堀内公園駅
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堀内公園駅(ほりうちこうえんえき)は、愛知県安城市堀内町前山にある、名鉄西尾線の駅である。
概要
堀内公園の最寄り駅。普通列車のみの停車で利用客数も少なかったため、2006年(平成18年)4月には名鉄から将来的に廃駅にするとの発表がなされたことがある。これは駅集中管理システムおよびストアードフェアシステム(トランパス)導入のため、駅施設整備費用の軽減を考慮した事によるもので、廃止対象とされた「1日当りの乗降客数が300人以下の駅」に当駅が該当していたためである。
しかし、駅舎の改修費(全体で1億3千万円)を安城市が負担する事と地元住民による署名活動により名鉄側が駅存続に合意したため、当駅の廃止は回避された。駅舎の建設費を安城市が負担したため、同時期に名鉄が整備した西尾線の他の駅の駅舎とは外観が大きく異なっている。
乗車カードの印字
- トランパスは「堀内」であった。
- IC乗車カードを使用した場合は、manaca,TOICAエリアのチャージ機での履歴印字は「堀内公園」。
駅構造
4両編成対応の単式1面1線のホームを持つ地上駅で、駅集中管理システム導入の無人駅。
以前は駅舎はなく直接ホームに入る形になっていたが、2007年度に駅集中管理システム導入の際に、駅舎の設置と駅周辺の整備が行われた。
路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|
■西尾線 | 下り | 西尾・吉良吉田方面 |
上り | 新安城・名古屋・津島方面 |
配線図
利用状況
愛知県の統計によれば、1日平均乗車人員は、2005年度133人、2006年度143人であり、2006年度は前年度比7.5%増という大幅な利用客の増加を見せている。西尾線の駅では、西尾口駅の次に少ない。
駅周辺
- 堀内公園(駅に隣接)
歴史
- 1926年(大正15年)7月1日 - 碧海電気鉄道線の開通に際して碧海堀内駅として開業。
- 1953年(昭和28年)5月18日 - 無人化。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)6月29日 - 駅名を堀内公園駅へ変更。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。