ハワイアン航空

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ハワイアン航空(ハワイアンこうくう、Hawaiian Airlines)は、アメリカハワイ州拠点とする航空会社である。

概要

ハワイ州ホノルルにあるホノルル国際空港ハブ空港とし、ハワイ州内のハワイ島ケアホレ・コナ国際空港ヒロ国際空港)、マウイ島カフルイ空港)、カウアイ島リフエ空港)を結ぶ島間路線(インターアイランド路線)、ホノルル・カフルイとアメリカ本土を結ぶ国内線、ホノルルと太平洋地域を中心とした国際線を運航している。

アメリカ運輸省の調査でアメリカの航空会社として2003年より6年連続定時出発率1位となっている。2011年には、過去最高となる約867万人の旅客数を記録した[1]

歴史

就航都市

国内線

島間路線

ハワイ州の島々を結ぶインターアイランド路線を運航。ホノルル国際空港ホノルル)及びカフルイ空港カフルイ)から、コナ国際空港コナ)・リフエ空港リフエ)・ヒロ国際空港ヒロ)への定期便が運航されている[5]。また、子会社オハナ('Ohana by Hawaiian)がエンパイア航空との間によって設立され[6]、ホノルルとモロカイ空港モロカイ島)・ラナイ空港ラナイ島)とを結ぶインターアイランド路線を運航。

  • ホノルル - カフルイ、コナ、リフエ、ヒロ
  • カフルイ - コナ、リフエ、ヒロ
オハナ運航路線
  • ホノルル - モロカイ、ラナイ
  • カフルイ - モロカイ、コナ、ヒロ

アメリカ本土路線

アメリカ西海岸の主要都市及びニューヨークからホノルル国際空港ホノルル)へ、一部はカフルイ空港カフルイ)とも結ばれている[5]。2014年より、コナ・リフエとオークランド・ロサンゼルスを結ぶ路線を夏期季節便として運航予定。

国際線

ホノルル国際空港ホノルル)からアジアオセアニアを中心に運航[5]。とりわけ、日本路線が多いのが特徴である。

提携

2014年現在[5][7]

  • ハワイアン航空および提携航空会社のマイレージ会員が相互にマイレージの獲得およびマイレージ利用航空券予約可能な航空会社
全日本空輸アメリカン航空中国国際航空チャイナエアライン大韓航空ジェットブルー航空ヴァージン・アトランティック航空ヴァージン・アメリカヴァージン・オーストラリア
  • 提携先航空会社のマイレージ会員のみマイレージの獲得およびマイレージ利用航空券予約可能な航空会社[8]
デルタ航空[注 2]ユナイテッド航空USエアウェイズ
  • インターライン・パートナーズ[5]
エミレーツ航空、ヴァージン・オーストラリア
  • 過去の提携先
アイランドエアー

保有機材

ファイル:McDonnell Douglas DC-10-10, Hawaiian Air AN0151671.jpg
マクドネル・ダグラス DC-10(2001年)

運航機材

機材 保有数 発注数 座席数 備考
B E
エアバスA321neo 0 16 No data アメリカ西海岸路線用、2017年以降順次導入予定[9]
エアバスA330-200 18 4 18 276 294 アメリカ本土・国際線用
エアバスA330-800neo 0 6 No data 国際線用、2019年以降順次導入予定[10]
ボーイング717-200 18 - 8 110</br>115 118</br>123 島間路線用
ボーイング767-300</br>ボーイング767-300ER 11 - 18 234</br>241</br>246 252</br>259</br>264 アメリカ西海岸・国際線用、順次退役予定
47 26
オハナ
ATR 42-500 3 - 48 48
総計 50 26
  • 2014年7月現在

備考

  • ボーイング社で振り分けられるハワイアン航空向けの顧客番記号(カスタマーコード)はCBで767-3CBERとなっている。
  • 機材には、それぞれハワイ州を中心にポリネシア地域に生息する鳥の名前がつけられている。
  • 2014年8月1日より、エアバスA330-200においてプレミアムエコノミークラス「エクストラ・コンフォート・シート」を導入予定[11]。座席数は40席を予定している[12]
  • 当初、エアバスA350-800の導入を予定していたが、エアバスA330-200との互換性等からエアバスA330-800neoに変更した[10]

過去

会社設立以降、アメリカ本土などの航空会社が使用していた中古機材をかき集めることが多かった。DC-8、DC-9、DC-10-30、L-1011等が該当し、全日本空輸で使用されていた機材(L-1011)も存在する。L-1011退役後、アメリカン航空からDC-10-30を導入するが、アメリカン航空のベアメタルをベースに帯色はハワイアンのものに変えただけであった。永らく島間輸送に就役してきたDC-9-51も欧米からの中古機が殆どであったため、ボーイング717へリプレースされた。

機材 保有数 運航年 備考
ベランカ CH-300 1 1929 - 1933 遊覧飛行に使用
シコルスキー S-38 4 1929 - 1942 水陸両用機
シコルスキー S-43 4 1929 - 1942
ダグラス DC-3 13 1941 - 1966
ビーチクラフト モデル 18 1 1947 - 不明 チャーター・訓練用機
コンベア340</br>コンベア440</br>コンベア640 13 1953 - 1973
ダグラス DC-6 4 1958 - 1969 ?
ビッカース バイカウント 2 1963 - 1964
日本航空機製造 YS-11 3 1966 - 1967
ダグラス DC-9-10 5 1966 - 1971 初となるジェット機の導入
ダグラス DC-9-30 12 1968 - 1975 ? ダグラス DC-9-50に置き換え
ダグラス DC-9-50 22 1975 - 2001 ボーイング717-200に置き換え
ショート 330 3 1978 - 1980
マクドネル・ダグラス MD-81 5 1981 - 1990 ダグラス DC-9-50に置き換え
デ・ハビランド・カナダ DHC-7 6 1981 - 1994
ダグラス DC-8-62</br>ダグラス DC-8-63 3 1983 - 1993 内、2機が-62</br>内、1機が-63
ロッキード L-1011 トライスター 5 1985 - 1994 マクドネル・ダグラス DC-10に置き換え
マクドネル・ダグラス DC-10 14 1994 - 2003 ボーイング767-300に置き換え

その他

脚注

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注釈

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出典

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外部リンク

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  1. Hawaiian Sets New Record with 8.67 Million Passengers in 2011 HawaiianAirlines
  2. ハワイアン航空の歴史 ハワイアン航空
  3. Hawaiian Airlines To Launch Manila Flights HawaiianAirlines(2007年8月28日)
  4. Hawaiian to Fly to the Big Apple HawaiianAirlines(2012年5月17日)
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 Map of Hawaii Travel HawaiianAirlines
  6. Ohana by Hawaiian HawaiianAirlines
  7. Airline Partner Programs HawaiianAirlines
  8. Earn with Partner Airlines Hawaiian Airlines
  9. Hawaiian to Add Fleet of Long-Range, Single-Aisle Aircraft HawaiianAirlines
  10. 10.0 10.1 Hawaiian to Add New Airbus A330-800neo to Fleet HawaiianAirlines(2014年7月22日)
  11. Extra Comfort HawaiianAirlines
  12. テンプレート:PDFlink ハワイアン航空(2013年10月30日)
  13. テンプレート:PDFlink ハワイアン航空(2010年5月)
  14. 「Contrail of JAL Group」日本航空刊 2001年
  15. ハワイアン航空 ホノルルから無償輸送 震災で漂着、村営住宅看板を 日刊CARGO(2014年7月28日)
  16. 村営住宅看板:津波にさらわれハワイ漂着 岩手に戻る 毎日新聞(2014年7月30日)


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