さくらももこ
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(三浦美紀から転送)
テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists さくら ももこ(本名(旧姓):三浦美紀(みうら みき)、1965年5月8日 - )は、日本の漫画家・作詞家・脚本家。
静岡県静岡市清水区出身。また、自身の少女時代をモデルとした代表作『ちびまる子ちゃん』の主人公の名前でもある。血液型はA型。身長159cm。
エッセイストとしても活躍しており、独特の視点と語り口で、初期エッセイ集三部作『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』はいずれもミリオンセラーを記録した。
目次
経歴
- 清水市立(当時)入江小学校、同・第八中学校、静岡県立清水西高等学校卒業。
- 1984年 - 静岡英和女学院短期大学(現・静岡英和学院大学短期大学部)国文学科在学中に『りぼんオリジナル』冬の号(集英社)にて「教えてやるんだありがたく思え!」(「教師」をテーマとしたオムニバス作品。「ちびまる子ちゃん」第1巻に掲載)でデビュー。
- 1986年 - 静岡英和女学院短期大学卒業、同年4月に上京しぎょうせいに入社するが勤務中に居眠りする等して上司から「会社を取るか漫画を取るかどちらか選べ」と迫られ「漫画家として生活していく」と回答した為、同年5月末に約2か月で辞職。同年8月、『りぼん』で「ちびまる子ちゃん」の連載開始。
- 1989年 - 『ビッグコミックスピリッツ』30号(7月10日号、小学館)から「神のちから」の連載開始。
- 1989年 - 『りぼん』の編集者・宮永正隆と結婚。
- 1989年度(平成元年)、第13回講談社漫画賞少女部門受賞(『ちびまる子ちゃん』)。
- 1990年 - 『ちびまる子ちゃん』がフジテレビ系でアニメ化され、国民的に知名度を高める(1992年9月終了)。主題歌『おどるポンポコリン』の作詞で第32回日本レコード大賞を受賞。1991年には西城秀樹が歌う『走れ正直者』も主題歌(第2弾)としてヒットする。
- 1991年 - 初エッセイ集『もものかんづめ』(集英社)発表。10月より宮永とともにニッポン放送『オールナイトニッポン』月曜1部のパーソナリティをつとめる。(1992年10月まで)
- 1994年 - 長男誕生。
- 1995年 - 『ちびまる子ちゃん』が再びテレビ放送される(第二期)。
- 1997年 - 『コジコジ』がアニメ化される(〜1999年)。
- 1999年 - 自ら編集長をつとめた雑誌『富士山』(新潮社)の第一号が発売される。
- 2000年 - NHK全国学校音楽コンクールのために「こうしていよう」を作詞。
- 2002年 - 親子共作による絵本+エッセイ『おばけの手』を発表(長男のペンネームはさくらめろん)。
- 2003年 - イラストレーターうんのさしみと再婚。
- 2005年 - デビュー20周年を記念し、各地で原画展「さくらももこワールド 20年の軌跡展」を開催。
- 2006年 - 4月18日、『ちびまる子ちゃん』実写ドラマ化。自身は第1話の脚本も担当。
- 2006年 - 10月31日、『ちびまる子ちゃん』実写ドラマ第二弾放送。
- 2007年 - 4月19日、レギュラーとして実写ドラマ+バラエティの複合番組『まるまるちびまる子ちゃん』放送開始。原作を同じくする実写とアニメが同時期に放送される珍しいケースとなる(2008年2月28日放送終了)。
- 2007年 - 7月1日、『ちびまる子ちゃん』が中日新聞、東京新聞、北陸中日新聞、日刊県民福井、北海道新聞、西日本新聞、河北新報、中国新聞、徳島新聞、神戸新聞朝刊にて連載開始。8月1日からは新潟日報でも連載が開始される(2011年12月31日連載終了)。
人物・交遊関係
同級生として元サッカー日本代表で現ガンバ大阪の監督である長谷川健太や放送作家の平岡秀章がいる[1]。
子供の頃、「青島幸男みたいに偉くなりたい。歌を作りたい」と言ったが、父のヒロシに「青島幸男は国会議員だ。無理に決まっている」と一蹴された。そのさくらが青島を目標とし大人になって作詞した歌が「おどるポンポコリン」である[2]。
アマチュア無線技士であり、アマチュア無線家の月刊誌『CQ ham radio』1998年1月号の表紙では、ちびまる子ちゃんのイラストを寄稿している。
主な作品
漫画
- 神のちから
- 神のちからっ子新聞
- コジコジ
- ちびまる子ちゃん
- ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌
- ちびまる子ちゃん 大野君と杉山君
- 永沢君
- スーパー0くん
- ひとりずもう(エッセイを漫画化)
- 4コマちびまる子ちゃん
エッセイ
- 1991年3月 『もものかんづめ』集英社 のち文庫
- 1992年4月 『うみのさかな&宝船蓬莱の幕の内弁当』角川書店 のち文庫(うみのさかな名義、宝船蓬莱と共著)
- 1992年5月 『ももこのしゃべりことば』ニッポン放送
- 1992年7月 『さるのこしかけ』集英社 のち文庫
- 1992年7月 『たいのおかしら』集英社 のち文庫
- 1994年3月 『ももこのいきもの図鑑』マガジンハウス のち集英社文庫
- 1995年9月 『そういうふうにできている』新潮社 のち文庫
- 1996年7月 『あのころ』集英社 のち文庫
- 1997年6月 『ももこの世界あっちこっちめぐり』集英社
- 1997年9月 『まる子だった』集英社 のち文庫
- 1997年11月 『赤ちゃん日記―First year memories』小学館
- 1998年7月 『ももこの話』集英社 のち文庫
- 1998年11月 『憧れのまほうつかい』新潮社 のち文庫
- 1999年5月 『ももこのおもしろ健康手帖』幻冬舎
- 1999年7月 『さくら日和』集英社 のち文庫
- 2000年9月 『のほほん絵日記』集英社 のち文庫
- 2001年10月 『ツチケンモモコラーゲン』土屋賢二共著、集英社 のち文庫
- 2001年11月 『ももこのトンデモ大冒険』徳間書店 のち文庫
- 2002年4月 『さくらえび』新潮社 のち文庫
- 2002年11月 『ももこの宝石物語』集英社 のち文庫
- 2003年4月 『ももこのおもしろ宝石手帖』幻冬舎 のち文庫
- 2003年6月 『またたび』新潮社 のち文庫
- 2003年11月 『さくらめーる』集英社
- 2004年9月 『ももこの70年代手帖』幻冬舎
- 2005年8月 『ひとりずもう』小学館 のち文庫
- 2005年9月 『MOMOKO TIMES』集英社
- 2006年5月 『焼きそばうえだ』小学館 のち文庫
- 2006年11月 『おんぶにだっこ』小学館
- 2007年5月 『さくら横丁』集英社
- 『ももこの21世紀日記』 No.1 - 8 幻冬舎、2002-08 のち文庫
- 『ももこのまんねん日記』集英社 2010
- 『ももこのまんねん日記 2011』集英社 2011
- 『ももこのまんねん日記 2012』集英社 2012
作詞
※表記はジャケットデザインも担当。
- 1990年 B.B.クイーンズ 「おどるポンポコリン」 (作曲・織田哲郎)※
- 1991年 西城秀樹 「走れ正直者」 (作曲・織田哲郎)
- 1991年 「ごきげん ~まる子の音日記~」※
- 1993年 藤川なお美 「演歌はぐれ鳥」 (作曲・細野晴臣)※
- 1995年 渡辺満里奈 「うれしい予感」 (作曲・大瀧詠一)※
- 1995年 たま 「あっけにとられた時のうた」 (作曲・知久寿焼)※
- 1996年 カヒミ・カリィ 「ハミングがきこえる」 (作曲・小山田圭吾)
- 1997年 ホフディラン 「コジコジ銀座」(作曲・ホフディラン)※
- 1998年 ManaKana 「ちびまる子音頭」 (作曲・佐橋俊彦)※
- 1998年 ManaKana 「じゃがバタコーンさん」 (作曲・さくらももこ、小山田圭吾)※
- 1999年 カジヒデキ 「Johnny,Johnny 死ぬほど恋して」(作曲・カジヒデキ)
- 2000年 KinKi Kids 「KinKiのやる気まんまんソング」 (作曲・飯田建彦)※
- 2000年 NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲 「こうしていよう」 (作曲・朝川朋之)
- 2003年 LOVE JETS 「宇宙大シャッフル」 (作曲・忌野清志郎)
- 2004年 ちびまる子ちゃん(TARAKO) with 爆チュー問題 (爆笑問題)「アララの呪文」 (作曲・岡本真夜)
- 2004年 「まるまるぜんぶちびまる子ちゃん」 (挿入歌のみ、挿入歌作曲・中村暢之)
- 2005年 山上兄弟 「まじかる まじかる てじなーにゃ」 (作曲・浅田直)
- 2012年 桑田佳祐 「100万年の幸せ!!」 (作曲・桑田佳祐)
- 2012年 松雪陽 「あの日のキミ」 (作曲・松雪陽)
- 2012年 ライム with コジコジバンド 「バイバイベイビー」 (作曲・松雪陽)
- 2013年 坂本冬美 with M2 「花はただ咲く」 (コーラスも参加、作曲・宮沢和史)※
- 2013年 ピエール瀧 「まるちゃんの静岡音頭」(静岡市公式音頭)(作曲・細野晴臣、編曲・小山田圭吾)
詩集
- まるむし帳
雑誌
- 富士山―さくらが編集長となり、「日本一の雑誌」と称して出版された。
翻訳
絵本、ドラマ脚本他
- さくらももこランド・谷口六三商店(TBS系列のドラマ・脚本)
- おばけの手(さくらももこ・さくらめろん 絵本+エッセイ)
- まる子とコジコジ(絵本)
その他
- さくらももこのウキウキカーニバル(任天堂・ゲームボーイアドバンス用ソフト)キャラクターデザイン
- ゲームの企画・シナリオは実姉である三浦範子が手がける。
- まちあわせ(たま・ベスト・アルバムCD)・星を食べる(同・シングル)ジャケットデザイン(たまのメンバーを描いている。)
- ハコイリ娘。 (さくらももこ×モーニング娘。 エッセイ・インタビュー集)
- ツチケンモモコラーゲン(さくらももこ・土屋賢二 対談集)
- エブリパーティ(マイクロソフト・Xbox 360用ソフト)キャラクターデザイン
- 「清水西高80周年記念 春風の夢」表紙デザイン(1991年)
- 「宴」 ジャケットデザイン(1991年)
- スガキヤキャラクターデザイン(1998年)
- アミ 小さな宇宙人新装改訂版挿絵(2000年)
- 都営バス(都05)静岡市のラッピング広告イラスト(2008年)
- ほか、郷里である静岡市が設置した街頭バナーフラッグ(静岡駅北口バスターミナルなど)も手がける
- ふくファミリー(ふく太郎・ふくこ・ふくのすけ)・海里くん・響子ちゃん(市立しものせき水族館 海響館)マスコットキャラクターデザイン
- 花王「今年の汚れ 今年のうちに」(住まいの洗剤大掃除キャンペーンPOP広告)(2008年・2009年・2010年)
- 日本習字イメージキャラクター(2008年・2009年)
- 静岡市自主運行バス「清水まちなか巡回バス」デザイン(2011年・運行受託および車両保守はしずてつジャストライン)
- しずてつジャストライン高速乗合バス「横浜ライナー」静岡市と同社の協働ラッピング車両デザイン[3](2012年)
- マツモトキヨシLINEスタンプデザイン(2013年)
又、極めて珍しい本人顔出しとして
- 味覚糖「おさつどきっ」CM出演(1987年):"企業秘密編"や"新芋とれとれ編"のCMで顔出しと声で出演[4]。当時はその特異な声(ハスキーソプラノ)で新聞の質問コーナー等でも問合せが多かった[5]。
がある。この当時は『ちびまる子ちゃん』ブレイク前の為にさくら作品の一切のキャラは登場していない。
アシスタント
関係人物
- 臼井儀人(さくらと同じコサキンリスナー)
- 秋本治(同じコサキンリスナー)
- おーなり由子(絵本作家、漫画家・友人)
- 水沢めぐみ(漫画家・友人)
- 矢沢あい(漫画家・友人)
- 岡田あーみん(漫画家・友人)
- 賀来千香子(女優・友人)
- よしもとばなな(小説家・友人)
- 長谷川健太(元清水エスパルス監督、元サッカー解説者、元同級生、現ガンバ大阪監督・『ちびまる子ちゃん』のキャラ、ケンタのモデル)
- 平岡秀章 (放送作家、元同級生・『ちびまる子ちゃん』のキャラ、ヒラバのモデル)
- ビートたけし(タレント・映画監督、『ちびまる子ちゃん』の劇中に無名の芸人という設定で登場し、さくらの父とも実際に交流がある)
関連項目
脚注
外部リンク
- さくらプロダクション
- オトナな会話(仮)さくらももこ×糸井重里の対談-ほぼ日刊イトイ新聞