江津市

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テンプレート:Infobox 江津市(ごうつし)は、島根県西部の日本海に面した。山陰地方の中で最も人口が少なく、県内で最も面積が狭い市である。

東京からの移動時間距離が全国で一番遠い都市(2007年現在)として知られており高等学校「地理A」の教科書テレビ番組でも取り上げられた[1]

江津市庁舎は建築家の吉阪隆正早稲田大学元教授の研究室が手掛けたもので、橋脚の上に橋桁のような建物が載った特徴的なデザインになっており、1961年にA棟・B棟・C棟が完成したが、築50年以上が経過しているものの無理に耐震補強を施すと現存する設計上の揺れを逃がすための構造(A棟の梁にピアノ線を張っている構造)に悪影響を及ぼす恐れがあるとも指摘されている[2]

地理

島根県西部の石見地方に位置する。中国山地山陽側から貫いて流れる数少ない河川であり、中国地方最大の河川である江の川がこの市で日本海に注ぐ。

隣接する自治体

歴史

江津は「江の川の港」を意味する地名。戦国時代以前には大陸との交易が行われ、15世紀の朝鮮の歴史書にも江津という地名が記されている。河口の西側を占める中心部の江津町は、江戸時代、三次をはじめとする上流部の産物の積み出し、あるいは塩など上流部で必要とされる物資の搬入のため江の川の舟運が盛んになったのに伴い、北前船の寄港地となり、海運業などが繁栄した。当時、石見地方は天領の石見銀山領、浜田藩領、津和野藩領に三分され、基本的には浜田藩領と石見銀山領の境界は、江の川とされたが、川の左岸でありながら江津町のみが江戸時代のほとんどを石見銀山領に属していた。そのため、石見銀山の幕府代官所の出先の口番所がおかれている。したがって、現在の市域は東半分が旧天領、西半分が旧浜田藩領となる。幕末、第二次長州征伐での浜田藩の敗退に伴い、石見銀山領および浜田藩領を長州藩が数年間支配した。その名残りとして江津町本町地区の長州藩軍政部の置かれた場所は現在”陣屋”という地名で呼ばれている。

年表

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、那賀郡郷田村・金田村が合併し江津村が発足。
  • 1905年(明治38年)5月 - 日本海海戦で被弾し、江津沖で航行不能になったロシア運輸艦「イルティッシュ号」から乗組員がボートで避難し、住民に救助された(後、捕虜に)(イルティッシュ号投降事件)。
  • 1912年(明治45年)7月1日 - 那賀郡江津村が町制を施行して、那賀郡江津町(初代)となる。
  • 大正時代以降の鉄道の開通に伴う海運業の衰退への対策として江津町では、海岸部に工場誘致を行い、町内に新日本レーヨン(株)、片倉製糸(株)の工場がつくられた。前者は、太平洋戦争中には、海軍燃料廠となり、現在は日本製紙ケミカル(株)江津事業所となっている。また、後者は、後にユニチカサンシ(株)江津工場となったが、昭和60年代に撤退した。
  • 1940年(昭和15年)4月1日 - 那賀郡江津町(初代)・都濃村渡津村が新設合併。江津町(2代)となる。
  • 1954年(昭和29年)4月1日 - 那賀郡江津町(2代)・都野津町川波村二宮村浅利村江東村松川村川平村跡市村が新設合併。島根県下で6番目に市制を施行して江津市となる(安来市と同日施行)。
  • 1956年(昭和31年)8月1日 - 那賀郡国府町のうち旧有福村の一部である大字本明・上有福を編入。
  • 2004年(平成16年)10月1日 - 邑智郡桜江町を編入合併。

人口

テンプレート:人口統計

町名・大字

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旧江津市
旧江津町
渡津町 わたづちょう 〒695-0001
江津町 ごうつちょう 〒695-0011
金田町 かねたちょう 〒695-0012
島の星町 しまのほしちょう 〒695-0015
嘉久志町 かくしちょう 〒695-0016
和木町 わきちょう 〒695-0017
旧都野津町
都野津町 つのづちょう 〒695-0021
旧川波村
波子町 はしちょう 〒699-3161
敬川町 うやがわちょう 〒699-3162
旧二宮村
二宮町羽代 にのみやちょうはしろ 〒695-0022
二宮町神村 にのみやちょうかむら 〒695-0023
二宮町神主 にのみやちょうかんぬし 〒695-0024
旧松川村
松川町下河戸 まつかわちょうしもかわど 〒695-0003
松川町市村 まつかわちょういちむら 〒695-0004
松川町長良 まつかわちょうながら 〒695-0005
松川町八神 まつかわちょうやかみ 〒695-0006
松川町太田 まつかわちょうおおた 〒695-0007
松川町上津井 まつかわちょうかんづい 〒699-2835
松川町畑田 まつかわちょうはただ 〒699-2836
松川町上河戸 まつかわちょうかみかわど 〒699-2837
旧川平村
川平町南川上 かわひらちょうみなみかわのぼり 〒695-0013
川平町平田 かわひらちょうひらた 〒695-0014
旧跡市村
千田町 ちだちょう 〒695-0151
跡市町 あといちちょう 〒695-0152
清見町 せいみちょう 〒695-0153
井沢町 いそうちょう 〒695-0154
旧浅利村
浅利町 あさりちょう 〒695-0002
旧江東村
黒松町 くろまつちょう 〒699-2831
波積町北 はづみちょうきた 〒699-2832
波積町本郷 はづみちょうほんごう 〒699-2833
波積町南 はづみちょうみなみ 〒699-2834
後地町 うしろじちょう 〒699-2841
都治町 つちちょう 〒699-2842
旧国府町
有福温泉町本明 ありふくおんせんちょうほんみょう 〒695-0155
有福温泉町 ありふくおんせんちょう 〒695-0156

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旧桜江町
旧川戸村
桜江町小田 さくらえちょうおだ 〒699-4225
桜江町川戸 さくらえちょうかわど 〒699-4226
旧市山村
桜江町市山 さくらえちょういちやま 〒699-4221
桜江町今田 さくらえちょういまだ 〒699-4222
桜江町後山 さくらえちょううしろやま 〒699-4223
桜江町江尾 さくらえちょうえのお 〒699-4224
旧長谷村
桜江町長谷 さくらえちょうながたに 〒699-4431
桜江町八戸 さくらえちょうやと 〒699-4432
旧川越村
桜江町鹿賀 さくらえちょうしかが 〒699-4501
桜江町川越 さくらえちょうかわごえ 〒699-4502
桜江町田津 さくらえちょうたづ 〒699-4503
桜江町大貫 さくらえちょうおおぬき 〒699-4504
桜江町坂本 さくらえちょうさかもと 〒699-4505
旧谷住郷村
桜江町谷住郷 さくらえちょうたにじゅうごう 〒699-4111

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行政

市長

市の機関

  • 江津市役所
    • 支所 - 桜江支所

県の行政機関・公共施設

広域連合・一部事務組合

議会

現行議会

第15期(定数16) 任期:2010年5月31日から2014年5月30日まで

  • 議長 土井正人
  • 副議長 河野正行

経済・産業

古くから石州瓦の生産の中心地として知られる。

農業

農業協同組合

漁業

漁港

工業

工業団地

  • 江津工業団地

商業施設

ショッピングセンター

スーパーマーケット

コンビニエンスストア

  • ポプラ - 2012年12月現在市内に2店舗。
  • ローソン - 2012年12月現在市内に5店舗。
  • セブン-イレブン - 2009年に浜田市と同時に県内初進出。2012年12月現在市内に3店舗。

家電量販店

衣料品店

ホームセンター

ドラッグストア

金融機関

銀行

協同組織金融機関

本社を置く主要企業・団体

工場・事業所を置く主要企業・団体

電力

製造業

姉妹都市・提携都市

国内

海外

通信

電話

市外局番は、桜江地区が0855(70~99)、その他が0855(50~69)となっている。

  • 0855(50~69)エリア(江津MA)
    • 大田市(温泉津地区)・江津市(桜江地区を除く)
  • 0855(70~99)エリア(川本MA)

郵便

郵便番号は以下の通りとなっている。2006年10月16日の再編に伴い、変更された。

  • 江津郵便局:695-00xx、695-85xx、695-86xx、695-87xx
  • 黒松郵便局:699-28xx
  • 波子郵便局:699-31xx
  • 跡市郵便局:695-01xx
  • 市山郵便局:699-42xx、699-44xx
  • 谷住郷郵便局:699-41xx
  • 川越郵便局:699-45xx

地域

教育

高等学校

中学校

  • 江津市立青陵中学校
  • 江津市立江津中学校
  • 江津市立江東中学校
  • 江津市立桜江中学校

小学校

  • 江津市立郷田小学校
  • 江津市立渡津小学校
  • 江津市立江津東小学校
  • 江津市立跡市小学校
  • 江津市立川波小学校
  • 江津市立津宮小学校
  • 江津市立高角小学校
  • 江津市立桜江小学校

学校教育以外の施設

医療

主要医療機関

交通

鉄道

中心となる駅:江津駅

道路

路線バス

一般乗合バス

高速バス

観光

観光地

温泉

海水浴場

  • 波子海水浴場
  • 浅利海水浴場
  • 黒松海水浴場

寺社

祭事

  • 江の川祭り(8月16日)
    • 江の川を下る大蛇艇競漕大会や花火大会がある
  • 山辺神宮祇園祭(7月第3日曜日)
  • 石見神楽
  • 大元神楽

コンサート・コンベンション施設

江津市出身の有名人

  1. 道路政策・道路整備に関する意見書(江津市) 国土交通省
  2. 江津市庁舎(江津) 山陰中央新報

外部リンク

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