層雲峡温泉

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ファイル:Sounkaku Grand Hotel roten.JPG
層雲峡温泉の露天風呂

層雲峡温泉(そううんきょうおんせん)は、北海道上川郡上川町層雲峡地区にある温泉で、北海道有数の規模を誇る温泉街を形成している。

泉質

温泉街

国道39号沿い、層雲峡の渓谷の底に位置する。17軒のホテル旅館民宿ペンションユースホステル、1軒の共同浴場がある。近年、温泉街の中心部はカナダの山岳リゾートを模した「キャニオンモール」として整備され、他の一般的な温泉街とは異なり欧米風な雰囲気を醸しだしている。

温泉街の中に環境省の層雲峡ビジターセンターがある。近くには大雪山黒岳スキー場や、層雲峡・黒岳ロープウェイ、キャンプ場があり、大雪山系への登山基地ともなっている。大雪高原牛(アンガス種と呼ばれるカナダ原産の肉牛)やニジマス山菜などを使った料理が名物となっている飲食店もある。

毎年冬には「層雲峡氷瀑まつり」が開催され、多くの観光客で賑わっている。台湾などのアジアからの観光客も訪れる。

ファイル:Seicomart Sōunkyō.JPG
層雲峡のコンビニエンスストア(セイコーマート)

温泉街には2軒のコンビニエンスストアがあるが、どちらの店舗も目立つ電光看板を廃し、外観を茶色で統一するなど景観への配慮がなされている。

歴史

幕末期に和人として初めて大雪山系を探索した松田市太郎江戸幕府石狩役場勤務の足軽)や松浦武四郎らによって温泉が発見された。1900年には塩谷水次郎が温泉を発見して塩谷温泉と名づけられた。1913年には国沢喜右衛門が温泉を発見し、国沢温泉と名づけられた。数軒の温泉宿が営業し、明治・大正期の歌人・大町桂月が大正年間に訪れている。近代的な温泉地としての開湯は1950年代に入ってからであり、温泉名も層雲峡と変更された。温泉地としてだけでなく、スキーリゾートとしても繁栄している。

アクセス

鉄道

バス

道北バスが運行。温泉街入口に位置する層雲峡観光ビル1階に層雲峡出張所を設置。窓口と待合所を備え、案内や予約発券を受け付ける。

※上記の他、周辺観光向けに夏期のみ銀泉台、大雪湖方面へ運行。

外部リンク

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