豊真線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
豊真線(ほうしんせん)とは、樺太豊栄郡豊北村の小沼駅から真岡郡真岡町の手井駅までを結ぶ鉄道省の鉄道路線である。
路線データ
歴史
- 1921年(大正10年) - 樺太庁により、樺太東線と樺太西線を結ぶために、豊原駅 - 手井駅間の工事を開始し、敷設された。
- 1925年(大正14年)10月1日 - 樺太庁鉄道豊原駅 - 鈴谷駅開通。西久保駅、鈴谷駅新設。
- 1926年(大正15年)11月15日 - 逢坂駅 - 手井駅間開通。逢坂駅・二股駅、宝台信号場新設。
- 1928年(昭和3年)9月3日 - 鈴谷駅 - 逢坂駅間開通により、全線開通。奥鈴谷駅・瀧ノ沢駅・中野駅・清水駅・池ノ端駅新規開業。
- 1933年(昭和8年)1月15日 - 宝台信号場を宝台駅に格上げ。
- 1943年(昭和18年)4月1日 - 樺太の内地編入にともない、樺太庁から鉄道省に移管。
- 1945年(昭和20年)
- 1946年(昭和21年)
- 2月1日 - 日本の鉄道路線としては、書類上廃止。
- 4月1日 - ソ連国鉄に編入。
- その後統治するロシアは、この路線を補修しながらそのまま利用していたが、1995年頃から一部区間をのぞき休止状態になっている。
- 地元の話では、ループ線トンネル内で崩落があり、復旧費用が多額に及ぶなどの理由から運休となったと言われている。
運行形態
駅一覧
駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|
小沼駅 | 0.0 | 運輸通信省: 樺太東線・川上線 | 樺太庁 | 豊栄郡 | 豊北村 |
西小沼信号場 | 2.6 | 川上線との施設上の分岐点 | |||
奥鈴谷駅 | 8.6 | ||||
瀧ノ沢駅 | 22.0 | 真岡郡 | 清水村 | ||
中野駅 | 34.9 | ||||
清水駅 | 40.2 | ||||
逢坂駅 | 45.0 | ||||
二股駅 | 52.4 | ||||
宝台駅 | 61.5 | 真岡町 | |||
池ノ端駅 | 70.7 | ||||
手井駅 | 76.2 | 運輸通信省:樺太西線 |
1945年7月15日廃止線
駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|
豊原駅 | 0.0 | 運輸通信省: 樺太東線 | 樺太庁 | 豊原市 | |
西久保駅 | 5.2 | ||||
鈴谷駅 | 9.9 | 豊栄郡 | 豊北村 | ||
奥鈴谷駅 | 16.2 |