高野山駅
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高野山駅(こうやさんえき)は、和歌山県伊都郡高野町にある、南海鋼索線の駅。駅の標高は867m。
駅構造
頭端式2面1線の階段状のホームである。駅舎は1928年(昭和3年)完成の木造2階建て。洋風建築を基調とする外観で、高野山の玄関駅らしい寺院風の宝形造の屋根を持つ。1階がコンコース、2階が待合室である。待合室には展望室があり、また高野線の歴代車両の写真などが飾られている。この駅舎は2005年(平成17年)に南海電気鉄道鋼索線高野山駅駅舎として国の登録有形文化財に登録された。
2つのホームは、乗車用と降車用に分かれており、それに対応して、改札口も入口と出口が別になっている。
(左側) | テンプレート:Color鋼索線 | 極楽橋行き(高野線連絡 橋本・なんば方面) |
---|---|---|
(右側) | 降車専用 |
日・時間帯によっては前者のホームを乗車・降車兼用として使うこともあり、さらに車内保温のためにケーブルカー山上側の一番前の扉だけを開放することもある。
自動券売機はなく、窓口で乗車券を購入する。向かって左側に乗車券・特急券窓口、右側が「天空」指定券引き換え・当日券発売窓口となっている。
利用状況
2012年度の一日平均乗降人員は1,688人[1]で、南海の駅(100駅)では69位[1]である。
各年度の1日平均乗降人員数は下表のとおり。
年度 | 乗降人員 | 順位 | 出典 |
---|---|---|---|
1980年(昭和55年) | 3,087 | - | [2] |
1985年(昭和60年) | 2,851 | - | [2] |
1990年(平成 2年) | 2,697 | - | [2] |
1995年(平成 7年) | 2,543 | - | [2] |
2000年(平成12年) | 1,924 | - | [2] |
2001年(平成13年) | 1,861 | - | [2] |
2002年(平成14年) | 1,751 | - | [2] |
2003年(平成15年) | 1,677 | - | [2] |
2004年(平成16年) | 1,884 | 70位 | [2] |
2005年(平成17年) | 1,775 | - | [2] |
2006年(平成18年) | 1,645 | - | [2] |
2007年(平成19年) | 1,611 | - | [2] |
2008年(平成20年) | 1,688 | - | [2] |
2009年(平成21年) | 1,982 | - | [2] |
2010年(平成22年) | 2,193 | - | [2] |
2011年(平成23年) | 1,555 | 70位 | [1] |
駅周辺
駅前に、奥の院など高野町中心部へ向かう南海りんかんバスのバス停がある。それ以外の施設はみやげ物店兼食堂一軒とコインロッカーのみであり、高野山へのバス連絡所という意味合いが強い。バス停では、バス一日乗り放題のチケットも売られている。
- Koyasan Station02n3200.jpg
駅前広場。バス駐車場となっている。
- NankaiRinkanBus-Koyasan-Bus station.jpg
バスきっぷうりば
- NankaiRinkanBus-Koyasan-Bus station rotary.jpg
駅前バスロータリー
- NankaiRinkanBus-exclusive road entrance.jpg
専用道の入り口
その他の特徴
- 駅から高野山中心部へ直接向かう道路は、女人堂の手前(和歌山県道118号高野橋本線交点)まで南海りんかんバス私有の専用道となっており、一般車両や歩行者の通行は禁止されている。この専用道は1933年(昭和8年)6月に、南海りんかんバス高野山上路線の前身である高野山自動車が開設したものである。この駅に一般車両が向かう場合は、大門方面からの国道480号および町道(町道大門高野山駅線。この道も1934年4月に同じく南海りんかんバスの前身のもう一社である高野山大門自動車が開設したもの)を利用する。徒歩で高野山中心部に向かう場合は、極楽橋駅から女人堂方面への登山道(和歌山県道118号高野橋本線)を使用するコース、高野山駅から先述の町道・国道480号を通り、大門を経由するコースとなる。
- ケーブルカーに定員を遥かに超える乗客が押し寄せ、いわゆる「積み残し」が発生した場合、約7分後に臨時便が運行される。
- 2009年(平成21年)3月[3]に、降車側のホーム山下寄りに、ケーブルカーのみの駅としては日本初の事例となるエレベーターが新設され、コンコースを結ぶ連絡通路も新設された。日本のケーブルカーのみの駅でエレベーターがあるのは、当駅のみである。
歴史
- 1930年(昭和5年)6月29日 - 高野山電気鉄道鋼索線開通と同時に開業。
- 1947年(昭和22年)3月15日 - 社名変更により、南海電気鉄道の駅となる。
- 2000年(平成12年)10月 - 駅業務を子会社の南海ビルサービスに委託。
その他
隣の駅
- 南海電気鉄道
- テンプレート:Color鋼索線(高野山ケーブル)
- 極楽橋駅 (NK86) - 高野山駅 (NK87)
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 高野線・乗降人員 - 南海アド
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 テンプレート:PDFlink - 和歌山県
- ↑ 南海電鉄 高野線 こうや花鉄道 天空|こうや花鉄道プロジェクト/これまで実施したプロジェクト南海高野ほっと・ねっと内