白獅子仮面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:出典の明記 テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『白獅子仮面』(しろじしかめん)は、1973年4月4日から同年6月27日まで日本テレビ系で全13話が放送されたテレビ映画である。大和企画製作の特撮時代劇。
概要
江戸時代を舞台とした変身ヒーロー時代劇。制作には京都映画と宝塚映画が協力しており、1970年代の特撮時代劇としては唯一京都で撮影された[1]。
本番組エンディングに使われたイラストはテレビマガジンでのコミカライズを担当した古城武司の手によるものである。
ストーリー
舞台は享保年間の江戸。江戸の町では狼仮面が怪事件を起こしていた。狼仮面に対抗すべく、町奉行大岡越前は影与力・剣兵馬を長とする武装同心隊を結成。狼仮面との戦いで窮地に陥った兵馬の前に獅子面の神が現れる。兵馬は獅子面の神の力で正義の剣士白獅子仮面となり狼仮面を倒す。その後、次々と現れ怪奇事件をおこす火焔大魔王の率いる妖怪達を白獅子仮面が退治するという一話完結形式の特撮時代劇。
スタッフ
- 企画・製作:松本常保
- プロデューサー:川口晴年、那須大八、井上健
- 監督:淺間虹兒(1 - 4話)、小野登(5 - 12話)、八束基(13話)
- 脚本:淺間虹兒(1 - 4話、8話、10話)、石川孝人(5 - 7話、9話、12 - 13話)、小谷正浩(10 - 11話)、小池俊司(11話)
- 殺陣:二階堂武
- 特技:宍戸大全
- アクション:エクラン剣技会
- 特撮:影山晴紀
- 音楽:阿部皓哉
- 協力:京都映画、宝塚映画
主題歌
主題歌シングルレコードには、ワーナー・パイオニア盤(L-1127P)と日本コロムビア盤(SCS-195)があり、前者にはカラーシールが付いていた。なお、児童合唱団の名義が前者は「音羽ゆりかご会」、後者は「コロムビアゆりかご会」となっていたが、同一の合唱団である。
- オープニングテーマ「白獅子仮面の歌」
- 作詞:大和すすむ / 作曲・編曲:広瀬健次郎 / 歌:水木一郎、音羽ゆりかご会(コロムビアゆりかご会)
- エンディングテーマ「十手のマーチ」
- 作詞:大和すすむ / 作曲・編曲:広瀬健次郎 / 歌:音羽ゆりかご会(コロムビアゆりかご会)
キャスト
放送リスト
話数 | 放映日 | サブタイトル | 登場妖怪 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1973年 4月4日 |
青い目と赤い目の狼 |
|
浅間虹児 | 浅間虹児 |
2 | 4月11日 | 雨もないのにカラ傘小僧 |
| ||
3 | 4月18日 | 一ツ目の刺客がやって来た |
| ||
4 | 4月25日 | 小判の好きな化け猫騒動 | |||
5 | 5月2日 | 顔なし男が顔を取る |
|
石川孝人 | 小野登 |
6 | 5月9日 | 妖怪牝狐参上 |
| ||
7 | 5月16日 | 必殺!! コウモリ男 |
| ||
8 | 5月23日 | のっぺらぼうが火をふいた |
|
浅間虹児 | |
9 | 5月30日 | ワラのお化けが笑う時 |
|
石川孝人 | |
10 | 6月6日 | 河童の皿の光る時 |
|
浅間虹児 | |
11 | 6月13日 | 三つ目の一つがとんで来る |
|
小谷正治 小池俊司 | |
12 | 6月20日 | 怪人ヨロイ武者の襲撃 |
|
石川孝人 | |
13 | 6月27日 | 輝け!! 白獅子の星 |
|
八束基 |
映像ソフト化
本作は一時期フィルムの大部分が所在不明となっていたが、偶然全話のフィルムが発見され、2003年に全話収録のDVDが発売されている。
放送局
- 日本テレビ(キー局):水曜19:00〜19:30
- 札幌テレビ
- テレビ岩手
- 宮城テレビ
- 福島中央テレビ:月曜18:00〜18:30(1974年8月より放送)
- 静岡放送:木曜17:30〜18:00
- 富山テレビ放送(フジテレビ系。同地の日本テレビ系列局・北日本放送の編成から外れ、本放送終了後に再放送扱いで放送)
- 中京テレビ:水曜19:00〜19:30
- よみうりテレビ:水曜19:00〜19:30
- 広島テレビ
- 福岡放送
ほか