環境情報学部
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環境情報学部(かんきょうじょうほうがくぶ)とは、環境と情報の学問の研究・教授を目的とする大学の学部である。 各大学により、「環境」という言葉の扱われ方が大きく違うため、定義は難しい。
主に自然環境学または社会環境学に、情報技術の思考を取り入れるような、一般的な情報技術に他の思考を取り入れる事によって、幅広い知識(情報技術、バイオテクノロジー、政策学)を持った学生を輩出しようと指向されている。
これと政策学を共に学ぶことによって、多面的に社会の諸問題を解決しようとする大学、社会的ニーズである自然環境と情報技術を研究し、エコロジーを探求しようとする大学など、同じ「環境情報学部」でも教育・研究の方針は大学によってさまざまである。1990年に日本で初となる環境情報学部を設置した慶應義塾大学は近年「環境」の重要性も高まってきたとして、2007年から学部の英語名を“Faculty of Environmental Information”から“Faculty of Environment and Information Studies”に変更している。
環境情報学という名を持つ大学・研究機関
- 慶應義塾大学環境情報学部(日本初の環境情報学部)
- 横浜国立大学大学院環境情報研究院・環境情報学府
- 京都府立大学人間環境学部環境情報学科
- 東京都市大学(旧武蔵工業大学)環境情報学部、大学院環境情報学研究科
- 四日市大学環境情報学部
- 鳥取環境大学環境情報学部
- 福山大学人間文化学部環境情報学科