園子温
テンプレート:ActorActress 園 子温(その しおん、 1961年12月18日 - )は日本の映画監督、脚本家、詩人、パフォーマー。男性。自主映画出身の映画監督である。
来歴・人物
園 子温は本名。
愛知県豊川市出身。17歳で詩人として、『現代詩手帖』や『ユリイカ』等に投稿し、「ジーパンを履いた朔太郎」と評される。愛知県立豊橋東高等学校卒。法政大学文学部中退。
1987年、『男の花道』でぴあフィルムフェスティバルグランプリを受賞。PFFスカラシップとして制作された『自転車吐息』がベルリン国際映画祭で正式招待作品となるなど、1990年代にはインディーズ系映画界を席巻。荒木経惟、麿赤児、吉本ばなな、横尾忠則、荒川眞一郎など多数の著名人が園の作品を絶賛したテンプレート:要出典。1999年、文化庁新進芸術家在外研修員としてアメリカに留学。
また、1990年代前半には路上パフォーマンス集団「東京ガガガ」を主宰した。私生活ではごく普通の学生や社会人などである「東京ガガガ」のメンバー達がアナーキーなパフォーマンスをする姿を、園自身は著作テンプレート:Fullで「『ファイト・クラブ』のようだった」と評している。
2001年以降はメジャー映画会社とも手を結び、代表作には『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』がある。近年ではテレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ『時効警察』第4話・第6話に脚本・演出で参加し、続く『帰ってきた時効警察』第3話・第6話にも脚本・演出で参加している。
テンプレート:要出典範囲特に『第21回東京スポーツ映画大賞』に招待された際にはビートたけしを前にかなり緊張し、「これほど緊張したステージはいままでないので、目まいがしてきた」とコメントした[1]。
2013年、芸人になると宣言。座高円寺で、一度だけ漫才を行うが、それを見たビートたけしが激怒。明石家さんまなどからも、「辞めた方がいいんじゃない」と言われ、芸人宣言は撤回している。
2011年10月23日、監督した映画『冷たい熱帯魚』『恋の罪』に出演した神楽坂恵と婚約した旨が報じられた。 妻である神楽坂恵を結婚以降、全ての作品に出演させていることから、テンプレート:要出典範囲。
2014年6月21日、『石崎ひゅーい×園子温バンド 対バンLIVE』が開催される。園子温監督が手掛けたテレビ東京系ドラマ24「みんな!エスパーだよ!」のエンディングテーマ「夜間飛行」を書き下ろした石崎ひゅーいと新宿LOFTにて行う対バンライブ。
園子温バンドとは2015年公開予定の新作映画『ラブ&ピース』内で結成されているバンド「Revolution Q」のメンバーVo鈴木良一役の主演長谷川博己に代わり、園子温がVoを務め、Guitar内藤愁役の俳優・奥野瑛太、Bassデッド役の俳優・長谷川大、Drumネガ役の俳優・谷本幸優、Keyboardジェーン役のモデルのIZUMIが組んだバンド。
作品
映画監督作品
- 俺は園子温だ!(1985年)ぴあフィルムフェスティバル入選
- 男の花道(1987年)ぴあフィルムフェスティバルグランプリ受賞
- 自転車吐息(1990年)ぴあフィルムフェスティバルスカラシップ作品、ベルリン映画祭正式招待作品
- 部屋 THE ROOM(1994年)サンダンス映画祭審査員特別賞受賞
- BAD FILM(1995年、※完成・公開は2012年)
- 桂子ですけど(1997年)
- 男痕 -THE MAN-(1998年)
- 0cm4(1999年)
- うつしみ(1999年)
- 性戯の達人 女体壺さぐり(2000年)
- 自殺サークル(2002年)新宿武蔵野館における過去最高の観客動員数を記録
- ノーパンツ・ガールズ 大人になったら(2004年)
- 夢の中へ(2005年)
- Strange Circus 奇妙なサーカス(2005年)、第56回ベルリン国際映画祭フォーラム部門にて観客の人気投票によって選ばれる「ベルリン新聞・読者審査賞」 (The "Berliner Zeitung" Reader's Jury Award) を受賞。カナダのモントリオールで開催されたファンタジア国際映画祭‘06でも作品賞と主演女優賞(宮崎ますみ)が受賞。
- 紀子の食卓(2006年)第40回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 特別表彰&国際シネマクラブ連盟ドンキホーテ賞
- 気球クラブ、その後(2006年)
- HAZARD(2006年)
- エクステ(2007年)
- 愛のむきだし(2008年) ベルリン国際映画祭で、「国際批評家連盟賞」「カリガリ賞」を受賞
- Make the Last Wish(2008年)
- ちゃんと伝える(2009年)
- 冷たい熱帯魚(2011年)
- 恋の罪(2011年)
- ヒミズ(2012年)
- 希望の国(2012年)
- 地獄でなぜ悪い(2013年)[2]第38回トロント国際映画祭 ミッドナイト・マッドネス部門の観客賞
- TOKYO TRIBE(2014年)
- ラブ&ピース(2015年)
- 新宿スワン(2015年)
テレビドラマ
- 時効警察 第四話 (2006年2月3日) 「犯人の575は崖の上」
- 帰ってきた時効警察
- 第三話 (2007年4月27日)「えっ!? 真犯人は霧山くん!?」
- 第六話 (2007年5月18日) 「青春に時効があるか否かは熊本さん次第!」
- みんな!エスパーだよ!※チーフ演出、第7話では自らもカメオ出演
- 第1話 (2013年4月12日) 「なんで僕に超能力だん?バス停の風、大作戦!」
- 第6話 (2013年5月24日) 「エスパー抗争勃発?縛られたあの娘を救え、大作戦!」
- 第7話 (2013年5月31日) 「禁断のコーヒー!?"セクシー女"大量生産を止めろ、大作戦!」
- 第10話 (2013年6月21日) 「(最終章・序)恋の罪!?モーニングコーヒーはあなたと!」
- 第11話 (2013年6月28日) 「(最終章・破)時は来た!善と悪の最終決戦…チームエスパー解散!?」
- 第12話 (2013年7月5日) 「(最終回・青春の夢)僕が世界を救うんだ!ワンワンワン大作戦!?」
書籍
- 自殺サークル 完全版(2002年4月 河出書房新社 / 2013年9月 河出文庫)
- 夢の中へ(2005年6月 幻冬舎)
- 愛のむきだし(2008年12月 小学館 / 2012年1月 小学館文庫)
- 希望の国(2012年9月 リトルモア)
- 非道に生きる(2012年10月 朝日出版社)
- けもの道を笑って歩け(2013年9月 ぱる出版)
- 毛深い闇(2014年6月 河出書房新社)
受賞歴
俺は園子温だ!
- ぴあフィルムフェスティバル入選
男の花道
- ぴあフィルムフェスティバルグランプリ
自転車吐息
- ぴあフィルムフェスティバルスカラシップ作品
- 第41回ベルリン映画祭フォーラム部門正式出品
部屋 THE ROOM
- サンダンス映画祭 in Tokyo 審査員特別賞
自殺サークル
- 第7回ファンタジア国際映画祭(カナダ) 画期的映画部門観客賞・画期的映画賞審査員賞
StrangeCircus奇妙なサーカス
- 第56回ベルリン国際映画祭フォーラム部門 ベルリン新聞・読者審査員賞
- 第10回ファンタジア国際映画祭(カナダ) グランプリ・最優秀主演女優賞(宮崎ますみ)
紀子の食卓
- 第40回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 特別賞・ドン・キホーテ賞
- 第10回プチョン国際ファンタスティック映画祭 観客賞・主演女優賞(吹石一恵)
- 第28回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞(吉高由里子)
エクステ
- 第3回オースティン・ファンタスティック映画祭 ホラー審査員賞
愛のむきだし
- 第59回ベルリン国際映画祭フォーラム部門 カリガリ賞・国際批評家連盟賞
- 第11回バルセロナ・アジア映画祭 観客賞
- 第13回ファンタジア国際映画祭(カナダ) 審査員特別賞・最優秀主演女優賞(満島ひかり)・観客賞(アジア映画部門金賞・革新的映画部門金賞)
- 第8回ニューヨーク・アジアンフィルムフェスティバル グランプリ
- 第13回プチョン国際ファンタスティック映画祭 NETPAC賞特別賞(満島ひかり、安藤サクラ)
- 第9回東京フィルメックス アニエスベー・アワード(観客賞)
- 第34回報知映画賞 最優秀新人女優賞(満島ひかり)
- 第64回毎日映画コンクール 監督賞・スポニチグランプリ新人賞(西島隆弘、満島ひかり)
- 第83回キネマ旬報ベストテン 助演女優賞(満島ひかり)・新人男優賞(西島隆弘)
- 第31回ヨコハマ映画祭 助演女優賞(安藤サクラ)・最優秀新人賞(満島ひかり)
- 第14回日本インターネット映画大賞 新人賞(満島ひかり)
冷たい熱帯魚
- 第67回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門正式出品
- 第43回シッチェス・カタロニア国際映画祭 カーサ・アジア最優秀作品賞
- 第6回ファンタスティックフェスティバル 長編部門脚本賞
- 第13回ドーヴィル・アジア映画祭 批評家賞
- 第15回ファンタジア国際映画祭(カナダ) 観客賞(アジア映画部門金賞)
- 第35回日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞(でんでん)
- 第54回ブルーリボン賞 最優秀作品賞
- 第66回毎日映画コンクール 男優助演賞(でんでん)
- 第36回報知映画賞 作品賞・助演男優賞(でんでん)
- 第21回東京スポーツ大賞 作品賞・監督賞・助演男優賞(でんでん)
- 第85回キネマ旬報ベストテン 監督賞・助演男優賞(でんでん)
- 第33回ヨコハマ映画祭 監督賞・助演男優賞(でんでん)
- 第16回日本インターネット映画大賞 作品賞・監督賞・助演男優賞(でんでん)
恋の罪
- 第64回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品
- 第44回シッチェス・カタロニア国際映画祭 カーサ・アジア最優秀作品賞
- 第85回キネマ旬報ベストテン 監督賞
- 第16回日本インターネット映画大賞 監督賞
ヒミズ
- 第68回ヴェネチア国際映画祭 マルチェロ・マストロヤンニ賞(染谷将太、二階堂ふみ)
- 第14回ドーヴィル・アジア映画祭 批評家賞
- 第30回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭オービットコンペティション部門 グランプリ
希望の国
- トロント国際映画祭 NETPACアジア最優秀映画賞
出演
テレビ
- スタジオパークからこんにちは(2011年12月20日、NHK総合)
- 園子温ケーブルテレビ実験室(2013年4月~2013年9月、ケーブルテレビJCN)
- アウトデラックス(2013年8月22日、フジテレビ)
- 有吉ジャポン(2013年11月8日、TBS)
- 100秒博士アカデミー(2013年12月3日・10日、TBS)
- ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!(2013年12月21日、テレビ朝日)
- さんまのまんま(2014年3月8日、関西テレビ)
- 言いにくいことをハッキリ言うTV(2014年3月31日、テレビ朝日系列)
- 踊る!さんま御殿!!(2014年4月15日、日本テレビ)
- 竹山ロックンロール(2014年5月10日・17日・24日、テレビ埼玉、千葉テレビ、tvk、サンテレビ)
- たかじんNOマネー(2014年5月17日、読売テレビ)
- 情熱大陸(2014年6月15日、TBS)
- ダウンタウンDX(2014年6月26日、読売テレビ)
- ゴロウ・デラックス(2014年7月17日、TBS)
ラジオ
- 園子温のズバリ!ラジオ(2013年1月25日、ニッポン放送)
- スカパー!日曜シネマテーク 特別版(2014年5月5日、TOKYO FM)