「チョコボール」の版間の差分
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2014年3月5日 (水) 18:24時点における最新版
チョコボールは、森永製菓が発売しているチョコレート菓子。1センチ大のチョコレートの中にピーナッツやキャラメルや各種チョコレートをチョコレートでコーティングしたもので、複数種類が発売されている。なお、現在生産されているチョコボールはすべて栃木県小山市にある森永製菓小山工場で生産されている。
目次
特徴
チョコボールの特徴は、パッケージデザインとプレゼント応募である。箱は上部に「くちばし」と呼ばれる取り出し口がついている構造であり、食べる人はこれを押し上げ、くちばしの中から中身を取り出す仕組みとなっている。
また、このくちばしは低い確率で「エンゼルのイラスト」が印刷されたものがあり、このエンゼルを集めると「おもちゃのカンヅメ」に替えてもらうことが出来る。種類には「金のエンゼル」「銀のエンゼル」があり、金なら1枚で、銀なら5枚が交換条件となる。エンゼルの描かれていないくちばしは「はずれ」となるが、時折このはずれくちばしでもプレゼントがもらえるキャンペーンが実施されることもある。
バラエティ番組「よるこ」では「金のエンゼル」が出るまでチョコボールを開封し続ける企画が行われたが、「金のエンゼル」が出るまでに2100個以上開封しており、その間に「銀のエンゼル」は60枚出ている。
毎日放送「ロケみつ」の企画「目指せ! 金のエンゼル テク・テク・モグ・モグ! ブログ旅」では、「金のエンゼル」を引き当てるまで3618箱。銀のエンゼルは69枚だった。
森永製菓の発表によると、2006年時点で「おもちゃのカンヅメ」は月平均で約2万個を発送している[1]が、当選確率に関しては非公表[1]。
「おもちゃのカンヅメ」の中身は当選者にしか分からず、社長はおろか社員や工場の従業員ですら中身のことは知らないという(勿論の事、おもちゃのカンヅメ担当は知っている。)[2]。
100円ショップで売られているものや、ゲームセンターの景品として置いてある物は、通常販売されているものとパッケージが違い、白地にキョロちゃんが描かれている。これらは景品用に作られたもので、エンゼルは印刷されていない。
チョコボールの味はほぼ毎年微妙に変更されているが特に注意をしないと気づかない程度である[3]。
商標権問題
森永は1967年から名称を使用し2008年に商標登録をしている。しかし名糖産業が1959年よりアイスクリーム『徳用チョコボール』の商品名を使用していたため、2009年に使用中止を求めたが名糖産業側は商標権出願前から使用し広く認知されていることを理由に先使用権を主張。2011年2月に森永は名糖産業に対し商標権侵害で商品差し止めおよび賠償6,000万円を求め提訴している[4]。2012年3月30日、和解が成立し名糖産業はチョコボールの標章を使用して、今後も徳用チョコボールを継続して製造・販売することが認められ、実質森永の敗北で決着。[5]
通年販売されている種類
- 一般販売
- ピーナッツ
- キャラメル
- いちご
- クッキー&クリーム
- 地方限定販売
- 北海道限定夕張メロンチョコボール
過去に期間限定で発売された種類
- コンビニ限定商品
- ブルーベリー
- ピーチ
- メロン
- ラズベリー
- 北海道ミルク
- でかチョコボールさくさくミルク
チョコボール関連商品
- キョロちゃんグミ
- チョコボールアイス(ピーナッツ、キャラメル)、(イチゴ、キャラメル)
- キョロちゃんが作ったキョロちゃんクッキー キャラメルクリーム、ピーナッツクリーム、いちごクリーム、バナナクリーム、ミルククリーム、はちみつミルク
- キョロちゃんが作ったキョロちゃんケーキ ミルク、マンゴーミルク
- キョロちゃんピーナッツプリン、キョロちゃんいちごプリン
- まるでチョコボールパン ピーナッツ、いちご
- キョロちゃんいちごみるくのムース
- キョロちゃんシュークリーム
- キョロちゃんチョコバー いちご キャラメル ピーナッツ
- キョロメルポップ
- キョロメルビッツ
- キョロちゃんのたまご
- ポテロング(ピーナッツキョロちゃん)
歴史
- 1965年 - 一社提供アニメ『宇宙少年ソラン』のキャラクター商品として、初めてチョコボール「チョコレートボール」が発売される。キャラクターは『ソラン』に登場する宇宙リス・チャッピー。発売額は30円だった。
- 1967年 - 『ソラン』終了と共に、キャラクターを「キョロちゃん」に変更したチョコボールが発売される。当時は、ピーナッツボール、チョコレートボール、カラーボールの3種類があった。
- 1973年10月 - 「チョコボール」ピーナッツ、キャラメル発売。価格が50円になる。
- 1974年 - 上のくちばしだけを起こす現在のパッケージになる。
- 1986年 - エンゼルマークとパッケージのデザインを改良する。
- 1987年11月 - 袋入りの「チョコボール」アーモンド、ピーナッツ発売する。CMキャラクターにとんねるずを起用。本人たちの歌うオリジナルのCMソングも話題に。
- 1990年8月 - 60円に価格を変更する。
- 1991年 - 初めてパッケージに「キョロちゃん」の名前を表示する。目がキョロキョロしているという事に由来する。
- 1992年9月 - 「チョコボールアイス」を発売。
- 1994年8月 - 「カラーボール」ピーナッツを発売。
- 1995年
- 8月 - 「チョコボール」いちごを発売。
- 9月 - 「キョロちゃんクラブ」を発売。(以降パート10まで登場する)
- 1999年
- 1月 - マスコット付きの「キョロちゃんショップ」を発売。(以降7種発売される)
- 6月 - 150円チョコボールのアーモンドキャラメル、大粒ピーナッツを発売。
- 2000年
- 11月 - 150円チョコボールに白いチョコボールが発売。
- 2002年
- 3月 - 150円チョコボールにアーモンドが発売。
- 5月 - 150円チョコボールにブラック&ビターが発売。
- 7月 - チョコボールにバナナが発売。
- 2003年
- コンビニ限定のキョロちゃんカフェ キャラメルマキアートとミルクティが発売。
- 150円チョコボールにチーズケーキ味とキャラメルマキアートが発売。
- 2004年
- 3月 - チョコボールにカフェ・オ・レが発売。150円チョコボールにほろにがコーヒーとまろやかミルクティーが発売。
- 5月 - 「チョコボール」が特許庁に商標登録出願。
- 8月 - チョコボールにビスケットが発売。
- 8月 - 150円チョコボールに大豆とショコラマロンが発売。
- 11月 - 150円チョコボールにココアビスケットとショコラキャラメルが発売。
- 2005年
- 3月 - 150円チョコボールにあかい果実ときいろい果実が発売。
- 2006年
- 7月 - チョコボールにミルクが発売。
- 100円袋チョコボールガトーショコラ、チーズケーキが発売。
- 100円袋チョコボール艶やかビターとまろやか豆乳が発売。
- 2007年
- 春 - チョコボールのスイートコーンが発売。
- 3月 - セブン-イレブン限定で1967年のデザインを再現した復刻版(ピーナッツ、キャラメル)が発売。この復刻版はエンゼルは現行のCIで、キョロちゃんの名前が表示されているなど当時のものとは違いがある。
- 8月 - 首都圏・関東・信越地区コンビニ限定で大人のチョコボールピーナッツ赤缶、ピーナッツビター黒缶が発売。
- 7月 - チョコボールのミルクがパワーアップし、帰ってきたミルクとして再発売。
- 12月 - 74円に価格を変更する。
- 2008年
- 1月 - 100円天才キョロちゃんチョコボールが発売。
- 3月4日 - チョコボール<チョコバナナ>が発売。
- 3月25日 - 北海道・東北・関東信越・首都圏・東海・北陸限定でピーナッツ赤缶、男のビスケット黒缶が発売。
- 7月8日 - チョコボール<ヨーグルト>を発売。
- 7月11日 - 特許庁から「チョコボール」が商標登録として許可される。(第5149690号)
- 2009年
- 1月 - 100円天才キョロちゃんチョコボール(新パッケージ)が発売。
- 8月 - 120円チョコボール<白いクリームチーズ味>と<黒いエスプレッソ味>が発売。
- 9月8日 - チョコボール<牛乳プリン味>が発売。
- 11月4日 - チョコボール<しっかりミルク>が発売。
- 120円チョコボール<黒いビターチョコレート&ココアビスケット>、<白いホワイトチョコレート&ココアビスケット>が発売。
- 2010年
- 3月2日 - でかチョコボール<さくさくホワイトが発売。
- 8月31日 - チョコボール<ダブルチョコ>が発売。
- 11月2日 - チョコボール<冬のみるく>が発売。
- 2011年
- 1月18日 - チョコボール<冬のチョコバナナ>がコンビニ・駅売店限定で発売。
- 3月2日 - チョコボール<クッキー&クリーム味>が発売。キョロちゃんキャラメルチョコバーが発売。
- 7月5日 - チョコボール<クリームソーダ味>が発売。
- 9月21日 - チョコボール<ココア&ホワイト>が発売。
- 10月 - チョコボール<ブラックサンダー味>が発売。ブラックサンダーを発売している有楽製菓監修のコラボ企画商品。
- 10月 - チョコボール<チロルチョコ味>が発売。チロルチョコを発売しているチロルチョコ株式会社監修のコラボ企画商品。
- 11月2日 - チョコボール<北海道ミルク>が発売。
- 2012年
コラボ企画商品
2011年10月に、首都圏と北関東中心にセブンイレブンで森永製菓『チョコボール』、チロルチョコ株式会社『チロルチョコ』、有楽製菓『ブラックサンダー』のコラボ企画商品がそれぞれ発売された。
- チロルチョコ株式会社
- チロルチョコ<ピーナッツ> - チョコボール<ピーナッツ味>とパッケージを模している。30円。
- チロルチョコ<キャラメル> - チョコボール<キャラメル味>とパッケージを模している。30円。
- 有楽製菓株式会社
- ブラックサンダー<キャロちゃんピーナッツ味> - チョコボール<ピーナッツ味>を模している。包装には下半身が黒い稲妻になっているキャロちゃんがプリントされている。30円。
歴代おもちゃのカンヅメ
- 1967年2月 - - 「まんがのカンヅメ」のプレゼントが始まる。
- 1969年4月 - - 「おもちゃのカンヅメ」のプレゼントが始まる。(1973年10月ウルトラマングッズを加える。)
- 1976年4月 - - 「玉手箱プレゼント」(2種)のプレゼントが始まる。
- 1978年10月 - - 「たまごのたまごプレゼント」のプレゼントが始まる。
- 1979年11月 - - 「おもちゃのカンヅメ」を再スタートさせる。(1980年4月デザイン変更)
- 1982年4月 - - 「くるくるカン」(3種)のプレゼントが始まる。(1983年デザイン変更)
- 1984年6月 - - 「びっくりカンカン」と「ミラクルカンカン」のプレゼントが始まる。
- 1986年9月 - - 「のびのびカンカン」のプレゼントが始まる。
- 1988年10月 - - 「わくわくカン」のプレゼントが始まる。(1991年、1993年デザイン変更)
- 1991年 - - 「キョロちゃん大集合(男の子)缶」と「キョロちゃん大集合(女の子)缶」のプレゼントが始まる。
- 1993年 - - 「男の子缶」と「女の子缶」のプレゼントが始まる。
- 1994年9月 - - 「オカシなBIG缶」のプレゼントが始まる。(150円・300円のチョコボールでプレゼント)
- 1995年 - - 「丸缶」と「角缶」のプレゼントが始まる。
- 1997年3月 - - 「いちご缶(丸缶)」と「ピーナッツ缶(角缶)」のプレゼントが始まる。このときはさらに、中に入っている応募券で「キャラメル缶」(オルゴール)が当たるようになっていた。
- 1999年8月 - - 「過去缶」と「未来缶」のプレゼントが始まる。先代に引き続き、中に入っている応募券で「時の缶詰」(オルゴール)が当たるダブルチャンス。
- 1999年8月 - 同年12月 - はずれのくちばし10枚で「二千年之缶詰」(時計)が当たる。
- 2001年 - - 「太陽のカンヅメ」と「月のカンヅメ」のプレゼントが始まる。
- 2003年3月 - - 「夢のカンヅメ」のプレゼントが始まる。
- 2004年8月 - - 「キョロ缶・いちご」と「キョロ缶・ピーナッツ」のプレゼントが始まる。
- 2006年7月 - 2007年8月 - おもちゃのカンヅメ史上初の期間限定。「キラ☆キョロ缶 ピーナッツ」と「キラ☆キョロ缶 キャラメル」のプレゼントが始まる。
- 2007年7月 - 2008年8月 - 「黄金のキョロ缶」のプレゼントが始まる。
- 2007年8月 - 同年12月 - チョコボール赤缶・黒缶についている応募券2枚で「大人のカンヅメ はたらく仕事時缶」と「大人のカンヅメ くつろぐ自由時缶」がWEB限定で各600名に当たる。
- 2008年3月17日 - 2009年2月27日 - チョコボール赤缶・黒缶についている応募券2枚で「大人のカンヅメ 記憶缶MEMORIES」がWEB限定で600名に当たる。
- 2008年9月 - 2010年8月 - 「魔法缶」と「冒険缶」のプレゼントが始まる。
- 2010年9月 - 「宇宙缶」のプレゼントが始まる。
- 2011年9月 - 「地球缶」のプレゼントが始まる。(「宇宙缶」も継続)
- 2012年9月 - 「新キョロ缶」のプレゼントが始まる。
- 2013年9月 - 「キョロちゃんズ缶」のプレゼントが始まる。