三菱ふそうトラック・バス

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テンプレート:Redirect テンプレート:Infobox 三菱ふそうトラック・バス株式会社(みつびしふそうトラック・バス、英名: Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corporation)は、商用車トラックバス等)および産業用エンジンの製造会社。ドイツの自動車会社ダイムラー連結子会社である。プレスリリースや経済誌などでは「MFTBC」の略称も用いられている。国内トラック販売シェアは第三位(2011年)。

会社概要

ドイツのダイムラーグループの傘下である。海外での販売比率は高く、ダイムラーグループの中で三菱ふそうは現在、主にアジアを中心としたブランドとしてのポジションにある。2003年1月三菱自動車工業からの分離・独立により発足した。また三菱グループ各社とも資本関係を含めた一定の関係を維持している。

社名の由来

社名の「ふそう」は、1932年当時三菱重工業(初代)の前身である三菱造船にて大型車事業を開始したときに社内公募により決定されたもので、日本の別称「扶桑」に由来する。いすゞと並ぶ、ひらがなブランドの少数派でもある。

代表者

  • 代表取締役社長 アルバート・キルヒマン

株主構成

沿革

三菱造船

  • 1917年 - 三菱合資会社から造船業の一切を引き継いだ三菱造船が設立される。
  • 1918年 - 三菱の自動車生産の先駆けとなる「三菱A型乗用車」が誕生。
  • 1932年 - 三菱造船神戸造船所でB46型ガソリンバス完成、「ふそう」と命名。

三菱重工業(三菱日本重工業)

三菱自動車工業

三菱ふそうトラック・バス

開発・生産拠点

ファイル:EnnaKyuryo4Tagged.jpg
写真中央奥に喜連川研究所のテストコースがある。矢板市上空よりさくら市方向を望む。
小型・大型トラックは上記住所の地区(通称K1地区)、中型トラックは同区西加瀬地区(通称K2地区)にて製造されている。尚K2地区は荏原製作所川崎工場であった。

開発・生産拠点(グループ会社)

子会社

三菱ふそうバス製造株式会社

(本社:富山県富山市婦中町道場)

  • 大型バス製造
ふそうテクニカルサービス株式会社

(本社:神奈川県川崎市中原区)

  • 三菱ふそう生産技術・ラインメンテナンス関連業務請負
  • 三菱自動車・三菱ふそう社内のインハウス旅行代理業
  • 不動産仲介業 その他

現在、三菱ふそう生産技術・ラインメンテナンス関連業務請負部門は、三菱ふそうトラック・バス株式会社本体に人員とも吸収されている。

株式会社ふそうテック

(本社:神奈川県愛甲郡愛川町)

  • トラック・バス特装事業
  • オプション事業
  • 試作事業
株式会社パブコ

(本社:神奈川県海老名市

  • トラック荷台製造
  • 三菱ふそうトラックのキャビン周りアフターパーツ供給
Mitsubishi Fuso Truck Europe

(本社:ポルトガル

  • 欧州向け小型トラック(キャンター)を製造する欧州中核拠点
Mitsubishi Fuso Truck Thailand

(本社:タイバンコク

  • アジア向け小型トラック(キャンター)を製造するアジア中核拠点

現行車種一覧

トラック

ファイル:Supergreat-FS.jpg
ふそう陸送 スーパーグレートFS

バス

ファイル:Abashiri bus Ki230A 1121.JPG
網走バス エアロクィーン(ハイウェイライナー)
ファイル:KC-MP717M-Kanachu-i-25-1.jpg
神奈川中央交通 エアロスター
ファイル:Arita Railway Bus.jpg
有田鉄道 ローザ

2007年からUDトラックス(旧・日産ディーゼル工業、以下UD)とバス製造事業において業務提携を行い、両社間で部品単位や完成品単位でのOEM供給が行われた。さらに2009年8月よりUDとバス事業の統合に向け協議が進められていたが、その間にUD側で製造してきた西日本車体工業が2010年8月をもってバス製造事業を終えたため、2010年9月以降UDのバスは三菱ふそうからのOEM車種のみになった。さらに、同年10月29日に統合に関する協議を打ち切り、これまで通り三菱ふそうでの事業続行とUDへのOEM供給の終了が発表された[3][4]。UD側は2012年に国内でのバス事業を終了した。

産業用エンジン

  • Mシリーズ(排気量2.8〜7.5L、4・6気筒)
  • D3シリーズ(排気量3.6〜5.9L、4・6気筒)
  • D1シリーズ(排気量7.5L、6気筒)
  • D2シリーズ(排気量11.9L、6気筒)
  • DCシリーズ(排気量16L、8気筒)

絶版車種一覧

生産年次順に記載。

トラック

バス

ファイル:Keiseibus 5361.jpg
京成バス エアロバス
ファイル:JRshikokubus 203.jpg
JR四国バス エアロキング

特記がない限り、路線バス・観光バス双方の製造。

その他

販売会社

連結統合

  • 2006年3月1日付で、ふそう系販売会社36社のうち連結子会社販売会社である26社を統合して「26の会社」という扱いから「26の部門」という扱いになった。これによりふそう系販売会社は地域販売部門26部門と、地元資本会社10社の2つのグループに大別されるようになった(地元資本会社10社の内、函館ふそう、神奈川ふそう、岡山ふそうの3社は三菱ふそうトラック・バス株式会社の持分法適用会社である)。
統合された26社は三菱ふそうトラック・バス株式会社本社の国内販売本部長直下の組織とされ、名称は「三菱ふそうトラック・バス ○○ふそう」に統一変更された(○○には旧社名の頭文字に含まれていた地域名が入る)。
  • 2007年8月1日付で更に組織改編が行われ、地域販売部門は26から11に集約された(地元資本会社10社との関係は従来通り)。

販売会社一覧

  • 三菱ふそうトラック・バス
    • 北海道ふそう (札幌・旭川・室蘭・釧路・帯広・北見)
    • 東北ふそう (宮城・仙台・福島・いわき・会津(旧宮城ふそう・福島ふそう))
    • 北関東ふそう (水戸・土浦・つくば・宇都宮・とちぎ・那須・群馬(旧茨城ふそう、栃木ふそう、群馬ふそう))
    • 南関東ふそう (浦和・所沢・深谷・春日部・川越・北本・栗橋・秩父・千葉・習志野・袖ヶ浦・野田・成田・品川・練馬・足立・八王子・多摩(旧埼玉ふそう、千葉ふそう、東京ふそう))
    • 甲信ふそう (山梨・長野・松本・諏訪(旧山梨ふそう、長野ふそう))
    • 東海ふそう (静岡・浜松・沼津・伊豆・岐阜・名古屋・尾張小牧・三河・豊田・岡崎・三重・鈴鹿(旧静岡ふそう、名古屋ふそう、三重ふそう))
    • 北陸ふそう (富山・石川・福井(旧富山ふそう、石川ふそう、福井ふそう))
    • 近畿ふそう (滋賀・京都・大阪・なにわ・和泉・堺・奈良・神戸・姫路(旧京滋ふそう、大阪ふそう、兵庫ふそう))
    • 中国ふそう (広島・福山・鳥取・島根・福山・山口・下関(旧広島ふそう、山陰ふそう、山口ふそう))
    • 西四国ふそう (愛媛・高知(旧愛媛ふそう、高知ふそう))
    • 九州ふそう (福岡・北九州・久留米・筑豊・佐賀・大分・長崎・佐世保・熊本・宮崎・鹿児島(旧九州ふそう、長崎ふそう、熊本ふそう、南九州ふそう))
  • 函館三菱ふそう自動車販売(函館)
  • 青森三菱ふそう自動車販売(青森・八戸・弘前・十和田・五所川原・むつ)
  • 岩手三菱ふそう自動車販売(盛岡・盛岡南・花北・水沢・一関・県北・久慈・宮古・釜石・大船渡)
  • 太平興業(秋田・能代・横手・大館・由利・山形・米沢・鶴岡・荘内・新庄・寒河江・新潟・長岡・三条・新発田・上越・佐渡・魚沼):本社は東京都千代田区丸の内

大型自動車の独立資本系販売会社としては日本最大である。

かつてはふそう系販売会社でメルセデス・ベンツトラック、及びトランスポーターを販売していた。現在ではサービス(修理・整備・部品販売)を受け付けている。

テレビ提供番組

ラジオ提供番組

※スポンサー降板した番組、三菱自動車工業が「三菱ふそう」ブランドで提供していた番組(●印)を含む。

関連項目

注釈

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外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:三菱ふそうトラック・バス製のバス車両 テンプレート:三菱グループ

テンプレート:自動車
  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web
  3. 3.0 3.1 テンプレート:Cite web
  4. 4.0 4.1 テンプレート:Cite web
  5. プレスリリース 増資の実施について
  6. 三菱ふそうと日産、OEM 供給で基本合意 - 三菱ふそうトラック・バス ニュースリリース(2012年6月29日)
  7. テンプレート:Cite web