久光製薬

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テンプレート:Infobox 久光製薬株式会社(ひさみつせいやく、テンプレート:Lang-en-short)は 佐賀県鳥栖市に本社を置く日本の医薬品メーカーである。消炎鎮痛剤のロングセラーとして有名な「サロンパス」でその名を知られている。

概要

創業者の久光仁平1847年弘化4年)に同社の前身となる「小松屋」を創業。当時は「奇神丹」などの丸薬を製造していたが、1934年(昭和9年)に今日まで同社の主力製品となる「サロンパス」を発売。これがロングセラーとなったことで同社の基礎を固めると共に、1965年(昭和40年)に現社名に改称する。その後も「エアーサロンパス」、「サロンシップ」 、「サロンパス-ハイ」などの製品を次々と送り出す一方で、「モーラス」 / 「モーラステープ」ほか、医療機関用(処方せん医薬品)消炎剤にも進出しており、2005年(平成17年)にはエスエス製薬の医療用医薬品事業を譲受する。エスエス製薬の医療用医薬品は湿布薬などの外用消炎鎮痛薬が主流で、当社の得意分野を譲受したともいえる。

製品開発・生産については佐賀県鳥栖市に所在する本社(その他栃木県宇都宮市にも工場が存在する)でおこなわれているが、営業、宣伝、マーケティングなどその他一連の業務については、東京都千代田区に所在する東京本社でおこなわれている。

沿革

  • 1847年 - 小松屋として創業。
  • 1871年 - 小松屋から久光常英堂と改称。
  • 1903年(明治36年)12月 - 久光兄弟合名会社を設立。
  • 1934年(昭和9年) - 鎮痛消炎プラスター剤「サロンパス」発売。
  • 1944年(昭和19年)5月 - 久光兄弟合名会社が中心となり、統制会社「三養基製薬株式会社」を設立。
  • 1948年(昭和23年)2月 - 田代鉱機工業株式会社を設立。
  • 1951年(昭和26年)2月 - 久光兄弟合名会社・三養基製薬株式会社・田代鉱機工業株式会社の3社が合併し、久光兄弟株式会社となる。中冨正義が社長に就任。
  • 1962年(昭和37年) - 東京証券取引所2部・福岡証券取引所上場。
  • 1963年(昭和38年) - スプレー式鎮痛消炎剤「エアーサロンパス」発売。
  • 1964年(昭和39年) - 大阪証券取引所2部上場。
  • 1965年(昭和40年)4月 - 社名を久光製薬株式会社に変更。
  • 1971年(昭和46年) - 鎮痛消炎シップ剤「サロンシップ」発売。
  • 1972年(昭和47年) - 名古屋証券取引所2部上場。
  • 1973年(昭和48年) - 東京証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所各1部指定替え。
  • 1982年(昭和57年) - 鎮痛消炎プラスター剤「サロンパス-ハイ」発売。
  • 1986年(昭和61年) - 鎮痛消炎プラスター剤「サロンパス30(サーティ)」発売。
  • 1987年(昭和62年) - 「のびのびサロンシップ」発売。
  • 1988年(昭和63年) - 「モーラス【医療用医薬品】」発売。
  • 1991年(平成3年) - 「エアーサロンパスEX」発売。
  • 1993年(平成5年) - 「サロンシップ温熱用具 直貼」発売。
  • 1994年(平成6年) - 「久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント」開催、ロゴマーク変更。
  • 1995年(平成7年) - 「モーラステープ【医療用医薬品】」発売。
  • 1997年(平成9年) - 「サロンパスA(1985年発売)」の処方改良版である「サロンパスAe」発売。
  • 1998年(平成10年) - 無臭性の鎮痛消炎パップ剤「のびのびサロンシップα」及び鎮痛消炎プラスター「ら・サロンパス」発売。「ライフセラ」を立ち上げ、スキンケア事業に進出。
  • 2001年(平成13年) - 丸東産業と資本提携、傘下に収める。
  • 2003年(平成15年)
    • 1月 - 水虫薬「ブテナロック」発売。
    • 6月 - 現在のロゴマーク変更。
    • 8月 - フェルビナク配合テープ剤「フェイタス」発売。
  • 2004年(平成16年) - 「久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント」の冠スポンサーから撤退。2005年(平成17年)以降は他のスポンサーの参加により継続。
  • 2005年(平成17年)
    • 4月 - エスエス製薬の医療用医薬品事業を譲受(エスエス製薬は完全子会社で休眠会社となっていた株式会社バイオメディクスへ医療用医薬品事業を分割譲渡。当社はバイオメディクスの株式をエスエス製薬から取得し事業を譲受。バイオメディクスは同日付で久光メディカル株式会社に商号変更)。
    • 5月 - 「サロンパスワールドレディースゴルフトーナメント」開催(現在は「LPGAツアー ワールドレディースチャンピオンシップ サロンパスカップ」の名称変更の上継続中)。
    • 12月 - 日本初となる映画館ネーミングライツを取得。「丸の内ルーブル」を「サロンパスルーブル丸の内」に改称する。
  • 2006年(平成18年)
    • 2月 - 「Hisamitsu健康通販」ブランドで健康食品等の通信販売事業を開始。
    • 3月 - 「のびのびサロンシップ(1987年発売)」の改良版である「のびのびサロンシップs」発売。
    • 5月 - 連結子会社のジェノファンクションの株式を株式会社RNAiへ譲渡。
    • 10月 - 高カロリー輸液用混合ビタミン剤「M.V.I.」の事業をアイロム製薬へ譲渡。
  • 2007年(平成19年)4月 - 子会社の久光メディカルを吸収合併。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月 - 「ブテナロック」にかゆみどめ成分などを配合した処方強化版「ブテナロックV」発売。
    • 5月 - フェルビナク配合のスプレー式鎮痛消炎剤「エアーサロンパスDX」発売。
    • 11月 - インドメタシン配合の鎮痛消炎プラスター「サロンパスEX」発売。
    • 12月 - 目薬「眼涼(がんりょう)」シリーズでは初の涙液型目薬「眼涼潤(がんりょうじゅん)」発売。
  • 2009年(平成21年)
    • 7月 - 血中高コレステロール改善薬「コレストン」発売。
    • 8月 - 「フェイタス」の姉妹ブランドとして、ジクロフェナクナトリウムを配合した新シリーズ「フェイタスZ」を発売。
  • 2010年(平成22年)7月 - 大阪証券取引所上場廃止。
  • 2012年(平成24年)
    • 1月 - 祐徳薬品工業との資本業務提携を発表し、同社の発行済み株式の15%を取得[1]
    • 7月 - サノフィ・アベンティス株式会社(現・サノフィ株式会社)との合弁で、一般用医薬品(アレルギー関連治療薬)のマーケティングを目的とする久光-サノフィ株式会社を設立。
    • 11月 - 日本で初めてフェキソフェナジン塩酸塩をスイッチOTC化したアレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」を発売。
  • 2013年

ロゴマークについて

「Hisamitsu」のロゴマークは1989年から制定されており、これまでに過去2回変更されている。また、3代目ロゴマークからは従来ロゴの下にあった「久光製薬」の表記がテレビCMのサウンドロゴを含めてなくなり、ロゴマークのみとなった(パッケージへの表記については、2代目に変更された時から一部ではあったが「久光製薬」の表記はなくなっていた)。

  • 初代(1989年~1994年):「HISAMITSU」と大文字で表記し、"H"の横棒は緑の四角であった。
  • 2代目(1994年~2003年5月):「Hisamitsu」に変更し、斜体文字となる。また、"H"の横棒は3段ステップとなった。[2]
  • 3代目(2003年6月~):安定感を表すため太めのフォントに変更し、"H"の横棒は「無限の可能性」を追い求めるという意味を込め、無限大(∞)をモチーフとしたものとなる。

なお、小松屋の小がデザインされた社章は現在でも引き続き使用されている。

スポーツ協賛活動

TVCM出演者

現在

過去

※ファッション雑誌「AneCan」とのコラボ企画。放映は関東・中部・関西地区のTBS系列局限定

主な商品

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関連企業

スポンサー番組

現在
過去

関連項目

脚注

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外部リンク

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  1. テンプレート:PDFlink - 久光製薬株式会社 ニュースリリース 2012年1月17日(2012年5月4日閲覧)
  2. この他同社のロゴマークを擁したネオンサイン1990年代中期から、今日まで渋谷に設置している。2003年(平成15年)以降は同社のロゴマークも変更されている。