赤間駅

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テンプレート:駅情報 赤間駅(あかまえき)は、福岡県宗像市赤間駅前一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線小倉駅博多駅のほぼ中間に位置するである。 福岡市及び北九州市に通う通勤・通学者にとってベッドタウンの最寄り駅である東郷駅と共に宗像市の中心的な駅であることから、快速や特急「きらめき」の停車駅だが、「ソニック」などの日豊本線乗り入れ特急列車は、朝晩を中心に一部の列車のみ停車する。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅橋上駅舎を備える。出入り口は北口・南口の2ヶ所、改札口は中央に1ヶ所。駅舎内にはコンビニやパン屋があり、日用品に関しては駅構内で調達できる。コンビニ設置の際に駅本屋の増床もされ、改築直後の2倍程の面積になった。

以前は北側より対向式1番のりば、島式2番・3番のりば、対向式4番のりばの構造で、1番のりばが上り本線、3番のりばが下り本線であったが、1988年(昭和63年)3月13日付ダイヤ改正で快速・普通列車の緩急結合が当駅に集約されてホーム構造を変更。1番のりばがあった対向式ホームを島式に改修して新1番のりばを新設、北側から順に改称。対向式ホーム5番のりば(旧4番のりば)は不使用となった。今は線路・架線が撤去されホームのみ残る。2004年(平成16年)のダイヤ改正で赤間駅発着の普通列車が設定されるも5番のりばは再利用はせず、構内より西側に留置線を設置した。

直営駅で、みどりの窓口自動改札機自動精算機が設置されている。トイレは改札内に1つ(改札口より入場して右手)、南口階段下に1ヶ所(身障者用トイレ有り)、北口階段下に1ヶ所(身障者用トイレ有り)。南・北口のトイレは自由に利用可能。改札出てのエレベーターは北口南口ともに完備されており、改札内も全ホーム対応。

のりば

1・2 テンプレート:Color鹿児島本線(上り) 小倉門司港方面
3・4 テンプレート:Color鹿児島本線(下り) 香椎博多方面
  • 南・北口と改札フロアを結ぶエレベーターが設置されている。改札フロアとホームを結ぶエレベーターも1基ずつ設置されている(東郷駅(下り、博多方面)側に設置)。
  • 南・北口と改札フロアを結ぶエスカレーター有り、階段も併設。改札フロアとホームを結ぶエスカレーターも1本ずつ設置されている(東郷駅側(下り、博多方面)は昇降ともエスカレーターのみ、教育大前駅(上り、小倉方面)側が階段)。
  • 駅構内にはファミリーマート[1]赤間駅店、東筑軒が運営する駅うどんトランドール(パン屋)がある。

駅弁

東筑軒がうどん店で駅弁も販売しておりかしわめし弁当鯖棒寿司を扱っている[2]

利用状況

2012年度の1日平均乗車人員は9,296人である。 宗像市内のみならず、宮若市芦屋町岡垣町西部・北部などの既存鉄道の利用が不便な地域からも住民が利用する。 (カッコ内はJR九州の駅別乗車人員の順位。)

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000年 10,736
2001年 10,586
2002年 10,423
2003年 10,326(13位)
2004年 10,121
2005年 9,918
2006年 9,620
2007年 9,488
2008年 9,360
2009年 9,152(14位)
2010年 9,154
2011年 9,283(14位)
2012年 9,296(15位)

駅周辺

宗像市の中央部に位置しており周辺は商店街および住宅地となっている。北口周辺の区画整理事業に伴う北口広場の完成により設置されたロータリーの周囲に、居酒屋などの飲食店や歯科医院、美容室などが多く、県道69号線に沿って旧来の商店、住宅、マンションが多い。北口広場では夏と冬に祭りが開催されている。 南口は飲食店や不動産業、医療機関が入っているマンションが多い。近くを流れる釣川により市街地が分断されているものの、ゆめタウンや自由ヶ丘方面へ徒歩で移動する者も多い。

北口

以下はバス等の交通機関による連絡

南口

以下はバス等の交通機関による連絡

バス路線

北口・南口それぞれにバス停があり、ともに駅舎を出てすぐのロータリーで乗降車できる。バスの時刻表は駅構内でも確認することができる。沿線の住宅地をまわる路線で通勤・通学客の利用がある。(路線は2013年4月1日現在)

北口

「赤間駅前」バス停

  • 東郷方面
    • 西鉄バス
      [ 1 ] JR東郷駅(東郷橋経由)
      [ 3 ] 鐘崎(公園通り・ネオポリス経由)
      [ 3 ] 鐘崎(ネオポリス・池野支所経由)
      [ 18 ] 東郷駅日の里口(東郷橋経由)
      [ 26A ] 天神(東郷・福間都市高速昭和通り経由)
    • ふれあいバス(コミュニティバス
      第一系統 行(朝便) 【河東・くりえいと経由、赤間駅北口行】
      第一系統 行(往路) 【サンリブ・河東経由、ゆめタウン行】
  • 赤間営業所方面
    • 西鉄バス
      [ 1 ][ 3 ][ 26 ][ 26A ][ 75 ] 赤間営業所
    • ふれあいバス
      第一系統 帰(復路) 【泉ヶ丘・三郎丸経由、西鉄赤間営業所行】

南口

「赤間駅南口」バス停

  • 西鉄バス
[ 8 ] 赤間営業所
[ 8 ] 青葉台入口(森林都市経由)
[ 8-1 ] 自由ヶ丘南西通り(森林都市経由)
[ 8-1 ] 自由ヶ丘南3丁目方面【循環】(森林都市・自由ヶ丘南西通経由、赤間駅南口行)
[ 8-2 ] 広陵台児童公園(森林都市経由)
[ 8-2 ] 日赤看護大学(森林都市・広陵台児童公園経由)
[ 8-2 ] 日赤看護大学(森林都市・広陵台中央公園経由)
[ 8-3 ] 朝野第二(自由ヶ丘七丁目経由)
[ 8-4 ] 朝野第二(バイパス経由)
  • ふれあいバス
第三系統 行(往路) 【自由ヶ丘・宗像ユリックス・青葉台 方面行き】
第三系統 帰(復路) 【ゆめタウン経由、サンリブ行】

歴史

  • 1890年明治23年)9月28日 - 九州鉄道(初代)が開設。
    • 難所である城山峠を越えるため、赤間 - 小倉間が完成するまでの約1年間終着駅であった。
    • 当初の計画では現在の教育大前駅付近に建設予定だったが、予定地が坂と谷間に位置し、当時の蒸気機関車の性能では出発が困難であることから現在の位置に開設されることとなった。そのため、赤間町赤間ではなく赤間町土穴に作られた。唐津街道の宿場町である「赤間」は、教育大前が最寄りである。
    • 明治23年9月3日の『福陵新報』によると、当時の博多 - 赤間間の駅は、博多、箱崎、香椎、古賀、福間、赤間で、ダイヤは、博多が午前6時発、午後1時54分発、赤間が午前9時発、午後5時発の2往復、所要時間は1時間11分となっている。
  • 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁が所管。
  • 1982年昭和57年)10月 - 現3代目駅本屋橋上駅に改築。
  • 1987年(昭和62年)
  • 2004年平成16年)3月13日 - ダイヤ改正及び構内改修工事により福岡都市圏の東の終着駅化し赤間 - 荒木間の普通列車が毎時1本運行開始。
  • 2009年(平成21年)
  • 2012年(平成24年)
    • 2月26日-赤間駅北口土地区画整理事業の完成。1998年に着工された整備が完成。

駅名の由来

開業時の地名(宗像郡赤間町)が由来。

古代から宗像氏が領有した地で、古くから宿場町赤間宿)として栄えた。 テンプレート:Main

隣の駅

九州旅客鉄道
鹿児島本線
テンプレート:Color快速(下記以外の列車)
折尾駅 - (ラッシュ時は海老津駅) - 赤間駅 - 東郷駅
テンプレート:Color快速(小倉 - 福間間各駅停車)・テンプレート:Color準快速・テンプレート:Color普通
教育大前駅 - 赤間駅 - 東郷駅

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:鹿児島本線 (福岡地区)
  1. 旧・生活列車am/pm
  2. 社団法人九州鉄道営業会による紹介ページ
  3. 日本経済新聞1987年2月3日西部朝刊 社会面 17ページ