三重中京大学

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テンプレート:大学 (廃止) 2013年(平成25年)12月18日の文部科学省認可をもって閉学した[1]

大学全体

1982年(昭和57年)、三重県初の社会科学系の大学として開学した。設置当初の大学名は「松阪大学」だったが、2005年(平成17年)4月に現在の名称に変更した。学校の設置者学校法人梅村学園であり、三重中京大学以外にも、中京大学をはじめ幼稚園高等学校などを設置している。

建学の精神(校訓・理念・学是)

建学の精神

三重中京大学の建学の精神は「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」[2]と要約されており、学校法人梅村学園の源流である中京商業学校の創立者の理念に基づいている。

教育理念

松阪大学の初代学長となった梅村清明は、学校法人梅村学園の建学の精神に則り「学術の場では学術の研鑽とともにジェントルマンシップ、レディシップを醸成陶冶する」[3]と述べ、体得すべき4項目を列挙しており、これが三重中京大学の教育理念となっている。

教育および研究

社会科学系で単一学部の大学[4]である点を特徴として挙げており、三重中京大学に改名した際もこの特徴は維持し続けると謳っている[4]。また、学生教職員の数が比較的少ないことから「小規模大学」[4]であると自ら称しており、大学の規模が小さい点を生かしてきめ細かい教育の実現を図ることで「教育型の大学」[4]を目指すとしている。また、大学の立地条件については「非大都市圏の大学」[4]であると称しており、地元密着を進めるとともに、地域社会研究所などを地域シンクタンク的存在にするとしている[4]

沿革

略歴

1982年(昭和57年)に松阪大学として設置され、2005年(平成17年)に三重中京大学に改名した。2009年(平成21年度)の入学生を最後に大学および短期大学部の新規入学者の募集を停止。

年表

  • 1982年(昭和57年) - 三重県初の社会科学系の大学として開学する。政治経済学部政治経済学科が設置される。
  • 1987年(昭和62年) - 教職課程が設置される。
  • 1997年(平成 9年) - 大学院政策科学研究科修士課程が設置される。
  • 1998年(平成10年) - 政治経済学部に地域経営学科が開設される。
  • 1999年(平成11年) - 大学院政策科学研究科に博士課程が設置される。
  • 2000年(平成12年) - 政治経済学部が政策学部、政治経済学科が政策学科に、名称が変更される。
  • 2005年(平成17年) - 校名を現校名に変更するとともに、政策学部が現代法経学部に名称が変更される。
  • 2007年(平成19年) - 教職課程を2007年(平成19年度)入学生から廃止する。
  • 2009年(平成21年) - 2010年(平成22年度)より学生募集停止を発表する。
  • 2013年(平成25年) - この時点で在籍していた学生が9月で全員卒業。同年12月18日(文部科学省認可日)をもって閉学した[1]

基礎データ

所在地

教育および研究

組織

学部

  • 現代法経学部
    • 現代法経学科

大学院

短期大学部

附属機関

  • 図書館
  • 地域社会研究所
  • KCDC(キッズ・カルチャー・デザイン・センター)

学生生活

学園祭

三重中京大学の学園祭の名称は、「松鈴祭」→「SHOREI祭」→「MCU祭」を経て「三重中京祭」となっている。

大学関係者と組織

大学関係者一覧

施設

キャンパス

交通アクセス

三重中京大学短期大学部も同キャンパス内に併設されていた。 なお、大学閉校後はこの場所に、三重県立特別支援学校が開設される予定。

系列校

附属学校

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

公式サイト

テンプレート:学校法人梅村学園

テンプレート:Asbox
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite web
  2. 「『学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ』」『建学の精神 三重中京大学』三重中京大学。
  3. 「〜時空を超えた教育理念〜」『建学の精神 三重中京大学』三重中京大学。
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 「三重中京大学(松阪市久保町1846)」『三重中京大学 三重中京大学』三重中京大学。
  5. 11月7日に大学祭「MCU祭2009」を開催しました。ご来場ありがとうございました。(三重中京大学公式サイト、2009年12月3日閲覧。)