房総半島
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房総半島(ぼうそうはんとう)は、関東地方の南東部、太平洋に面した半島。千葉県の大部分を占める。
「房総」という地名は、令制国の安房国と上総国と下総国の三国にまたがることに由来する。現在の千葉県と茨城県の間に「古鬼怒湾」があり、ほとんど「島」の状態であったのは、それほど古いことではない。
地理
三浦半島とともに東京湾を囲み、浦賀水道を経て太平洋へ通じる。東部は九十九里浜が延び、九十九里平野が広がり犬吠埼が最東端である。南部は房総丘陵が広がり、南房総国定公園に指定されている。最南端は野島崎である。
気候は温暖な太平洋側気候を呈しており、特に南房総と呼ばれる半島南部は、菜の花で有名な観光地帯となっている。なお、東京湾側を内房(うちぼう)、太平洋側を外房(そとぼう)ということもある(内房線・外房線など)。
歴史
房総半島や三浦半島は、元々は太平洋プレート上にあった堆積物であり、それがフィリピン海プレートの北上の影響で本州にぶつかり一体化したものである。これらの半島には地層中に火山噴出物が大量に含まれている。
産業
沿岸漁業、園芸農業がさかん。東京湾沿岸は重化学工業地帯となっている。地下資源では、天然ガスを豊富に埋蔵しており、太平洋側の九十九里平野を中心に天然ガスの採掘が盛んに行われるほか、副産物として大量のヨウ素が生産されている。
交通
鉄道
道路
国道
有料道路
- 茂原・一宮・大原道路
- 房総スカイライン
- 鴨川有料道路
- 勝浦有料道路※現在は国道128号として無料化
- 鋸山登山自動車道