栄光の架橋

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テンプレート:Infobox Single栄光の架橋」(えいこうのかけはし)は、ゆずの21枚目のシングル2004年7月22日セーニャ・アンド・カンパニーから発売された。

解説

後述するタイアップなどの影響によりゆずにとって大きなヒットとなったシングルで、「飛べない鳥」「嗚呼、青春の日々」「いつか」に次ぐ売り上げを記録している。チャートイン週数はゆずの作品で最高となる75週を記録するロングセラーとなった。

収録曲

  1. 栄光の架橋 (5:26)
    • 作詞・作曲: 北川悠仁
    NHKアテネオリンピック中継』公式テーマソング[1]
    体操男子団体が金メダルを獲得した時のNHKの中継で、同局アナウンサー刈屋富士雄冨田洋之の見事な鉄棒の演技とこの曲の題名を重ねて実況した「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」という言葉が流行語大賞にノミネートされ、曲の知名度が大きく上昇するきっかけになった[2]。その影響からアテネオリンピック以降も、NHK民放問わずワイドショーなどでオリンピックの話題を取り上げる際にこの曲が流されるなどオリンピック開催時期の定番曲になっており、2012年のロンドンオリンピック期間中にはオリコンの週間カラオケチャートで1位になった。
    その後はNHKのみならず民放各局のバラエティ番組[3]でも使用されているほか、プロ野球でも千葉ロッテマリーンズサブロー東北楽天ゴールデンイーグルス所属時代の渡辺直人(現:埼玉西武ライオンズ)が本拠地の試合で打席に入る際や、横浜ベイスターズ時代の工藤公康の登板の際に使用していた。
    2004年12月11日に行われた日本武道館公演「ゆず体育館ツアー 1〜ONE〜 FINAL at BUDOKAN」の最終日には、オーケストラを従えて披露された。翌年4月6日に発売されたライブDVD『ゆず LIVE FILMS 1〜ONE〜』の発売前情報では、ボーナス映像としてその模様が収録される予定とあったが、実際には収録されておらず、のちにファンクラブ会報に謝罪紙が同封されて届けられている。
    この曲で2004年の『第55回NHK紅白歌合戦』に2年連続で出場[4]。NHKが近代オリンピック中継実施時に自局テーマソングを設けるようになった1988年ソウルオリンピック以降、同テーマソングを担当した歌手がその年の紅白に出場したのはゆずが初めてだった[5]。また、2005年・第56回では、NHKが大々的に行った同年の紅白で聴きたい曲のリクエストを募集した「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」では、白組対象の上位100曲に選ばれたが出演していない。
    前作に収録の「桜木町」に引き続き編曲は松任谷正隆で、上記の第55回紅白ではピアノ演奏で特別出演した。松任谷由実が「大晦日は精神的な一日」とコメントし長年紅白出演を固辞していたように夫の正隆も過去に出演歴が一切なかったため、紅白初出演であった。なお、翌2005年の第56回には松任谷由実が「松任谷由実 with Friends Of Love The Earth」として出演したことが大きな話題となった。
    2013年2月に発表された「レコチョク着うたフル(R)・シングル歴代ダウンロード数ランキング」で45位に入った。中でも、レコチョクの着うたフル配信サービス開始(2004年11月)以前の楽曲としては、コブクロの「永遠にともに」に次ぎ2位であり、音楽配信においても根強い人気を誇る。また、今作は日本レコード協会の有料音楽配信認定は受けていないが、このランキングで順位が近い曲の多くが「着うたフル」でトリプル・プラチナの認定を受けており、この曲もそれに近いダウンロード数を記録している可能性が高い。
    上記で述べたオリンピックでの実況の影響もありよく「栄光の架橋」や「栄光の架橋」と間違えられることがあるが、正しい曲名は「栄光の架橋」である。
    本曲のPV埼玉県熊谷市熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で撮影された。
  2. 風に吹かれた (3:09)
    • 作詞・作曲: 岩沢厚治

収録作品

栄光の架橋
栄光の架橋 (アルバムバージョン)
栄光の架橋 [Shimphonic Orchestra Version]
風に吹かれた
※アルバム未収録

タイアップ

テレビ出演

上記以外にも多数の番組で披露されており、ゆずの楽曲では最もテレビで披露された回数が多い。

関連項目

関連人物

脚注

テンプレート:Reflist

テンプレート:ゆず テンプレート:NHKオリンピックテーマソング

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  1. パラリンピック中継ではこの曲ではなく「Challenger」(木下航志)を採用した。その当時NHK全体で各種の不祥事が相次いだことで、(それと相まって)視聴者から「同じ曲を採用しないのはおかしい」などとの苦情が殺到したとされているが、真相は明らかになっていない。なお、2008年の北京オリンピック以降はパラリンピック中継でも同じ曲が使用されるようになっている。
  2. 富田も後日この放送がきっかけで周りからこの曲=富田というイメージを持たれたことを語っている(2012年7月28日放送のNHK総合テレビジョン『オリンピック 感動は風にのって』より)。
  3. めちゃ²イケてるッ!』『水10! ワンナイR&R』『脳内エステ IQサプリ』『行列のできる法律相談所』など。
  4. 前年の第54回横浜伊勢佐木町からの中継であったため、NHKホールからの紅白出演は初めてであった。
  5. ちなみに、それ以後冬季夏季ともにオリンピック開催年において、同中継テーマソングを担当した歌手はその年の紅白に出場して同テーマ曲を歌唱するようになっている。なお、それ以前ではNHKオリンピック中継テーマソング担当者が同年の紅白への出場を辞退したとされる事例がある。