名古屋競輪場

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テンプレート:基礎情報 競輪場 名古屋競輪場(なごやけいりんじょう)は愛知県名古屋市中村区にある競輪場。施設所有および主催は名古屋競輪組合(愛知県と名古屋市による一部事務組合)。競技実施はJKA競輪競技実施事業本部中日本地区本部。

概要

名古屋競輪場は1949年に開設された。当初は中日球場にて組立バンクによる競輪開催(西宮競輪と同じ手法)する構想があったものの、名古屋市財政局からの強い要望があり、最終的には別個に新規で競輪場を建設することになり、現在地の名古屋市が土地を所有する中村公園北側に造成された[1]

特別競輪はオールスター競輪が直近の2005年を含めると全部で4回開催された。また2011年2014年には日本選手権競輪を、2012年には共同通信社杯競輪をそれぞれ開催している。今後は2016年3月8日から13日まで日本選手権競輪が開催される予定である。

記念競輪 (GIII) は「金鯱賞争奪戦」として行われるのが恒例となっており、近年まで10月に開催されていたが、最近は3月に時期が移動されている。またS級シリーズとして現役時代は日本選手権競輪とオールスター競輪を制し、世界選手権にも出場したことがある高橋健二を称え、『高橋健二杯・メダリストカップ』が開催されている。

トータリゼータシステム富士通フロンテックを採用しており、2008年7月9日からは重勝式車券にあたるKドリームスの発売が行われるようになった。

マスコットキャラクターはコアラの「くるくる」。

2004年4月からはCS放送のスポーツ専門チャンネルEXスポーツにおいて「ケイリンライブ!」(2012年9月までの番組名は「ケイリンライブ!282(ツーパーツー)」)の放送を行っている。

バンク

400mを使用している。バンクを建設する際に、走りやすくスピードが出しやすい様に設計された。その結果、追い込みに有利な短過ぎない直線、自力選手有利な角度を大きくとったカントを持っており、どの戦法の選手にも戦いやすいと言われているが、どちらかと言うと「余程遅く無ければ、どこから仕掛けても前団を捕まえられる」と捲り選手に有利なようである。

なお、2005年春に2コーナー付近のスタンドを取り壊し、バック側まで芝生席を造ったため、そこから吹き込む風の影響には注意が必要。

大画面映像装置は2コーナー側建物上部に設置されている。

交通アクセス

場外車券売場

歴代記念競輪優勝者

優勝者 登録地
2002年 手島慶介 群馬
2003年 佐々木則幸 高知
2004年 小嶋敬二 石川
2006年 岡部芳幸 福島
2008年 渡邉晴智 静岡
2009年 木暮安由 群馬
2010年 加藤慎平 岐阜
2012年 吉田敏洋 愛知
2015年
※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。

脚注

  1. 『競輪五十年史』などの記述より

関連項目

外部リンク

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