ルーキーチャンピオンレース

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ルーキーチャンピオンレース(通称・若鷲賞)は、競輪の若手選手の育成を目指して行われている単発レースの題名である。

概要

日本競輪学校を卒業し晴れてプロ選手となった新人競輪選手のうち、レースにデビューしてからの最初の半年間における競走成績や審査基準などを踏まえて優秀選手9名(補欠2名)を選抜し、一発勝負でその期の新人選手ナンバーワンをかけて争う。この出場資格から文字通り「新人戦」である。

開催地は各競輪場の持ち回りであるが、後に記念競輪(GIII)開催中に特別レースとして実施されることが多く、第35回はオールスター競輪GI)2日目7Rに内包されて実施されている。

出走する全選手の実力が常に拮抗しているものの、車券の上では86期以降の開催から三連勝単式の配当において5万円以下が4回しか出現していないほど過去からの平均払戻額が極めて高くなっている。

現時点で女子(101期以降の偶数期)の実施は計画されていない[1]

過去の優勝者

開催日 開催場 出場資格 優勝者
1 1990年8月11日 西武園競輪場 65期 海田和裕
2 1990年12月3日 静岡競輪場 66期 岡部芳幸
3 1991年8月9日 西武園競輪場 67期 吉川和広
4 1991年12月3日 千葉競輪場 68期 玉木勝美
5 1992年8月11日 西武園競輪場 69期 中村淳
6 1992年12月11日 一宮競輪場 70期 吉田哲也
7 1993年8月9日 前橋競輪場 71期 那須久幸
8 1993年12月13日 熊本競輪場 72期 福永辰二
9 1994年8月9日 玉野競輪場 73期 三村学
10 1994年12月6日 千葉競輪場 74期 小嶋敬二
11 1995年8月7日 西武園競輪場 75期 片山弘城
12 1995年12月4日 前橋競輪場 76期 久保田敦
13 1996年12月29日 立川競輪場 77期 小野俊之
14 1997年4月8日 名古屋競輪場 78期 齋藤秀昭
15 1997年12月29日 立川競輪場 79期 八日市屋浩之
16 1998年4月21日 松戸競輪場 80期 吉村浩二
17 1999年4月4日 平塚競輪場 81期 伊勢崎彰大
18 1999年12月29日 立川競輪場 82期 宮越孝治
19 2000年4月18日 京王閣競輪場 83期 神田大介
20 2000年12月29日 立川競輪場 84期 石毛克幸
21 2001年4月11日 小倉競輪場 85期 加藤圭一
22 2002年4月29日 平塚競輪場 86期 原真司
23 2003年4月24日 宇都宮競輪場 87期 内田慶
24 2004年3月7日 いわき平競輪場 88期 永井清史
25 2005年3月7日 松山競輪場 89期 明田春喜
26 2006年3月5日 熊本競輪場 90期 松岡貴久
27 2007年3月11日 玉野競輪場 91期 菅田壱道
28 2008年3月4日 名古屋競輪場 92期 稲吉悠大
29 2008年8月31日 京都向日町競輪場 93期 今井裕介
30 2009年4月5日 川崎競輪場 94期 関根彰人
31 2009年9月6日 豊橋競輪場 95期 芦澤辰弘
32 2010年4月18日 武雄競輪場 96期 深谷知広
33 2010年9月26日 岐阜競輪場 97期 松岡篤哉
34 2011年6月24日 高知競輪場 98期 箱田優樹
35 2011年9月1日 岐阜競輪場 99期 猪俣康一
36 2012年3月18日 玉野競輪場 100期 井上将志
37 2013年4月6日 川崎競輪場 101期 吉澤純平
38 2014年3月8日 松山競輪場 103期 野原雅也

脚注

  1. ただし102期については、同選手のみが選考対象となっていた2012年ガールズグランプリが実質のルーキーチャンピオンレースといえる。


関連項目

外部リンク


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