首都圏ネットワーク

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組首都圏ネットワーク』(しゅとけんネットワーク、SHUTOKEN-NETWORK)は、茨城県を除く関東地方NHK総合テレビジョンで祝日を除く月曜〜金曜の夕方に放送されているローカルニュース・情報番組1997年4月1日放送開始。

キャッチコピーは「こころ発信 東京の粋 首都圏のいまを 伝えます」(2012年度〜2013年度は「伝わる、つながる。首都圏の1日が、すべてわかる。」、2011年度は「フレッシュ!首都圏 安心届けます」)。

概要

NHK首都圏放送センター制作で、茨城県を除く1都5県で放送されている。かつては茨城県でも放送されていたが、デジタル放送県域化に伴い水戸放送局のこの時間帯は独自番組に完全移行した。なお、アナログ放送では民放と同じ関東広域圏での放送が維持されアナログ放送終了までは県内全域で視聴可能だった。2004年10月末までは日本国外向けのNHKワールドTVでも放送されていた(2011年4月4日~8日はNHKワールド・プレミアムでも同時放送。ただし、スクランブル配信で、全国の気象情報終了で途中飛び降りとなった)。なお、18:52 - 18:54(以下全て日本時間)の全国の気象情報は一部の地域でもネット放送されている。

民放キー局各局は現在夕方ニュース枠のローカルパートに特集や芸能ニュース、スポーツニュース(一部系列局でも放送)を放送し、ローカルニュースを事実上放送していないが、この番組は関東広域圏のニュースと報道特集に特化していることが特徴であり、番組開始当初から視聴率は8%前後と安定しており、時間帯視聴率1位を記録することが多い。しかし、17時台を内包した2003年度から『FNNスーパーニュース』(フジテレビ)に1位を奪われることが度々おきている。ところが2010年度以降『スーパーニュース』の視聴率はここ最近7%前後に低下しており再び時間帯トップになることが多い。

2008年まで、毎年最終日は「首都圏ハイライト(西暦)」と題して、この1年間に起きた事件や話題を振り返っていた。放送時間が拡大され、ゲストにコメンテーターも登場した。2009年からは年内最後の放送日に1コーナーとして振り返っている。

2012年度からは、『ほっとイブニング』(名古屋放送局制作)のように18:40に分岐点が設けられ、宇都宮放送局(栃木県)と前橋放送局(群馬県)は県域番組に移行する(マルチ編成なし)。ただし、前出2局は2012年4月現在、首都圏放送センターのものと同一の識別ID[1]で放送を行っているため、受信機に県内の送信所の電波が登録されている場合は自動で県域番組に差し替わるが、例えば県南地域など東京タワーの電波が登録されている場合は差し替わらず、引き続き東京からの番組を視聴することとなる。

2012年9月18日よりリアルタイム字幕放送を実施している。NHKの地域ニュース番組におけるリアルタイム字幕放送は「首都圏ニュース845」とともに初のケースとなった。[2]

18時台

放送時間

  • 18:10 - 18:52(EPG上の放送時間・18:52〜19:00は気象情報[3]

備考

  • 1998年度~2001年度は18:00開始で18:02 - 18:10に「NHKニュース」を放送。
  • 2010年2月15~26日は「バンクーバーオリンピック・ベストセレクション」を放送のため休止し、18:40 から(18:52~気象情報)「首都圏ニュース」を放送した(他の地域も同様にローカルワイドニュースは休止し、18:40からローカルニュースと天気予報を放送)。
  • 2011年3月14日からは東日本大震災に伴いNHKの番組編成が大幅に変更されたため、「首都圏ネットワーク」としては4月1日まで休止した。ただし、3月22日からは本番組のキャスターによる「首都圏震災ニュース」が17時台に放送されていた。
  • 2011年4月1日から6月10日まで、18時台前半は「震災に負けない ゆうどきネットワーク」が放送されていたため、本番組は18:30からのスタートだった。そして、6月13日からはタイトルロゴ・テーマ・セットが全て一新された上で久々に18時10分スタートに戻った。
  • 2011年7月22日をもって水戸局のアナログ放送での放送が終了となり、茨城県内では栃木県・埼玉県の県境に近い地域と南部の地域(主に東京タワーや隣接する栃木県・埼玉県・千葉県内のいずれかの中継局が受信可能な地域)を除きこの番組の視聴ができなくなった。
  • 2012年12月28日、2013年12月27日は宇都宮局・前橋局で全編を県域番組に差し替えるため休止[4]
  • 2014年2月10日、17日は本来は「ソチオリンピック・ベストセレクション」のため休止だったが、10日は東京都知事選挙関連ニュースを放送したため宇都宮・前橋を含め18:10〜18:53まで本番組として放送[5]した(水戸を含めた他の地域はローカルワイドニュースを休止、18:45からローカルニュースと天気予報を放送)。17日は関東甲信の大雪関連ニュースを放送したため、甲府長野を含めて本番組を放送した[6](水戸・新潟を含めた他の地域は10日と同じ対応)。

主なコーナー (2012年4月2日現在)

  • ニュース
  • シリーズ企画
  • 18:30頃/首都圏の気象情報
  • ニュースフラッシュ
  • 曜日特集
    • すてき!ひと探訪(金曜日
    • 文化流行最前線(火曜日)※ニュース番組の1コーナーではあるが、キャスターとリポーターが、テーマについて小芝居を繰り広げ、取材VTRを紹介する(小芝居なしで普通に紹介する場合もある)
  • みんなのビデオ(週に1〜2回)
  • 18:40/分岐点
※これは2012年度から設けられたもので、『栃木県』と『群馬県』。更に埼玉県の一部[7]で栃木県と群馬県内向けの県域番組に移行する。
  • 18:40/行ってみよう 行ってみたい(金曜日)
  • 18:52/全国の気象情報
※全国ネット(北海道ブロック仙台局盛岡局、東海3局(名古屋局津局岐阜局)、福井局大阪局奈良局[月・金のみ]、和歌山局大津局広島局松江局鳥取局松山局福岡局熊本局鹿児島局沖縄局除く)のため、正午前および土日祝早朝・夕方の「気象情報」と同様のオープニングが流れる。放送されない地域でもNHKオンラインの「NHKニュース:気象災害情報」のページから当日放送分を動画で視聴することができる(土日祝も含む)。2003年10月から、男性メインキャスターも登場し気象予報士とのかけあいを行っていたが、2007年10月から再び気象予報士のみの出演になった。2011年4月から、タイトルロゴの入り方が変更され、5月から、関東地方の天気から全国の天気という形に変わった。また全国の天気に変わった時期は2005年以来で一部の画像も変更されている。
  • 18:54/首都圏(群馬・栃木・茨城)の気象情報
※2007年10月以降も、男性メインキャスターと気象予報士とのかけあいは続行。
  • 18:58頃/エンディング
終了したコーナー
  • 首都圏リレー
  • けいざい産直便
  • 夢をかなえるために
  • 夢かがやく
  • しゅとけん元気印
  • 首都圏 災害に備える
  • 安心・安全
  • くらしプラス
  • きらり!この人

出演者

期間 キャスター 気象情報
月 - 水 木・金
1997.4.1 1998.3.27 平石富男1 杉浦圭子1 田口晶彦
1998.3.30 2000.3.24 桜井洋子 岡野暁 田口晶彦3 高田斉3
2000.3.27 2001.3.29 伊藤雄彦 平井信行2
2001.4.2 2003.3.28 内多勝康2 滝島雅子
2003.3.31 2004.3.26 石井麻由子 岩田総司2
期間 キャスター 気象情報
18:30頃 18:52頃
2004.3.29 2006.3.31 真下貴2 與芝由三栄 関嶋梢4・5 平井信行2・5・6
2006.4.3 2007.3.30 宮﨑浩輔2 内藤裕子
2007.4.2 2008.3.28 池田達郎2・7
2008.3.31 2010.3.26 鈴木奈穂子8
2010.3.29 2011.3.11 上條倫子8
2011.4.4 2012.3.30 加藤祐子4
2012.4.2 2013.3.29 村竹勝司7 片山千恵子8
2013.4.1 2014.3.28 関口奈美
2014.3.31 現在 橋本奈穂子 田中洋行

  • 平石のみ記者。それ以外は全員NHKアナウンサー(担当当時)もしくは気象予報士
  • 女性キャスターのうち、桜井・橋本はメイン格での出演。

リポーター

  • 柴崎行雄
  • 吉田浩
  • 寺澤敏行(2014年度〜)
  • 長野亮(2014年度〜)
    • リポーター以外に、全国のニュース・気象情報、月曜〜金曜(祝日を除く)の正午の関東ローカル、午後3時台のニュース・気象情報の関東甲信越ローカルニュースも不定期(長野は平日5:50-9:50のNHK BSニュースNHK BS1>もレギュラー出演)で担当する。

出演者不在時の代役

  • 鈴木奈穂子
  • 関嶋梢・加藤祐子・関口奈美
    • 平井信行
  • 関口奈美
    • 加藤祐子

17時台

2003年4月から『首都圏いきいきワイド』をリニューアル、17時台も『首都圏ネットワーク』として放送していた。

初年度はニュースセンターからのニュースに時間を大きく割き、17:25頃にNHKスタジオパークからの公開放送に接続する構成だったが、翌年度からは「首都圏いきいきワイド」同様にスタジオパークからの放送が主になった。2006年4月から「ゆうどきネットワーク」を放送するため、2006年3月10日をもって打ち切りとなった。

放送時間

平日 17:10 - 18:00
  • 大相撲中継放送時は休止。
  • 選挙期間中は政見放送を行うため短縮された。
  • 現在同様祝日は放送がなかった。

主なコーナー

「首都圏いきいきワイド」時代から内容に変化はあまり見られなかった。

  • ゆうどきLIVE
  • 日替わり企画
  • 首都圏まるごと一週間
  • いいとこみつけた
  • 気象情報 など

出演者

年度 キャスター 気象予報士
2003 真下貴、與芝由三栄 中村次郎
2004 山本志保、宮崎浩輔 関嶋梢
2005
  • 山本は12:15 - 12:20の首都圏ローカルニュースを兼務。
  • 関嶋は『お元気ですか日本列島』の気象情報を兼務。

タイトルロゴ

  • 初代:1997年4月 - 2003年3月
    銀の淵にレインボー色。
  • 2代目:2003年4月 - 2007年3月
    2004年4月 - 2006年3月の17時台と18時台とでは色が異なる。17時台は丸い外枠と英語表記が青で、日本語表記が虹色のものを使用。アナウンスルームトップの「アナウンサーが担当するおすすめ番組」では未だにこのロゴのままである。
  • 3代目:2007年4月 - 2011年6月10日
    2代目をベースに、外枠を無くし色は青となっている。
  • 4代目:2011年6月13日 - 2012年3月30日
    ロゴをモデルチェンジ。黒文字で首都圏、灰色文字でネットワーク。右端にはSのカットが入った緑のブロックがある。
    緑のブロックが入るニュース項目のヘッダ表示は本番組の他、正午のニュースと土日20:45からのニュースの首都圏ローカル枠でも使用されている(右端にSのカットがない以外は同じフォーマット)。
  • 5代目:2012年4月2日 -  2014年3月31日
    マイナーチェンジ。黒文字で首都圏、灰色文字でネットワーク。右端のS字カットのブロックは緑字から橙と紫ブロックに変わる。(20:45からの首都圏ニュース845でも使用されている。)
  • 6代目:2014年4月1日 - 現在
    マイナーチェンジ。深緑で首都圏、薄緑色文字でネットワーク。右端のS字カットの緑、黄緑のブロックになった。

テーマ曲

  • 初代:1997年4月 - 1999年3月/作曲:斉藤恒芳
  • 2代目:1999年4月 - 2001年3月
  • 3代目:2001年4月 - 2003年3月
  • 4代目:2003年4月 - 2007年3月
  • 5代目:2007年4月 - 2008年3月
  • 6代目:2008年4月 - 2011年6月10日/作曲:高田耕至(作曲家・音楽プロデューサー)
  • 7代目:2011年6月13日 -2014年3月
  • 8代目:2014年4月 - 現在

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:前後番組

テンプレート:NHKの他の放送局の夕方ニュース番組

  1. 前橋局は2012年10月27日午前0時をもって、リモコンの識別IDを『NHK総合・東京』から『NHK総合・前橋』に変更。宇都宮局も2012年12月1日午前0時にリモコンの識別IDを『NHK総合・東京』から『NHK総合・宇都宮』に変更する予定だったが、同年12月16日執行の第46回衆議院議員総選挙の影響で2013年1月26日午前0時に延期となった。
  2. NHKの地域ニュース番組におけるリアルタイム字幕放送はその後、首都圏以外の地域でも2013年4月以降順次開始し、2014年1月時点では仙台・名古屋・大阪・福岡の各局において実施されている。
  3. 但し、18:58.55前には「首都圏ネットワーク 終/製作・著作 NHK」と製作クレジットが表示される。
  4. 但し、宇都宮局は2013年3月11日にも同様の対応を行った
  5. 宇都宮・前橋は気象情報の後半部分のみ差し替えた。
  6. 但し、甲府は18:30以降、宇都宮は18:45以降はそれぞれ県内向けのニュースを放送した
  7. 県北部地域(上里・本庄・深谷・熊谷)及び県利根地域(行田・羽生・加須・久喜・幸手)の一部では群馬県内向けの県域放送(18:40~19:00)を実施。ただし以前からある児玉テレビ中継局に加えて本庄テレビ中継局・東京スカイツリーの開局によってNHK東京総合(関東地方向け放送)の視聴環境は改善された。参考リンク