山陽地方

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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox 山陽地方(さんようちほう)は、日本の地域の一つであり、本州瀬戸内海側に位置する地方である。名称は五畿七道山陽道に因む。

範囲

  1. 兵庫県南西部から山口県までの本州瀬戸内海(五畿七道に倣った本来の定義)
  2. 岡山県広島県・山口県
    • 中国地方の瀬戸内海側。山陽道から兵庫県南西部を除いた範囲。令制国では上記8国から播磨国と備前国の一部を除いた範囲にあたる。なお山口県北部を都市間の繋がりや気候的類似性の点から山陰地方に含める場合がある。当ページのデータでは、山口県北部は含めていない。(近代にできた新しい範囲)

特徴

瀬戸内海に面し、瀬戸内海式気候が見られる。

冬から春にかけて、中国大陸から流入する黄砂がしばしば観測される。積雪は平野部でも一冬に1~2回程度は起こるが、大雪になることは少ない。また、夏は都市部を中心に猛暑日熱帯夜になる日も少なくない。

但し、中国自動車道が横断する山間部では、やや山陰と似た気候が見られ、積雪も多く道路はしばしば路面凍結する。

山陽新幹線山陽本線国道2号などが幹線として東西を貫く。畿内北部九州を結んでいるために、その交通網は日本第二の規模になっている。

太平洋ベルト地帯に属し、神戸市明石市加古川市高砂市姫路市相生市赤穂市(以上兵庫県)、備前市瀬戸内市岡山市玉野市倉敷市浅口市笠岡市(以上岡山県)、福山市尾道市三原市竹原市東広島市呉市広島市廿日市市大竹市(以上広島県)、岩国市柳井市光市下松市周南市防府市山口市宇部市山陽小野田市下関市(以上山口県)といった臨海工業都市が帯状に分布している。ただ、神戸市は含まない場合がある。

主要都市

人口100万人以上の都市

  1. 神戸市(兵庫県・人口153.7万人・神戸都市圏中心都市・県庁所在地政令指定都市
  2. 広島市(広島県・人口117.1万人・広島都市圏中心都市・県庁所在地・政令指定都市)

人口50万人以上の都市

  1. 岡山市(岡山県・人口70.5万人・岡山都市圏中心都市・県庁所在地・政令指定都市)
  2. 姫路市(兵庫県・人口53.6万人・播磨都市圏中心都市・中核市

人口40万人以上の都市

  1. 倉敷市(岡山県・人口47.8万人・岡山都市圏・中核市)
  2. 福山市(広島県・人口46.5万人・備後都市圏中心都市・中核市)

人口20万人以上の都市

  1. 明石市(兵庫県・人口29.3万人・神戸都市圏・特例市
  2. 下関市(山口県・人口28.2万人・関門都市圏・中核市)
  3. 加古川市(兵庫県・人口26.8万人・播磨都市圏・特例市)
  4. 呉市(広島県・人口24.2万人・広島都市圏・特例市)

人口10万人以上の都市

  1. 山口市(山口県・人口19.9万人・山口都市圏・県庁所在地)
  2. 東広島市(広島県・人口18.8万人・広島都市圏)
  3. 宇部市(山口県・人口17.4万人・関門都市圏)
  4. 周南市(山口県・人口15万人)
  5. 尾道市(広島県・人口14.6万人・備後都市圏)
  6. 岩国市(山口県・人口14.4万人・広島都市圏)
  7. 防府市(山口県・人口11.6万人・山口都市圏)
  8. 廿日市市(広島県・人口11.5万人・広島都市圏)
  9. 三原市(広島県・人口10.1万人・備後都市圏)

人口5万人以上の都市

  1. 高砂市(兵庫県・人口9.4万人・播磨都市圏)
  2. 三木市(兵庫県・人口8.2万人・神戸都市圏)
  3. 総社市(岡山県・人口6.6万人・岡山都市圏)
  4. 玉野市(岡山県・人口6.4万人・岡山都市圏)
  5. 山陽小野田市(山口県・人口6.5万人・関門都市圏)
  6. 笠岡市(岡山県・人口5.4万人・備後都市圏)
  7. 下松市(山口県・人口5.4万人)
  8. 光市(山口県・人口5.3万人)
  9. 安芸郡府中町(広島県・人口5.1万人・広島都市圏)
  10. 赤穂市(兵庫県・人口5.0万人・播磨都市圏)

交通

鉄道

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主な道路

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山陽を冠した企業

過去

関連項目

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