運休となることが多い。
- 北海道中央バス「北進通入口」バス停から徒歩8分
- 中央通方面から通う生徒は高校横にあるバス停までバスが直通していないため、この方法で通学する。
学校行事
- 4月 - 入学式、休み明けテスト、対面式、宿泊研修(1年)
- 5月 - 生徒総会
- 6月 - 前期中間考査、遠足(3年)
- 7月 - 学校祭、夏期講習
- 8月 - 夏期講習、休み明けテスト
- 9月 - 前期期末考査、芸術鑑賞
- 10月 - 後期始業式
- 11月 - 見学旅行(2年)、後期期末考査(3年)
- 12月 - 後期中間考査(1年・2年)、冬季講習
- 1月 - 冬季講習、休み明けテスト(1年・2年)
- 2月 - クロスカントリースキー大会、後期期末考査(1年・2年)
- 3月 - 卒業式、春季講習
部活動
運動部
|
|
|
|
文化部
|
|
同好会
- ESS同好会
- パソコン同好会
外局
- 放送局
- 吹奏楽局
- 図書局
- 新聞局
著名な出身者
- 大沢逸美 - 女優。2年次途中まで。芸能活動のため、東京都の明大中野高校に転学
- 小島洋一郎 - 工学者、苫小牧工業高等専門学校准教授
- 春風亭柏枝 (11代目) - 落語家