松永道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Ja Route Sign 松永道路(まつながどうろ)は、広島県福山市神村町から尾道市高須町に至る、延長7.1km国道2号バイパスである。地元では正式名称の「松永道路」より“松永バイパス”と呼ぶ傾向が強い。

この内、福山市今津町から尾道市高須町(福山西JCT - 西瀬戸尾道IC)を結ぶ4.0km間は国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)尾道福山自動車道)に指定され、神村町から今津町間3.1kmは地域高規格道路倉敷福山道路に指定されている。

福山市松永地区、尾道市東部内の国道2号現道の混雑緩和および山陽自動車道西瀬戸自動車道の連絡強化を目的としており、現在は、対面通行となっている起点寄りL=2.6km区間(神村ランプ - 今津ランプ)の4車線化工事が行われている。


概要

  • 起点 : 福山市神村町(国道2号赤坂バイパスと接続)
  • 終点 : 尾道市高須町(西瀬戸自動車道・国道2号尾道バイパスと接続)
  • 延長 : 7.1km
福山市神村町 - 福山市今津町(2.6km)
福山市今津町 - 尾道市高須町(4.6km)
  • 規格 : 第1種第3級(自動車専用道路
  • 設計速度 : 80km/h
  • 道路幅員
    • 土工部 : 22.0m
  • 車線幅員 : 3.5m
  • 車線数 : 4車線
  • 最高速度 : 60km/h

当該道路の位置関係

岡山笠岡方面) - 赤坂バイパス - 松永道路 - 尾道バイパス - (広島方面)

通過市町村

福山市 - 尾道市

ランプおよびインターチェンジ

  • 上側が起点側、下側が終点側。左側が上り側、右側が下り側。
  • 福山市今津町 - 尾道市高須町が、自動車専用道路。
  • 路線名の特記がないものは市道
施設名 接続路線名 大阪から
(km)
所在地
国道2号 赤坂バイパス 岡山笠岡方面
神村ランプ 県道54号福山尾道線 国道2号 福山市
羽原ランプ 県道157号松永新市線
今津ランプ/今津PA(上り線のみ) 県道48号府中松永線
福山西JCT 山陽自動車道 22福山西 - 243
西藤IC 県道54号福山尾道線 尾道市
高須IC 甲山方面 国道2号尾道バイパス)尾道市街・東尾道方面
西瀬戸自動車道しまなみ海道 1西瀬戸尾道
国道2号尾道バイパス広島三原方面

主な構造物

  • 神村トンネル
  • 平トンネル
  • 松本トンネル(303m)
  • 今津高架橋
  • 高西トンネル
  • 高須高架橋

沿革

  • 1972年昭和47年) : 事業化
  • 1975年(昭和50年)2月18日 : 都市計画決定
  • 1977年(昭和52年) : 用地着手
  • 1978年(昭和53年) : 工事着手
  • 1987年(昭和62年)6月27日 : 西藤IC - 高須IC(L=2.6km)を暫定2車線供用
  • 1990年平成2年)12月15日 : 神村ランプ - 西藤IC(L=4.5km)を暫定2車線供用、これにより全線開通
  • 1999年(平成11年)3月 : 今津ランプ - 高須IC(L=4.0km)の4車線化、及び立体化された連結施設である西瀬戸尾道ICの完成
  • 2003年(平成15年)3月27日 : 今津PA付近(L=0.5km)の4車線化
  • 2016年度 : 4車線化完了予定

今後の見通し

  • 神村ランプ - 今津ランプ間の4車線化が推進されている。国の財政難などにより一時工事は停滞したが、2012年から工事が再開される事になった。完成予定は2016年度中の予定[1]

交通量

2005年度(平成17年度道路交通センサスより)
平日24時間交通量(台)

  • 福山市神村町才ノ峠 : 41,422
  • 福山市今津町長波 : 48,471

備考

  • 暫定2車線供用となっている今津ランプ以東(赤坂バイパス含む)の岡山・笠岡方面での流れが良くない上に、今津ランプ付近のボトルネックで頻繁に渋滞する。また、松永道路が4車線化完了しても、先の赤坂バイパスが4車線化しない限り、渋滞ポイントが東にズレるだけだと危惧されている。
  • 羽原ランプからの本線への加速車線が短いため、合流部付近では注意が必要。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプテンプレート:Reflist


関連項目

外部リンク

テンプレート:国道2号
  1. 国道2号松永道路を4車線化 中国新聞 2012年5月22日