ドラベース ドラえもん超野球外伝

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ドラベース ドラえもん超野球外伝』(ドラベース ドラえもんスーパーベースボールがいでん)は、2000年9月号から2011年10月号まで『月刊コロコロコミック』で連載された、『ドラえもん』の世界を舞台とした野球漫画である。作者はむぎわらしんたろう。2012年8月号より『新ドラベース』が連載中。

目次

概要

22世紀で、ドラえもんと同様のネコ型ロボット達が、人間やロボットの野球チームと対決するストーリーである。単行本は2011年10月28日発売の第23巻が最終巻。最終巻の帯には「第1部完」と書かれた。

「ドラえもん超野球外伝」というサブタイトルではあるが、第1話でドラえもんが特別出演した以外は『ドラえもん』本編との関係性はほとんど無かった。だが『月刊コロコロコミック』2010年8月号ではドラーズ結成時の回想シーンとしてドラえもんが登場し、当作品の主役であるクロえもんが所属するチームを「江戸川ドラーズ」と命名したのがドラえもんであることが描写されている。

野球のルール

22世紀の野球では人間だけでなく、ロボットや女の子でも選手を努めることができる。

作中の試合では、試合開始時に指定された3つのひみつ道具をそれぞれ1回ずつ使ってよい事になっている。WABC(ワールド アマチュア ベースボール クラシックの略)では決勝戦を除いて3つの指定されたひみつ道具の中から1つのみ使用可能。なお、指定された3つ以外のひみつ道具を使用すると失格になる。

登場人物

各球団

江戸川ドラーズ

東京都のチーム。ネコ型ロボット達が集まった野球チーム。 結成時のメンバーはドラえもん、クロえもん、ヒョロえもん、パクえもん、ピョコえもん、スズえもん、名前不明のロボットの7名で、試合で足りない分は対戦相手のチームから助っ人を借りていた。 その後、本編開始までの間にエーモンドとグリえもんが入団し、名前不明のロボットが退団[1]。次いでトラえもんが入団した。 本編開始後、第1巻にてドラえもんと入れ替わりでひろしが、第2巻にてグリえもんと入れ替わりでチビえもんが入団し、以後レギュラーはこのメンバーで固定されている。 またマネージャーのみかちゃんが選手として入る事もある。監督がいないためクロえもんがリーダー兼監督という立場であるが、第7巻から二軍独立時(第10巻の63話)まで銅羅之輔(どらのすけ)が一時的に監督になっている。 命名はドラえもんによるもので、チーム名の由来はドラ猫たちの集まりだから[2]

クロえもん(キャプテン、三塁手、5番・背番号5)

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主人公。右投右打。愛称はクロ。ひろしの家のロボットなのだが仕事をさぼり野球に打ち込んでいる。その打棒は日本トップクラスである。
ドラえもんとは友人関係。超が付くほどの熱血漢かつ負けず嫌いな性格で、面倒見のいいキャプテンである。「満月大根斬り」等の必殺打法も持っている。
WABC日本代表に選ばれた。打順はドラーズ同様5番。ひろしが交通事故に遭い、一時はひろしと共に代表辞退も考えたが、チームメイトの説得やひろしの分も優勝すると言う決意もあり初戦試合開始ギリギリでアメリカの試合球場に到着。
1巻で最初にひみつ道具を使ったのはクロで、ひみつ道具はビッグライトであった。ちなみに投手の経験が2度ある。
誕生日は2112年9月6日江戸川区出身(プロ野球チップスの限定カードより)。
主な必殺技
  • 満月打ち
  • 満月大根斬り(満月打ちをアレンジした打法)
  • 逆満月大根斬り(投手に背中を向けての満月大根斬り)
  • 満月大根スライス斬り
  • ブラックホール打ち
  • ドライバーショット
  • 一本足打法(WABC日本代表になった際に、キング・サダハル代表監督により教えを受ける。 しかし、キング・サダハルのファンだったことからひろしと共に昔から真似はしていた)
  • 三日月斬り
  • 大回転背面打ち
ひろし(投手、9番・背番号1)
クロえもんが住んでいる家の息子。右投右打。父親を早くに亡くし、母親と共に家業を切り盛りしている。宅配便で鍛えられた肩は剛速球と連投を苦にしないスタミナを生み出し、入団当初はコントロールはいまいちだったが、特訓によって克服。序盤でも金網をぶち抜くほどの強肩であり、WABC編では連投でコンクリートブロックにひびを入れ、キング・サダハルの振る木製バットをへし折った。
変化球では、フォークボールが得意。これは、宅配でできたマメが引っかかるため。
実況やウグイス嬢からはほとんど「ひろし君」と君付けされている。名前は「ひろし」だが登録名は「ヒロシ」と、カタカナ表記されているため上記と語形が違う。苗字は23巻134話にて家の表札が写される事で初めて明かされた。
名前の由来は藤子・F・不二雄の本名である『藤本弘』から。
主な必殺技
  • 剛速球(必殺技というより、特技)
  • フォークボール(こちらも必殺技というより得意な変化球。宅配便でできたマメが生み出す)
パクえもん(捕手、7番・背番号2)
右投右打。太っているため体型だけで守備位置を決められた。しかし、記憶力が抜群のため、ある意味適任であったといえる。愛称はパク。パワーはあるので当たれば飛ぶ。最近ではひみつ道具を使ったバッティングに加え、体を生かしたキャッチング、ブロックなどの守備でもチームに大きく貢献している。
気は優しいが空気が読めず、つい余計な一言でチームの空気を乱してしまうことや、相手チームの逆鱗に触れることもしばしば。当初は練習に遅刻したり、練習中にどら焼きを食べるなど、不真面目な態度が目立った。普段は幼稚園で園児の世話をしていて、四次元ポケットにはお菓子が詰まっている。
ヒョロえもん(一塁手、6番・背番号3)
左投左打。気は短いが、チームを引っ張る兄貴分。西表マングローブス監督曰く、“影の監督”的な存在。長身を行かした懐の深いバッティングと守備が武器。どんな場面でも臆さない根性を持っている。直情的で涙脆い一面もある。愛称はヒョロ。 鮮魚店で店長と共に働いている。
かぶと虫杯編以降ミケえもんと共に行動することが多くなった。
デビルキングス戦ではエラーやデッドボールでメンバー全員が塁に出た中、一人だけ全く出塁できないなど実力は他の選手と比べると見劣りしていたものの、ムードメーカー的な存在として期待されWABC日本代表に選出される。この経験で精神的に成長を見せる。
店長が病に倒れ、江戸川ドラーズを脱退した時期もあったが、仲間達の活躍は仕事中もラジオなどでしっかり聞いておりかなりの心配性だった模様。その後、店長が回復しドラーズに戻る。
熱血漢キャラとして描かれているが、実はひろしの加入前は「草野球は楽しくやれればいいじゃん」と発言してクロえもんに一喝されるなど、楽観的な性格であった。
主な必殺技
  • サザエキャッチ(合宿時に身につけた捕法、ビッグドームカップの予選テストだけで使用している)
ピョコえもん(二塁手、8番・背番号4)
右投右打。全身がバネのように伸びる独特の体質を活かしたプレーをする。よく壊れてバラバラになることも。愛称・口癖共にピョコ。 普段はロボット修理工場に勤務している。
守備範囲の広さはチーム一で、タケコプターと組み合わせて本塁打を好捕する場面も。野球帽をよくツバを後ろにしてかぶっている。
実は耳にもバネが仕込んである。
以前は2番打者だったが。チビえもんが入ってからは8番を打つようになった[3]
クロえもん曰く「ピョコえもんほど影で練習しているやつはいない。」
スズえもん(遊撃手、3番(オールスター戦では1番)・背番号6)
右投左打。きれい好きで、服が汚れるのが嫌で当初はスライディングやダイビングキャッチといった思い切ったプレーを出来ずにいたが、チーム一の守備を買われてWABCの代表に。愛称はスズ。大きなが特徴。
写真写りが悪かったり塁に出ても存在を忘れられたりと何かにつけて影が薄い扱いを受けており、ストーリーが進む毎にファインプレーをしてもカメラがその瞬間だけトラブルを起こして全く映らない、大ゴマでの出番を貰いながらも描き文字で顔が隠されるなど「目立てない」事が持ちネタと化していた。
富豪の屋敷で大切にされながら暮らしており、金に糸目を付けないプレーを多く行う。
エーモンド(左翼手、4番・背番号7)
アメリカのフロリダ州出身で、左投左打。サングラスをかけていて、カタコトの口調で話す。クロえもんと並びドラーズの主砲である。日本では稲妻家に居候している。
アメリカにいた頃はロブスターズというチームに所属していたが、ロブスターズのチーム崩壊によるメンバーの野球に対する意識の低さと当時の日米決戦で日本がアメリカに勝利したのを見て、日本のプロ育成テストを受けるために来日。しかしバントや走塁ばかりのテストに失望し途方にくれていたときにクロえもんと出会い、チームに入ることになる。
スローボール、変化球にはとことん弱いが、バットを叩き曲げてカーブに対応したり、アメリカ合衆国の国歌を聞いてテンションが上がった時には普通に打ち、現在では普通にカーブをスタンドまで運ぶことも。逆に速球にはめっぽう強く、速球を自慢とする投手からホームランを放つことが多い。「炎ノ打撃(ファイアーインパクト)」・「超炎ノ打撃(バーベキューインパクト)」という必殺打法も使う。
守備でも数々のファインプレーを生み出す。「炎ノ送球(ファイヤービーム)」による補殺、「炎ノ捕球(ファイヤーキャッチ)」による好守も多い。
普段はクールだが内に秘めた闘志は強い。乱闘好きらしく、茜フライヤーズとの乱闘の際は率先して参加していた。チーム一の石頭のようである。来日したその日にクロえもんとHR競争のようなものをした。
WABCアメリカ代表に選ばれ、初戦で2本塁打の活躍をみせている。ひろしが故障で代表辞退した際にはラッキーだと言い捨てるなど、終始アメリカ代表としての立場を貫いた。(裏を返せばそれだけひろしのことを投手として認めているとも言える。)決勝戦の時点でWABC本塁打王である。シロえもんの180kmのストレートをホームランにした(しかし衝撃で骨折)。ちなみにビックドーム杯参加テスト時にも、180kmの直球をホームランにしている。
主な必殺技
  • 炎ノ打撃(ファイヤーインパクト)(インパクト時の摩擦によりボールを発火させる打法)
  • 超炎ノ打撃(バーベキューインパクト)(炎ノ打撃の要領で、地面を這う(地を焦がす)ように打球が伸びる打法)
  • ファイヤーキャッチ(捕法、本人曰く「ただのキャッチ」)
  • 炎ノ送球(フャイヤービーム)(レフトから放つボールが燃え上がるほどのレーザービーム)
トラえもん(中堅手、1番・背番号8)
チーム一の俊足。愛称はトラ。釣り船屋で働いており、試合のとき以外は麦わら帽子を愛用。目は常に笑っているように見えるが、開くと三白眼である。チーム1の走力を持つ。初期はスイッチヒッターであったが、現在は右打ち固定。
ドラーズの初期メンバーの中では最後に入団した人物であり、釣りをしている最中に江戸川に転落し、溺れそうになっている所をヒョロえもんに救出され、そのままなし崩し的に選手に入れられた。
対カナリア戦にてひろしに代わりピッチャーを務める。実はロナえもんのファンで、ドラーズの選手の中で最もサッカーに詳しい。また、その爆発的な脚力からサッカープレイヤーとしての才能も見出した。
対デビルキングス戦でクロえもん・エーモンド以外で唯一のヒット、対ボローズ戦で先頭打者ホームラン、カナリア戦でもサヨナラの架け橋となるヒットを打つなど、打撃面でも成長している。自慢の俊足もチビえもんに負けない為に特訓し、さらなる成長を遂げた。
主な必殺技
  • サッカーシュート(対カナリア戦での、特別ルール時のみ使用。ロボットでなければ足の指の骨折はほぼ確実)
グリえもん(元右翼手 背番号9)
眼鏡を掛けているロボット。右投右打。愛称はグリ。普段は学習塾の講師を務めている。ドラーズの中で打率が一番低く、野球のセンスはあまりないが、博学のため相手のサインや癖を見破るのが得意で、的確なアドバイスで状況を変えることも。山寺ベアーズ戦後、自らの科学者としての夢のため、チームを脱退。背番号9はドラーズでは永久欠番扱いとなっている。かぶと虫杯にて、北海スノーフォックスの捕手としてドラーズと再会、自らの研究による筋肉増強をもって善戦を繰り広げる。
日本縦断トーナメントでは、行方不明となったヒョロに代わりファーストとして試合に出場する。ヒョロえもんがチームに合流した後も、ドラーズの一員として試合に出場している描写がある。
チビえもん(右翼手、2番・背番号0)
グリえもんが退団し、メンバーが足りないと悩んでいる時に川に流されていた小さなロボット。右投右打。愛称はチビ。チームではトラえもんに続き、2番目に足が速く、意外性のあるプレーが持ち味。幼いためか、感情豊かでよく笑いよく泣く。おじいさんと一緒に暮らしているらしい。
ドラーズと出会った当初は野球を全く知らなかったが、クロえもんに触発され、野球の面白さを知る。試合に使うひみつ道具を無断で使って無駄にしてしまうことが多々あるが、それがケガの功名になることもある。また、ひみつ道具を使った走塁技術は、天性の域である。また、エモルのトンボールを(マグレながら)攻略するなど、初心者ながら意外性のあるプレーが目立つ。よくイタズラをするので、ヒョロえもんを中心とする仲間に仕返しを受けている。また、ほかのドラーズのメンバーが話しているときの解説役になっている。ドラ焼きが好き。
主な必殺技
  • 満月にんじん切り(クロえもんの大根斬りを真似した打法)
  • 必殺すいか割り(大根切りを真似した打法。グリえもん曰く「めちゃくちゃな打撃理論」・ポコえもん曰く「何も考えてません」)
  • 必殺にんじんピーマンねぎごぼうきゅうりトマトなすキャベツ斬り(トンボールを打ち砕いた打法。 以降本人は記憶していないため使用不可)
ミケえもん(一塁手・外野手・背番号12)
元茜フライヤーズの補欠。右投右打。愛称はミケ。ずる賢い性格で、木の枝から吊るしたボールすら空振りするほど野球の実力は低い。野球能力をコピーできる秘密道具『コピー鈴』を使用してスパイとしてドラーズに入団するが、正体を見破られエモルにも見捨てられる。しかし大好きな野球をあきらめきれず、根性を認められて正式にドラーズの一員となる。その後も『コピー鈴』にトンボールがコピーされていた事から、練習でのエモル対策として重宝された。
隠し球牽制など、小技が得意。かぶと虫杯の綾宇市ライオンズ戦では投手をやり、隠し球など結果的に3球で試合を終わらせた。かぶと虫杯決勝戦で憧れを抱いていたエモルをホームランで打ち砕く。それ以降は江戸川ラリーも開始早々にリタイアするなど活躍なし。控え野手として登場することがしばしばあり、全てのポジションをカバーする。その後ヒョロえもんの魚屋を手伝うことによって肉体的に成長した。
みかちゃん(マネージャー兼外野手・背番号28)
ひろしの幼馴染で、ドラーズのマネージャー。右投右打。野球に関してはほぼ素人で、練習で怪我をしてしまう事が多い。とても記憶力がよく、トンボール対策の打法をいち早く記憶し、前進守備の外野の間を割る三塁打を放つ。江戸川ラリーではレギュラー取得に闘志を燃やすも、ザリガニに服を破かれるなど悲惨な目に遭う。
アカえもん(投手・背番号119)
15巻のおまけまんが「アカえもん編」に登場。元々はゲーム版のオリジナルキャラクター。ドラーズの絶対的クローザーで、抜群の制球力を持ったサウスポー。本職の消防士が忙しいため基本的に出場することはないが、ドラーズの公式戦・練習試合のベンチ登録メンバーには「アカえもん」と記載されている様に、れっきとしたチームの一員である。消火活動時にも活用する水球(ウォーター)スライダーといわれる高速スライダーが最大の武器。
名前の由来は、江戸時代に火事が「赤猫」と呼ばれていたことと思われる。左投左打。
  • 水球(ウォーター)スライダー(高速スライダー。左打席の端から本塁ベースの真ん中まで大きく曲がる魔球。)
ドラえもん(元投手・背番号10)
第1話で登場。クロえもんとは友人関係。ひろしが入るまでピッチャーを務めていたが、制球はいまいちであり、21点も取られるなど惨敗という結果になっている(この時、1コマのみだが野比のび太も登場している)。以降は、のび太の世話などで忙しく脱退した模様で、登場は第6巻などの回想シーンで小さく映るのみとなっていたが、第21巻の回想シーンで久々にまともな登場を果たす。

荒川ホワイターズ

東京都のチーム。選手の名前は荒川に架かる橋の名にちなんで付けられている。

シロえもん(投手・背番号1)
クロえもん最大のライバル。愛称はシロ。右投右打。クロえもんとはロボット学校時代の同級生で、落ちこぼれ仲間だった。しかし、野球に対する姿勢の違いからクロえもんと決別、その後は猛練習により超一流の投手に上り詰める。
初めて勝てると思った試合をチームメイトのエラーで敗退した過去からチームメイトを信用せずワンマンプレイをしていたが、ドラーズ戦を通してチームワークと仲間の大切さに気づき、考えを改める。基本的にクールな性格であるが、熱い心も持ち合わせており、時折感極まって涙を流すことも。
一度ドランプの悪質な策略により右肩を壊されるが後に彼のチームの選手、ドクター・マークにより完治した。
160キロ(当初)を誇る剛速球とキレのいいカーブに加え、縦にジグザグに変化する魔球「W(ホワイト)ボール」・アンダースローで投げることによって横に変化する「WW(ワイドホワイト)ボール」・ジャンプして投げる事によりWボールの3倍の縦変化を誇る「WWW(ワンダーワイドホワイト)ボール」を操る。
草野球選手としては異例であるプロ野球のドラフト指名を受け、草野球から初のプロ入りと話題になったが、クロえもんとの勝負でWWWボールを真芯に捉えられた事からプロ入りを辞退した。
その後WABC日本代表に選ばれる。キング・サダハルは絶対的なクローザーとして起用。普段は他人のために野球をするような人柄ではないが、ひろしをWABCに入れるように頼んだり(本人曰く「日本が勝ち進むにはひろしの球が必要」とのこと)、療養中のひろしを想い全球全力の投球を見せ、最後には作品内では初となるフォーク(ひろしを思わせるフォームであった)で試合を締めくくった。オーストラリア戦では5回から登板するも、さすがに日本代表の重みを感じて緊張のあまり、右肘がいつもの高さまで上がってないことから、投球フォームが崩れ、乱調を起こした。 過去最低の内容で1アウトもとれず4点差をひっくり返され、自身初の途中交代となった(ライトの守備につく)。しかし、ひろしの指摘・助言により即座にフォームを修正して外野からのレーザービーム(速球)で1同点の危機からチームを救った。決勝のアメリカ戦では新魔球Worldボールをあみ出すも、出来たばかりの魔球に慣れていない平井がパスボールを連発しピンチを招き、日本最速の180km/h(当初)を記録した渾身の速球をエーモンドにホームランにされ負け投手となった。
その後草野球日本縦断トーナメントでは魔球を含む全ての球種の質を高めてドラーズ戦に挑み、エーモンドをストレートのみで三振、リベンジを果たし、その後7回のスズえもんの四球まで完全試合を続けていた。
ホームランボールで鉄パイプをへし折るなど打撃面も驚異的で、ホワイターズでも主軸としてクリーンアップに座る。プライドを捨ててからは、1点がほしい場面では守備の意表をつく送りバントも行う。WABCでは投手ながら代打出場し、ホームランを打った。
初期はクロえもんのように丸顔だったが、現在は鼻先がとがっている。(ドランプ編後半あたりから。)
誕生日は2112年6月27日。
主な必殺技
  • 剛速球(最高速度180km/hを記録し本人も魔球と呼ぶ)
  • カーブ(初期は多用していた変化球)
  • フォーク(ひろしの決め球ということでWABCイギリス戦の最後を飾った)
  • Wボール(変化球、縦にジグザグする魔球。牽制球に使ったこともある)
  • WWボール(変化球、横に大きくジグザグする魔球。肩に大きな負担を抱える)
  • WWWボール(変化球、ジャンプしながら投げることで縦により大きくジグザグ変化する魔球)
  • Worldボール(変化球、分身するWボール)
平井(捕手、背番号2)
ホワイターズの破壊力抜群の4番打者。
体格のいい優良捕手で、チームのまとめ役。右投右打。シロえもんのWボールをいつもしっかり捕球するシロえもんの女房役を務める。打者としても4番として、長打を放ち活躍するシーンが目立つ。
WABC日本代表に選ばれる。主にベンチから影でチームを引っ張り、シロえもんの登板に合わせて出場、シロえもんの新魔球worldボールの捕球に苦戦しパスボ-ルを連発する。その後猛特訓の甲斐あり完璧に捕球できるようになる。元ネタは平井大橋
千住(一塁手、背番号3)
ホワイターズのクリーンアップを打つ(シロえもんに合わせて変動)。
出っ歯。出番は多め。元ネタは千住新橋
小松川(二塁手、背番号4)
ホワイターズの2番打者(23巻のドラーズ戦は1番)。眼鏡をかけている。右投右打。
以前は野球に対する強い思いはあるも実力はあまりなく、シロえもんからも辛辣な言葉を浴びせられていたが、シロえもんのハードトレーニングに付き合い現在は走攻守全てにおいて大幅にレベルがあがった。バントがとてもうまい。
WABC日本代表に選ばれ、フルイニング出場を果たす。アメリカ戦では痛恨のエラーをして1点を許すも、守備の名手エーモンドのグラブをはじくヒットを打つ。日本縦断トーナメント決勝戦では相手のエラー絡みのランニングホームランを打ちチームを優勝へ導いた。ポジションは2塁手だが、初登場時は外野になっていた。元ネタは小松川大橋
木根川(三塁手、背番号5)
ホワイターズの6番打者。長髪。
スズえもんの三塁線の打球をダイビングキャッチする(結果は『ころばし屋』の妨害で内野安打)。元ネタは木根川橋
四ツ木(遊撃手、背番号6)
ホワイターズの7番打者。タラコ唇。
守備での好プレーも多く、ボボ太攻略の糸口を見つけた存在。元ネタは四ツ木橋
鹿浜(左翼手、背番号7)
ホワイターズの1番打者。
1番打者のためか出番が多い。元ネタは鹿浜橋
扇(中堅手、背番号8)
ホワイターズの8番打者。堅物。元ネタは扇大橋
堀切(右翼手、背番号9)
ホワイターズの9番打者。眼鏡。元ネタは堀切橋

モンガーズ

選手のモデルは『21エモン』関連。

門賀(投手、3番、背番号21)
カーブとストレートを操る投手。カーブを投げるときに髪の毛が縮み、ストレートを投げるときに髪の毛が伸びる。右投右打。大金持ちの息子で、グラウンドを丸ごと買うほど。度々ドラーズを負かし、見下し軽蔑していたが、敗れた事で和解する。『21エモン』の「モンガー」がモデル。
笹山(捕手、1番)
21エモンの「ササヤマ星」(モンガーの故郷)が元ネタ。
宇木喜(一塁手、7番)
21エモンの「ウキキ」が元ネタ。
綴(二塁手、6番)
21エモンの「つづれ屋」が元ネタ。
ゴンノスケ(三塁手、4番、背番号5)
門賀のロボットでパワーヒッター。右投右打。21エモンの「ゴンスケ」が元ネタだが、大柄で体格がいい。
尾鍋(遊撃手、2番)
21エモンの「オナベ」が元ネタ。
流葉(左翼手、8番)
21エモンの「ルナ」が元ネタ。
ゴリダルマン(中堅手、5番)
21エモンの「ゴリダルマ」が元ネタ。
ワントナッタ(右翼手、9番)
21エモンの「ワントナック公爵」が元ネタ。

山ノ手ライナーズ

Bドームカップ予選テストでドラーズと対戦。当時の前回大会ベスト8に入った強豪だったがポイント1対2で当時無名のドラーズに敗れる。選手は山手線にちなんだ名前である。

新橋(背番号3)
ライナーズのキャプテン。打撃テストでエーモンドと対戦するが守備ロボのレベルが高くピッチャーロボ、シゲオ(元ネタは野茂英雄)に直撃の強襲安打1本の10点。このときにロボが壊れ、続くエーモンドの打席では設定速度130以下を大きく越える170キロを記録。ラスト1球はエーモンドに向かってきた180キロの危険球だったが初めて使った炎ノ打撃(ファイヤーインパクト)でこれをホームランにされ負ける。元ネタは新橋駅
馬場(投手)
巨体投手。ボールを鷲づかみにして投げる割りにコントロールは一流。このチームがベスト8に入れたのは彼のおかげらしい。的あてのテストで持ち球3球全てで合計90ポイントを得るが、ひろしに1球目でいきなりど真ん中(100ポイント)に当てられたため敗北。元ネタは高田馬場駅
日暮里(背番号6)
河童のような外見をしている。守備の実力はチームトップらしい。守備テストでヒョロえもんと対戦。速いショートバウンドと高いライナーを見事にキャッチしている。ヒョロえもんは速いショートバウンドはサザエキャッチで捕ったが続く高いライナーは調子にのって飛びすぎ天井に直撃。このドジがエラーとなってヒョロえもんに勝利している。元ネタは日暮里駅
秋葉原(4番)
池袋 (5番)
渋谷 (6番)
恵比寿(7番)
目黒(8番)
浜松町(9番)

山寺ベアーズ

千葉県のチーム。ビッグドーム杯初戦でドラーズと対戦。実は選手は全員タヌキ。ポコえもん以外の選手の名前には全て、「」の字がつく。

ポコえもん(投手、9番→3番、背番号00)
左投左打。催眠術を使う催眠投法が得意。愛称はポコ。普段は敬語口調で礼儀正しいが、キレると巨大なに変身し、剛速球を投げる。ただし、あまり長い時間はもたず、バテてしまう。
試合後もたびたびドラーズの前に姿を現す準レギュラー的キャラである。
「満月打ち」という打法を持つ。(作者は満月打ちに似た打ち方でヒットを記録した事があるらしい) 1球だけだが変身した状態でWボールが投げられる。
WABC編では投手として日本代表に選ばれる。対イギリス戦は1塁コーチャーだった。対オーストラリア戦では先発を務め、催眠投法を駆使し序盤は好投するも、(本人曰く)とっておきの魔球山寺山を場外に吹っ飛ばされた。準決勝キューバ戦にも登板したようだが降板後の状態と0-10の大差からみるにエモルと共にかなり打ち込まれた模様。決勝前日の練習では不在だったクロえもんに代わり3塁に入っていた。
作者曰くフォームは元阪神・江夏豊がモデルらしい。
主な必殺技
  • 満月打ち(打法、円の壁を作ってバットに確実に当てる。 のちに、クロえもんに伝授。その後クロえもんは満月大根切りに改良)
  • 満月投げ(投法、ボールが月みたいに見える。)
  • 満月投げSUPER(幻覚投法の一つ、ボールが月みたいに見え、そこからウサギがあらわれてもちを投げられる。)
  • 催眠(幻覚)投法(送球、目を合わせることで、相手に幻覚を見せることができる魔球。)
  • Wボール(変化球、山寺山で修行のために来たクロえもんに対して熊に変身し1球だけ投げた。)
  • 熊変身(変身、暴言を吐かれるなど感情的になったとき変身する。変身後に投げる速球は金属バットを簡単にへし折る威力がある。)
  • 魔球山寺山(相手に幻覚で山寺山を見せてボールを投げる。ほかに魔球京都、魔球屋久島、魔球北海道などがある。)
ポンえもん(二塁手、1番、背番号01)
ポコえもん三兄弟の一人。
左投左打。愛称はポン。ポコえもん同様普段は敬語口調で礼儀正しいが、キレると巨大なライオンに変身し、積極的な走塁を見せる。本土のライオンを一捻りで倒すという力強さとどんな手を使ってでも塁に出るのが得意。しかし、盗塁を試みた際、パクえもんの送球の方がはるかに速かったのを見るとそこまで足が速いわけでもなさそうだ(この時は吠えてスズえもんのエラーを誘ったためセーフ)。が、これは二足歩行だったためであり本来の四速歩行での走行は格段に速い。野球は初心者であり、ケニアで修行中だったところをポコにより協力を求められチームに入団。
主な必殺技
  • 満月打ち(打法、本人曰く「三兄弟みんなできる技」、円の壁を作る。)
  • ライオン変身(変身、暴言を吐かれるなど感情的になったとき変身する。変身後は迫力で相手を翻弄する。)
ポロえもん(遊撃手、2番、背番号02)
ポコえもん三兄弟の一人。
左投左打。絶妙なタイミングでひみつ道具を使うのが得意。愛称はポロ。ポコえもん、ポンえもん同様普段は敬語口調で礼儀正しいが、キレるとパンダに変身し、クローザーを務める。野球は初心者であり、中国の山中高地で修行中だったところをポコにより協力を求められチームに入団。修行中に会得した中国浮遊術を野球に応用し、あまりのスローボールにバットを振った風圧でボールがバットから逃げてしまう魔球「シャボン玉」を開発、さらに高く打ち上がったボールの軌道を操ってホームランを防ぐなど今作品では特殊な能力の持ち主である。
主な必殺技
  • 満月打ち(打法、円の壁を作る。)
  • シャボン球(魔球、手にボールを置き吹きかけた息で投げる。遅すぎるためバットを振った風圧でボールがバットから逃げる)
  • パンダ変身(変身、変身するとパンダになる。クローザーとして使われている。)
  • 中国浮遊術(捕法、空中のボールを操ることが出来るが距離制限があり、使用には相当の集中力が必要)
山下(捕手、4番、背番号2)
山崎(一塁手、3番→5番、背番号3)
出番は多め。
亀山(二塁手→右翼手、7番→9番、背番号4)
平山が特訓中に負傷したために右翼へコンバートする。
そのため、空いた二塁手としてポンえもんを補充することになった。
決めポーズなのかいつもアゴに指を添えている。
山倉(三塁手、5番→6番)
青山(遊撃手、6番、背番号6)
特訓中に負傷したため、日本縦断トーナメントには登場しない。
そのため、代わりにポロえもんを補充することになった。
外山(左翼手、2番→8番)
山本(中堅手、1番→7番)
平山(右翼手、8番)
特訓中に負傷したため、日本縦断トーナメントには登場しない。
空いた右翼は二塁手の亀山がコンバートしている。

房総タートルズ

千葉県のチーム。ビッグドーム杯2回戦でドラーズと対戦。ドラ一郎以外の選手の名前は、千葉県の房総の町の地名からとっている。

ドラ一朗(右翼手、背番号51)
右投左打(日本縦断トーナメントでは『ふえるミラー』によるコピーを右打席に配置、これは左打者のドラ一郎を鏡に映したため左右逆になったと思われる)。打率10割の天才打者だったが、ドラーズの作戦とチビえもんの前に、全打席凡退に終わる。モデルはニューヨーク・ヤンキースイチロー。走塁技術、打球判断がよく、守備でも華麗なレーザービームを繰り出す。
WABC編では外野手として選抜。当時も8割という驚異的な打率を誇っていた。1回戦のイギリスの先発で左打者に打ちづらいと言われているドラビの球を3打数2安打と打っており凡打も痛烈な一塁ライナーと相変わらずの才能ぶりを見せた。乱調したシロえもんに代わり投手も務める。WABCアメリカ代表との試合の時、ドランプからメジャーでもすぐに通用すると言われるほどの才能の持ち主である。草野球日本縦断トーナメントでは、1回戦でドラーズと対戦するも敗退。その試合をきっかけに、チームメイトの後押しもあって、メジャーに挑戦することを決心する。現在ではシアトルマリーンズ(シアトル・マリナーズのパロディ)というチームに在籍。ひろしからは通算2本のホームランを放っている。
御宿(投手、3番)
元ネタは夷隅郡御宿町
木更津(捕手、6番)
元ネタは木更津市
鴨川(一塁手、4番)
元ネタは鴨川市
君津(二塁手、8番)
元ネタは君津市
勝浦(三塁手、2番)
元ネタは勝浦市
大原(遊撃手、5番)
元ネタは夷隅郡大原町(現・いすみ市)。
行川(左翼手、9番)
元ネタは勝浦市の地域名。
白浜(中堅手、7番)
元ネタは安房郡白浜町(現・南房総市)。

デビルキングス

ドランプ率いるアメリカの最強チーム。ドランプにとっては夢の結晶同然の存在。クロえもんの獲得およびシロえもんの肩の修理を賭け、ドラーズと対戦する。メンバーの名前はメジャーリーグの選手の名前からきている。ドラーズ戦序盤では全員本来とは全く別のポジションについて試合をするなど、日本の野球のレベルをひどく侮っていた。 元々はベイブのチーム。

ドランプ(投手、3番、背番号13)
悪知恵の働くズル賢い性格だが、作中でも一、二を争う実力を持つ超一流選手。両投左打。左耳にピアスをつけ、よくウインクの仕草をするのが特徴。ドラーズ戦序盤でのポジションは左翼手。右でも投げられるが(トラえもんをレフトゴロにさせたほどの強肩)本来は左利きで、左のほうが実力を発揮する(左翼手のときは右で、投手のときは左で投げていた)。そのためスイッチピッチャーだと思われる。
片手でボールを打つだけで、打った打球にWWボールと同じ軌道を描かせるほどのバッティングを誇る。
デビルキングズを強化するにあたって、悪質な手口で超一流クラスの選手たちをかき集めたため、評判は悪かった。
一緒に野球を始めた親友ベイブが自分の実力の高さから、(プロの)野球選手になる夢を諦めさせてしまったことがトラウマになっていた。そのベイブはドラーズ戦の時、審判を担当していて、6年ぶりにドランプと再会する。
打球が消える打法、「スペードのキング」と、打者の手元で球が大きく1回転し、打者のタイミングを狂わす魔球、「Q(クイーン)ボール」を使う。
WABCアメリカ代表のエースで初戦・2戦連続で完封勝ちを記録。そして新しく編み出した最終兵器ストレート「ロイヤルストレートフラッシュ」を使う。打撃も更に向上しており決勝の対日本戦第1打席で絶好調なエモルの赤トンボールからスペードのキングでスクリーン最上段にある時計を破壊する特大先制ソロも放っている。決勝では3番ライトで出場し、ワンポイントとしてクロえもんに立ちはだかる。WABCでのウイニングボールを不慮の事故により入院していたベイブに届けた場面は美談として新聞に取り上げられた。
ドラーズ戦以降は、ドラーズ戦にて(助っ人出場した)シロえもんのWWWボールを唯一打席で見た打者として、ビックドーム杯前の特訓に付き合うなど、クロえもんに協力することも多い。
主な必殺技
  • スペードのキング(打法、ゴルフを思わせる鋭いアッパースイングでボールを打つ。打たれたボールは凄まじい圧力で紙の様に薄くなり、相手はまるでボールが消えたかの様に錯覚してしまう)
  • Qボール(変化球、ソフトボールのフォームから繰り出される大きなQの字を描く魔球。強烈なスピンがかかっているので、打てたとしても回転が強くなるだけでボールがまともに飛ばない)
  • ロイヤルストレートフラッシュ(大回転をかけた速球、打者に解体現場で使用するクレーン用の巨大な鉄球を思わせる球質の重さを持つ魔球)
ベイブ(捕手、背番号3)
右投。デビルキングスを作った人物。たまたま野球に誘ったドランプの才能に惚れ込み、チームに入れる。しかし、自身はプレーヤーとしての実力はそれほど上手ではなく、ドランプの足を引っ張る事に耐えられなくなり、彼に「世界一のチームを作ってくれ」と言い残してチームを去った。その後、審判の資格を取りドラーズとデビルキングスの試合で、ドランプと再会する。WABCの決勝戦の主審を務める予定であったが、練習中の事故により、意識不明の状態になってしまう。この事が、ドランプの士気を高める事となった。
WABC終了後に意識が回復したと新聞で報じられた。
名前は、本塁打でメジャーリーグ歴代3位のベイブ・ルースから(日本では「Babe」をベイブではなくベーブと表記する事の方が多い)。
ランディ(捕手、4番、背番号3)
右投右打。大柄で、サングラスと撥ねた神が特徴的な選手。エーモンドの元チームメイトで彼と同じ「ロブスターズ」に所属していた。ドラーズ戦序盤でのポジションは一塁手。
足の怪我を治してもらうためにチームを見捨ててデビルキングスに入団したため、当初エーモンドからは恨みを買っていた(試合終了時には和解)。
ドラーズとの試合では、肩を痛めていた状態とはいえひろしのストレートを、トラえもんが打球に気づかないほどの速いライナー性の打球でホームランにするなど、かなりの長打力の持ち主。またかなりのジャンプ力を誇り、長身もあり一塁手としても鉄壁の守備を見せる。
WABC決勝ではエモルの赤トンボールからも長打を放っており、この時もマヅイはあまりにも速い打球に反応できなかった。
WABCのアメリカ代表にも選ばれており、4番捕手として活躍。
名前は、奪三振でメジャーリーグ歴代2位・通算300以上の勝ち星を記録したランディ・ジョンソンに由来。
レジー(一塁手、6番、背番号2)
右投右打。眼が細く、体格のいい選手。ドラーズ戦序盤でのポジションは捕手。
名前は、ニューヨーク・ヤンキースなどで活躍したレジー・ジャクソンから。
ハンク(二塁手、5番、背番号8)
左投左打。頭にバンドをつけ、髪を立てている選手。パワーとスピードの両立で活躍。
デビルキングスでは5番打者。ドラーズ戦序盤でのポジションは中堅手。
名前の由来は、メジャーリーグ歴代2位の755本塁打を放っているハンク・アーロンから。
ルー(三塁手、1番、背番号6)
右投右打。デビルキングスの1番打者。走攻守の3拍子揃った優良選手。ドラーズ戦序盤でのポジションは遊撃手。
ドラーズ戦では安打やホームラン性のあたりを放ち、ファインプレー連発と活躍を見せた。
WABCのアメリカ代表にも選ばれている。ブレーカー姿のみの登場であったが、決勝の日本戦で初めて登場。決勝は1番サードでスタメン。
名前の由来は、2130試合連続出場の記録を持つルー・ゲーリッグから。
ライアン(遊撃手、9番、背番号1)
右投右打。本来のポジションはショートでありながら、ドラーズ戦序盤では投手としてマウンドに上がり、投手顔負けの剛速球を投げてドラーズナインを驚かせた。あまりバッティングは得意ではない。
WABCのアメリカ代表にも選ばれている。ルー同様のブレーカー姿のみの登場であったが、日本戦スタメンで登場。デビルキングスと違い、二塁手として出場している。打順は2番。
俊足で、内野安打を打ったり、速い走塁を見せる。
名前は、奪三振でメジャーリーグ歴代1位のノーラン・ライアンより。
ピート(左翼手、8番、背番号9)
アフロヘアにサングラスというヒップホップダンサーのような格好をしている。ドラーズ戦序盤でのポジションは右翼手。チームで一番、守備の変化が少ない選手である。
名前は、通算安打数でメジャーリーグ歴代1位のピート・ローズに由来。
サミー(中堅手、2番、背番号4)
右投右打。デビルキングスでは2番打者だった。強肩が自慢で、デビルキングス唯一の黒人選手。ドラーズ戦序盤でのポジションは二塁手。
名前は、シカゴ・カブスなどで活躍し、年間60本塁打以上を3度記録したサミー・ソーサから。
マーク(右翼手、7番、背番号5)
右投右打。「K」の文字が記されたチューリップハットと黒縁眼鏡が特徴的な、デビルキングスの選手兼ドクター。人間でも動物でもロボットでもケガをすぐに治せる凄腕の医師。
ドラーズ戦序盤でのポジションは三塁手。本来は右翼手のため三塁の守備はかなり下手。
名前は、メジャーリーグ歴代2位のシーズン70本塁打記録を持つマーク・マグワイアより。

北海スノーフォックス

北海道のチーム。カブトムシ杯初戦でドラーズと対戦。選手の名前は北海道の地名に由来。ユニフォームは福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)風。

グリえもん(投手&捕手、1番、背番号9)
元ドラーズのチームメイト。エモルの策略により、北海スノーフォックスの一員として、ドラーズの前に立ちはだかる。メガネのデザインが変わっている。自らの研究中の事故により、一時的に手に入れたものすごい筋力とデータ野球、持ち前の頭脳を駆使したひみつ道具の組み合わせなどによって善戦するが試合中に雷が落ち、元の肉体になってしまう。だが、それでもクロえもんから教えてもらった野球は楽しいものであると悟りながら、敗れた。
日本縦断トーナメント編では早々に敗退し、ヒョロえもんが抜けたドラーズのカバーに戻る。最終話では江戸川に残っていた(ただしこの世界にはどこでもドアがあるため、北海道から移住したかどうかは不明)。
富良野(投手&中堅手、9番、背番号1)
釧路(一塁手、4番、背番号3)
旭川(二塁手、2番、背番号4)
苫小牧(三塁手、3番、背番号5)
岩見沢(遊撃手、6番、背番号6)
小樽(左翼手、5番、背番号7)
稚内(中堅手&捕手、7番、背番号8)
網走(右翼手、8番、背番号不明)

綾宇市ライオンズ

『ドラえもん』第3巻の『あやうし!ライオン仮面』が元ネタのチーム。ドラーズに8点取られ、完封負けする。ユニフォームは、埼玉西武ライオンズの昔のタイプ(現在の一代前。清原秋山工藤が在籍していた頃)にそっくり。スコアボードに小さくメンバーの名前が載っている。この試合のひみつ道具はミチビキエンゼル、スケジュールどけい、着せ替えカメラと第3巻の道具。試合後、フライヤーズの偵察をしているクロえもん、ミケえもん、チビえもんがくらやみ団風の覆面をしており、エモルに見つかった際にチビえもんが「もはやのがれることはできんぞ」とくらやみ団の決め台詞をしゃべっていた。

不二矢夫(投手、背番号1)
左投げ。「打てるものなら打ってみろ」といきがるが、あっさりクロえもんに打たれる。「ライオン仮面」の作者・フニャコフニャ夫がモデル。
阿亀(捕手、背番号2)
オシシ仮面のいとこ、オカメ仮面がモデル。元ネタ同様、素顔は出ないが後ろ姿のみ描かれる。
獅子(一塁手、1番、背番号4)
ミケえもんにデッドボールを喰らい、元ネタのオシシ仮面が火あぶりにされたときの悲鳴の「グェーッ」を叫ぶ(ポーズも原作のパロディ)。その後こける真似をして牽制をしたミケえもんに刺される。
暗闇一(二塁手)
単なる穴埋め要員。モデルはライオン仮面の宿敵・くらやみ団。
雷恩(三塁手、3番、背番号3)
オシシ仮面の兄、ライオン仮面がモデル。こちらもミケえもんにデッドボールを喰らい、レーザー光線を食らった時の悲鳴の「ワーッ」と叫び、原作のポーズをする。ヒョロえもんに気付かれず、ミケえもんが隠し球を行い、アウトになる。
暗闇二(遊撃手)
単なる穴埋め要員。モデルはライオン仮面の宿敵・くらやみ団。
暗闇三(左翼手)
単なる穴埋め要員。モデルはライオン仮面の宿敵・くらやみ団。
暗闇四(中堅手)
単なる穴埋め要員。モデルはライオン仮面の宿敵・くらやみ団。
編集(右翼手、2番、背番号9)
漫画「ライオン仮面」の担当編集者がモデル。投球直後、ミケえもんがトイレに行きたいのでタイムと叫んだのにつられてスイングを止めてしまい、凡退する。

くぬぎ山バグス

銅鑼之輔監督がドラーズに来る前に率いていた強豪チーム。カブトムシカップ出場チームで4強入りした。名前は昆虫の当て字(ただし、黒蟻などそのままもある)。バント攻撃など小技で攻め、守り抜くスタイルのスモール野球がチーム戦術。メンバーの顔がみんな似ている。最後までドラーズを追い詰めたが、チビえもんのバットがすっぽ抜けて銅鑼之輔に当たって気絶したことがきっかけで大逆転負けを喫した。

茜フライヤーズ

兵庫県のチーム。エモル率いる強豪チーム。かぶと虫杯決勝でドラーズと対戦。メンバーの名前はトンボにちなんだ名前になっている。

エモル(投手、3番、背番号1)
右投右打。表向きはさわやかな性格でファンが多いが、勝つためには手段を選ばず、汚い事も平気で行う腹黒い卑劣漢の一面を裏に持ち、性格の悪質さに関してはかつてのドランプに負けず劣らずである。本来は航空会社「エモル・エアライン」の経営サポートロボットで、主人である社長のガニエに「ドラーズに負けたら野球をやめて経営ロボットに戻る」という約束をさせられていた。
カブトムシ杯終了後、試合には負けたが、ガニエと和解し野球を続けられることになる。
空中で停止する魔球「トンボール」と、止まった後に変化する「赤トンボール」を得意とする。また、打球をライナーで飛ばして狙った内野手にぶつける「トンボ返し」という打法を持つ。また、ボールを打たれても、途中で止まってしまう「逆トンボール」というのもある。WABC決勝では、空中でボールが何度も止まる新魔球「シオカラトンボール」を披露した。
シロえもんのWボールを簡単にバックスクリーンに叩き込める打力もある。
WABCでは背番号18のエース格としてキング・サダハルに選ばれた。イギリス戦序盤はキングの力配分の指示と相手側の仕掛けた逆走ルールが響き大量5失点(自責点は0)したが中盤から全力投球。赤トンボールを連投しアリス含む3人を三者三振に抑える。その後6回まで点を許さないでシロえもんにバトンタッチした。キューバ戦ではアメリカ戦に調整を合わせた事もあり、ポコえもんと2人で大量10失点。雪辱を果たすべく再び先発登板した決勝では先頭の2者(主軸にボールを見せるための囮)を連続見逃しにする。ドランプの意図を見抜いたシロえもんからプレートの位置を変えるようアドバイスをもらうも、他人の指図を聞き入れる性格ではないエモルが無視した結果、ドランプに特大ソロを浴びる。続くランディにも痛打を浴びた。その後ようやくプレートの位置を変え、エーモンドを金属バットをへし折っての3塁ゴロにおさえた。
一人称は「僕」でさらに敬語だったがWABCからは「オレ」でタメ口と変わっている。
日本縦断T(トーナメント)では、もん太率いる「山奥山寺」に22回無失点(7回ノーヒット)の好投を見せるも、(延長)23回表にもん太にHRを打たれて敗北する。

主な必殺技

  • トンボール(変化球、空中で一度停止して動き出す魔球。)
  • 赤トンボール(変化球、空中で停止後、変化する魔球。)
  • 逆トンボール(変化球、赤トンボールと同じ変化で逆回転する打球。クロえもんのブラックホール打ちを破る。)
  • シオカラトンボール(変化球、空中で何度も停止と変化をする魔球。)
  • トンボ返し(打法、鋭い打球を内野手にぶつける。ヒョロ曰く「汚い技だぜ」)
鬼山(捕手、5番、背番号2)
巨体を誇るキャッチャー。文字通り鬼のような顔をしている。
銀次郎(一塁手、4番、背番号3)
4番ながらリーチの長さを利用した意表をつくセーフティーバントを得意とする。
糸(二塁手、2番、背番号4)
フグ田タラオのような髪型の二塁手。内角の玉が苦手だがドラーズとの試合で克服する。
塩辛(三塁手、6番、背番号5)
八丁(遊撃手、9番、背番号6)
団扇(左翼手、8番、背番号7)
羽黒(中堅手、7番、背番号8)
野吾(右翼手、1番、背番号9)
変化球が苦手だがドラーズとの試合で克服する。ドラーズ戦では投手を務め、気迫でひろしを三振に抑えるもエ―モンドに死球を与える。
語尾に「〜ヤゴ」をつけて喋る。読者から「本当に人間か?」という疑問の便りをよせられたことがある。

2軍ドラーズ→グレートドラーズ

第7巻で江戸川ドラーズ監督になった銅羅之輔が、勝手にドラーズ入団希望者で結成したチーム。クロえもん達(一軍)と二軍で障害マラソン「江戸川ラリー」を行い、その中で残った代表9人がビッグドームカップに出ることになる。第9巻現在では人間が3名、ロボットが6名という構成。銅羅之輔監督からいつも送りバントの練習をやらされているのでほぼ確実に決まる。

現在はドラーズから独立し、日本縦断トーナメントに出場。以前の実力を遥かに上回るチーム力を持つ。

銅羅之輔監督(どらのすけかんとく)(監督 背番号30)
元くぬぎ山バグス監督。ドラーズにくぬぎ山バグスが敗れた後、茜フライヤーズ戦で無理矢理ドラ-ズの監督に就任し、二軍を結成した。二軍独立時、彼らの監督を務めるため共に脱退。顔がほとんど見えないほどのをたくわえていたが、「江戸川ラリー」中に自分が使用した花火で焼け焦げてしまい、切った時に素顔が明らかになる。勝利に徹底した合理主義者で、試合中にミスをした選手を「バカ」と蔑み、ときに卑劣・狡猾な手段を善悪に囚われずに遂行する冷徹な人物。その名匠振りは有無を言わさず優秀の一言であり、彼が監督として就いたチームは勝率が高い。日本縦断Tの江戸川ドラーズとの試合で命令を無視し、ありのままに野球を楽しみ敗北したグレートドラーズを見限り、チームを去る。
ブブ太(二軍キャプテン 投手、背番号11)
ブタ型ロボット。切れのいいカーブ、スライダー、フォークを操る軟投派(本人曰くブタの手は変化球を投げやすいらしい)。右投右打。かなりの努力家でチームメイト想いである。ドラーズを見習い楽しいチームをつくるためトーナメントを辞退する。ひろしの速球をホームランにするほどのパワーを身につけた。
ベベ太(捕手、背番号22)
ブタ型ロボット。金属バットをへし折ったりする、恐るべき怪力の持ち主。右投右打。ただし持久力は無く、投球練習で1球投げた(170km/hの剛速球を投げて倒れた)だけで、マウンドを降りた。
ボボ太(一塁手、背番号33)
ブタ型ロボット。パクえもんに次ぐ、巨体の持ち主。鼻で剛速球を投げ、捕球することもできる。右投右打。鼻くそを球につけることで変化球も投げられるが、無理をすると球速が落ち、最終的に鼻血が出てしまう。
ラッ太(二塁手、背番号14)
ラッコ(?)型ロボット。右投右打。うれしくなったときは自分のヘルメットラッコのように割るのが特徴的。バントが得意。鉛のユニフォームを着て練習に励んでいたためジャンプ力が飛躍的に上昇した。
まっくろえもん(三塁手、外野手、背番号15)
クロえもん以上に真っ黒なネコ型ロボット。右投右打。凶運の持ち主で、横切られると不吉な事が起こる。そのおかげで準決勝まで不戦勝で勝ち上がった。また勘も鋭く、左中間の長打コースをなぜかキャッチすることも。二軍ドラーズ選手で唯一マラソンで生き残った。ビッグドームカップでの守備ポジションは中堅手。ラッ太と同じくジャンプ力が高い。
ポチえもん(遊撃手、背番号16)
イヌ(?)型ロボット。右投右打。感情が激しくなったときに舌を出す癖がある。ラッ太と同様にバントが得意。
剛里たける(左翼手、背番号17)
試合に全く出られないで終わった3人組の1人。名前の由来は剛田武
骨山すねと(中堅手、背番号18)
試合に全く出られないで終わった3人組の1人。名前の由来は骨川スネ夫
三原しずお(右翼手、背番号19)
試合に全く出られないで終わった3人組の1人。名前の由来は源静香

オカプーズ→グレイトオカプーズ

初期はオカプーズというチーム名で、荒川ホワイターズ戦でシロえもんに苦戦、クロえもんをピンチヒッターとして迎えるがクロえもんもWボールが打てず結局完全試合にされてしまう。 その後チーム名をグレイトオカプーズに変更、ビッグドーム杯に出場するが、まっくろえもんの凶運により体調を崩し試合を棄権する。

多摩川ジャイアンズ

ドラえもん剛田武骨川スネ夫に似た容姿のメンバーが見られる。こちらもまっくろえもんの凶運により体調を崩し試合を棄権する。

江戸川ボローズ

キャプテン、レツ率いるチーム。チーム力はBクラス。しかし、レツの活躍がチームに勝利を呼ぶ。レツとボロ助以外のメンバーは色の名前がついている。

レツ(捕手、4番、背番号2)
バッティングセンターの主人の息子。右投右打。ひろしと同じ学校に通っている。野球の才能はあるが、金の為ならどんな策も弄する守銭奴。機械いじりが好きでたまに東北弁を話す。作者曰く「キテレツ大百科のキテレツをモチーフとしている。
WABC日本代表に選ばれる。バッティングセンターで鍛えられた打力を生かして3番として活躍。チャンスで当たっているらしく、決勝でもランナー3塁からスパイドルの角度のある球を坂道レバーを使って改心で捕らえている。
ボロ助(投手、3番、背番号3)
レツが壊れたピッチングマシーンを改造したロボット。ピッチングマシーンとして打たれ続けているうちにいつしか「もう打たれたくない」という執念と自我が芽生え、クロえもんをライバル視するようになっていた。白山の代役としてピッチャーとして登板した。左投左打。1回ピョコえもんと激突し壊れたが、ピョコえもんの部品を使って改造された。その後もいろんなロボの部品で改造された。必殺技は工事現場のドリルを組み入れ、回転する魔球スプリングボールでドラーズを苦しめる。最後はボロ助に体のパーツを奪われたピョコえもんがチビえもんの協力(?)でスプリングボールの攻略法を見抜き、クロえもんにその攻略法(?)で打たれた。その打球が直撃し改造パーツが全て大破。ピョコえもんのバネで打球を捕球はしたがバネが切れて腕ごとバックスクリーン上段に叩き込まれ逆転ツーランとなった。その後も日本縦断トーナメントに出場するなどボローズのメンバーとなっている。作者曰く「キテレツ大百科」のコロ助をモチーフとしている。
白山(投手、3番、背番号3)
通称シロ。レツはこの愛称を悪用して、『ドラーズ対シロの対決』というチラシを作り、観客をだました。ドラーズ戦で最初はピッチャーをしていたが、途中で乱入してきたボロ助の直球が直撃し気絶した。実力は非力のトラえもんに簡単にバックスクリーン上段に運ばれるほどヘッポコ。その後、ボロ助と交代する。しかしその影はホワイターズファンでもシロえもんと間違えるほど似ている。ボロ助と交代してから全く登場していない。
赤星(1番)
青田(2番)
灰山(5番)
黄島(9番)

レツはボローズの4番。日本代表にも選ばれて主に中軸打者として活躍した(3番)

キテレツ倶楽部

モンガーズとの試合で登場したチーム。モデルはキテレツ大百科。コロ助にそっくりな投手がいる。

江戸川のエースたち

レツのたくらみによってクロえもんと勝負することになった。江戸川中のエースたち。

下柳虎之助
クロえもんと対戦した江戸川タイガースのエース、モデルは下柳剛
黒田鯉男
江戸川カープのエース、モデルは黒田博樹
黒木カモメ
江戸川マリーンズのエース、モデルは黒木知宏
桑・・・
江戸川ジャイアンツのエース、名乗る間なく打たれたため名前は不明。モデルはおそらく桑田真澄
小松竜夫
江戸川ドラゴンズのエース、モデルは小松辰雄
松坂しし男
江戸川ライオンズのエース、モデルは松坂大輔
石井ツバメ
江戸川スワローズのエース、モデルは石井弘寿
野茂牛雄
江戸川バッファローズのエース、モデルは野茂英雄

カナリア軍団

もしもボックスを使ってサッカーと野球のルールを取り入れた試合で戦う事になったブラジルのプロサッカーチーム。作者曰く、メンバーの名前はコーヒーに関係し、喫茶店でメニューを見て名前を決めたの事。

ロナえもん(投手(?)、背番号11)
サッカーこそ世界一のスポーツだと主張していたネコ型ロボット。左足からのボレーシュートが得意。投手としても小さな野球ボールを巧みに操り、フォークなどの変化球や魔球をも繰り出す。世界一のスポーツの座を賭けて戦う。トラは彼の隠れファンである。最後はクロえもんに魔球ダブルバナナシュートを蹴ったがこれをレフトゴールにいれられサヨナラ3ランゴールを決められる。(野球でいうサヨナラ3ラン)。サッカー選手のロナウジーニョがモデル。

主な必殺技

  • 左足ボレー(打法、蹴った打球が大きく右方向に曲がる)
  • バナナシュート(投球、もの凄い変化でボールが曲がる)
  • ダブルバナナシュート(投球、高く蹴り上げたボールが空中で停止、そこから急降下させるサッカーの魔球)
マウンテン(捕手、背番号1)
身体がでかい。
モンブラン(一塁手、背番号10)
1回表にロナえもんがゴールを決めた後にサンバを踊りながら打席に入り、ヘディングで打ったがあたりどころが悪く、一時的に気を失った。チーム内でただ一人ロナえもんなどの3人以外でスパイクを履いていない(裸足)。
カプチーノ(二塁手、背番号4)
5回表にロロえもんと交代した。
モカ(三塁手、背番号5)
ヒラリマントをつかおうとしたが、トラえもんのボールに引き裂かれる。
ジャロ(遊撃手→中翼手、背番号6)
ウインナがロビえもんと交代したため、センターに回った。
コロンビー(左翼手、背番号7)
ひみつ道具のタイムフロシキで大人になってかっとばそうとするが、トラが蹴った球の風圧により逆にかぶってしまい赤ちゃんになってしまった(ひみつ道具は一時的な効果しかないため後で元に戻った)。
ウインナ(中翼手)
5回表にロビえもんと交代した。
デリン(右翼手、背番号9)
ひろしが退場した後にトラが投げたとても遅い球をフェンス直撃のタイムリーヒットにする。
ロロえもん(二塁手、背番号13)
ロビの弟。黒い方がロロである。ロビとは正反対に気性の激しい性格。ラフプレーが多く、打球をヒョロえもんにぶつけての内野安打を狙う。さらにその際スライディングしてきたヒロシも巧妙なプレーで退場させた。12巻の最後にヒロシとユニフォームを交換した。ポジションはミッドフィールダー。プレースタイルはラフプレー誘い。まさにロビーニョのプレースタイル。
ロビえもん(遊撃手、背番号12)
ロロの兄。白い方がロビである。ロロと違いドラーズを認めている様子がうかがえる。打撃面は活躍が無かったが守備ではその足で中日アライバコンビ張りの超ダブルプレーを決める。

23世紀ドラーズ

DS版ドラベース2および、2009年12月号&2010年1月号掲載の番外編に登場。ゲームでは尊敬するクロえもん達と試合をするために22世紀に来た最強クラスのチーム。漫画版では負けっぱなしのオンボロチームで、チームを鍛える為ドラーズを23世紀に呼んで特訓してもらうことに。

46えもん(投手)
シロえもん似。普段は弱気で実力はまだまだだがピッチャーとしてのプライドは持っている。 24世紀から来たまっシロえもんの指導で魔球M(まっしろ)ボールを習得。ゲーム版ではクールな実力派ピッチャー。
96えもん(キャプテン、三塁手)
クロえもん似。試合では失敗ばかりだが、チームを強くしたいという思いは人一倍。 クロえもんの指導で、太陽大根斬りの必殺打法を習得。 ゲーム版では江戸川ドラーズの大ファン。
グリた(捕手)
グリえもん似。
エモール(二塁手)
エモル似。チーム内で唯一華麗な守備を見せるが、一言多い。
ポンポコえもん(一塁手)
ポコえもん似。
ベルえもん(遊撃手)
スズえもん似。
エーモンドJr(左翼手)
エーモンド似。エーモンドに炎ノ打撃を伝授された。
ドランパ(中堅手)
ドランプ似。
ドラ三郎(右翼手)
ドラ一朗似。
まっしろえもん
24世紀から来たホワイターズの投手で、46えもんにまっしろボールを教えた。

不明

エーモンドの回想に登場したチーム。オバQとO次郎に似たキャラが確認できる。

WABC各国代表チーム

日本代表

クロえもん
ポジションは三塁手。背番号5番。江戸川ドラーズを参照。
ひろし
ポジションは投手。背番号11番。江戸川ドラーズを参照。渡米前に事故で重傷を負い、代表辞退を余儀なくされる。
シロえもん
ポジションは投手。背番号1番。荒川ホワイターズを参照。
ポコえもん
ポジションは投手。背番号00番。山寺ベアーズを参照。
エモル
ポジションは投手。背番号18番。茜フライヤーズを参照。
平井
ポジションは捕手。背番号2番。荒川ホワイターズを参照。
レツ
ポジションは捕手。背番号22番。江戸川ボローズを参照。
ヒョロえもん
ポジションは一塁手。背番号33番。江戸川ドラーズを参照。
小松川
ポジションは二塁手。背番号4番。荒川ホワイターズを参照。
オレえもん
ポジションは遊撃手。背番号6番。秋田オリオンズを参照。
元ネタは秋田県出身でロッテオリオンズに在籍していた落合博満(元中日ドラゴンズ監督)。
マヅイ
ポジションは左翼手。背番号55番。石川ヤンキーズを参照。
元ネタはチーム名・背番号・ポジション、全て石川県出身の松井秀喜から。
キヌえもん
ポジションは中堅手。背番号3番。鉄人軍団を参照。
ドラ一朗
ポジションは右翼手。背番号51番。房総タートルズを参照。
スズえもん
ポジションは遊撃手。背番号66番。江戸川ドラーズを参照。ひろしに代わって代表となる。
キング・サダハル
日本代表の監督。背番号89番。
伝説のホームラン王の家系にあり、1068本塁打の世界記録を持つ野球の王様で、現役最後となるオリンピックにも4番で出場、決勝のアメリカ戦で優勝を決めるサヨナラホームランを放つ。王貞治がモチーフ(王の通算本塁打記録は868本である)。ユニフォームはWBCで日本が優勝した時のものと同じデザインのものを着ている。一本足打法を使う。性格は大物のそれで、チームが押されている時も、微塵も動じない。

アメリカ代表

エーモンド
ポジションは左翼手。背番号7番。江戸川ドラーズを参照。アメリカ代表として出場。
ドランプ
ポジションは投手。背番号13番。デビルキングスを参照。
ランディ
ポジションは捕手。背番号2番。デビルキングスを参照。
ライアン
ポジションは二塁手。背番号4番。デビルキングスを参照。
ルー
ポジションは三塁手。背番号5番。デビルキングスを参照。
スパイドル
ポジションは投手。背番号1番。元ネタはスパイダーマン
かなりの長身で、投げるストレートはまるでビルの屋上から投げたかのような角度を誇り、強打者のレツ、オレえもん、ドラ一郎ですら安定してヒットを打てない。
守備も相当の実力で、フェンスは軽々とよじ登ることができる。クロえもんのホームラン性の打球もフェンスに前のめりになった間に覆面に入るという好プレー(?)を見せた事もある。
ジェイソン
ポジションは一塁手。ジェイソン・ジオンビーがモデル。
ロドリゲス
ポジションは遊撃手。アレックス・ロドリゲスがモデル。
ハンター
ポジションは中堅手。トリー・ハンターがモデル。

イギリス代表

アリス
イギリス代表のキャプテン。ポジションは中堅手。女性。背番号は長髪に隠れて不明。
俊足・巧打・強肩の持ち主で肩はドラ一朗が2塁からヒット1本で帰れないほど。全てのプレイでチームを引っ張り、エモルからショート強襲ヒットを放った。
不思議の国のアリス』の主人公・アリスがモデル。
ドラビ
ポジションは投手。背番号33番。
左に打ちづらい球を投げるため、日本代表1番のドラ一朗に警戒してアリスが先発させた。しかしドラ一朗には2安打を打たれ、クロえもんにスクイズとホームランで乱されて大量7失点を喫した。
足がかなり速く、普通のヒットでも2塁まで走れるほど。
不思議の国のアリス』の白ウサギがモデル。
ドドラ
イギリス代表4番。ポジションは一塁手。背番号3番。
初回にエモルのトンボールを目をつぶることで普通のストレートに見せて2ランホームランを放った。最終打席はシロえもんにWボールを要求したがイギリス代表の予想をはるかに上回る投球の前に三球三振に終わる。
不思議の国のアリス』のチェシャ猫がモデル。

オーストラリア代表

投手ウルル率いる走行守そろったチーム。外野手ベダラとロングが俊足のため、2人で守っている。選手の名前はオーストラリアの島の名前に由来。

ウルル
投手、1番。
実力はそれほど高くないが、肩に乗せたドアランの表情から相手を打ち取れる球を投げる。右投右打。元ネタはオーストラリアの世界遺産ウルル(エアーズロック)から。最初はドアランの表情の指示通りに投げていたが、後半からは自分の実力を試すため、ドアランの指示を無視しストレートを投げるようになる。同点に追いついてからは再びドアランの指示通りに投球するようになった。ドアランのホームランの直後の打席でシロえもんに頭部死球を喰らった。更に1点ビハインドの最終回には3番手ドラ一朗から同点になりかけるヒットも打った。しかし途中からライトにいたシロえもんの補殺により試合終了となった。
球種はスライダー、カーブ、チェンジアップで、本気のストレートはクロえもんを打ち崩すほど。
ドアラン
投手、11番。
一見ぬいぐるみのようだが、本物のコアラ。ウルルの肩に乗っている。相手が待っている狙い球の裏をかいて、相手を打ち取れそうな球を読み取る事が出来、それをウルルに表情で伝える。しかし、クロえもんは狙い球をしぼらず来た球を本能で打つという打ち方をしていたため、打ち取れる球を読み取れず今までにない渋い表情をした。またヒョロえもんの時も、臭い匂いに邪魔され、打ち取れる球を読み取れなかった。バッターボックスに立った時はウルルがひみつ道具「デラックスライト」をドアランに照射し、デラックスドアランとなった状態でWボールを打ち返して場外ホームランを放った。左投左打。打ち取れる球は指でも伝えることができる。モデルは中日ドラゴンズのマスコットの一人ドアラ。彼の存在によりピッチャーが二人いるため、守備に中堅手がいないという変則ポジションとなっている。
ベダラ
左翼手、2番。
ロングと共に2人だけで守る外野の1人。ドアランのホームランで乱調したシロえもんから同点3ランを放った。元ネタはベダラ島。
ロング
右翼手、6番。
カンガルーのような顔をしている。足はとても速く、ウルル曰くオーストラリアの大自然の中で毎日トレーニングしている成果だという。ポコえもんからホームランを放つ強打者。元ネタはロング島。

草野球日本縦断T(トーナメント)にて初登場したチーム

秋田オリオンズ

オレえもんを中心とした秋田のチーム。選手の名前は落合博満が在籍していた頃のロッテオリオンズの選手名が由来。

オレえもん(遊撃手、4番、背番号6)
大柄な体格。遊撃手だけあり守備力もかなりのもの。足に古傷を患っており、WABC時はこれが原因でおもに代打担当となった。キングが選んだ4番だけにドラ一郎と肩を並べる強打者であり、絶好調のときはバットに当たっただけでスタンドまで運ぶパワーを発揮する。3回戦でドラーズと対戦し敗北。
モデルは元中日ドラゴンズ監督の落合博満である。
高沢(左翼手、1番)
山崎(二塁手、2番)
弘田(中堅手、3番)
れおん(一塁手、5番、背番号7)
水上(三塁手、6番、背番号5)
有藤(右翼手、7番)
袴田(捕手、8番、背番号12)
村田(投手、9番、背番号29)

石川ヤンキース

マヅイ(左翼手(オールスター戦ではエーモンドがレフトを守ったためセンターを守った。)、背番号7)
石川ヤンキーズ(石川県)の4番打者。かなりの強打者でありWABCではクロえもんに続き特大ホームランを放った。

鉄人軍団

キヌえもん(中堅手、背番号8)
鉄人軍団(広島県)の選手。ゴリラ型ロボットのような強面に(本来はヒヒ型ロボット)デッドボールを受けても平然としている頑丈な身体を持つ。強打者でWABCでは満塁ホームランを放った。熱い心を持つ好漢。モデルはチーム名、名前、守備位置、背番号から元広島東洋カープ衣笠祥雄山本浩二を合わせたと思われる(山本の背番号は8番で守備位置は中堅手。実際の衣笠は背番号3番で主に三塁手で鉄人と呼ばれていた。ともにカープでは永久欠番)。

西表マングローブス

イリえもん(一塁手、背番号3)
西表マングローブス (沖縄県)の3番打者。幻のイリオモテヤマネコ型ロボットであり、非常に高い視力を持つ。ドラーズとの試合ではその視力を使い、ひろしの投げる球種を自軍の打者にサインで教えて苦戦させた。優勝原理は監督を胴上げするため。2回戦でドラーズの空気砲使用による機転により敗退。

道頓堀サンダース

大阪府代表。焼鳥屋のチームで大阪最強。3回戦で水戸イエローゲーツを相手に6回裏で34対1という大差をつけて勝利。キャプテンがカーネル・サンダースのような風貌をしている。試合開始直前に相手チームに下剤入りの焼き鳥をあげようとしたり、靴を脱いで足の臭さで気絶させようとする。[4]

足柄ゴールデンベアーズ

静岡県代表。3回戦で山寺ベアーズと対戦。金太郎のような恰好をしたチームメイトが在籍し、山寺ベアーズから6回裏までに5点を先取するが、その後どのようにして逆転負けを喫したかは不明。

山奥山寺

もん太(投手、背番号1)
山奥山寺(山形県)のエース。変化球が嫌いで持ち球はストレートのみ(しかし一度チェンジアップを投げたことがある。)。血気盛んでとにかく喧嘩っ早い性格。
最速181キロ(非公式記録)の剛速球で、1回戦は21奪三振(63球全球ストレート)で完全試合を達成した。過去に審判の判定を不服とし[5]暴力事件を起こしたためチームは5年間対外試合禁止処分を受け、事件を起こしたもん太本人は山奥山寺で反省させられていた。その速球は風圧だけでベルトを引き裂くというとてつもない代物でクロ曰く「誰よりも速い」、シロ曰く「この大会のライバル」などその実力は高く評価されている。
丈夫な身体とバットをへし折る力を持ち、打撃面もかなりのものでバックスタンドを破壊するホームランを放ち、エモルの魔球「シオカラトンボール」さえも打ち砕いた。天才型の選手だが野球を愛する心はチーム一(野球が出来ると分かると主に舌を出した砕けた表情になる)で試合を勝ち進み徐々にチームに馴染んでいき、対戦を心待ちにしていたクロ達がグレイトドラーズの卑劣極まりない罠にかかり不戦敗となった後の特別試合では、打ち込まれたひろしに代わってマウンドに立つなど、不器用だが優しい一面も持ち合わせている。ホワイターズとの決勝戦では、味方のエラーも絡んで痛恨の失点をしてしまうが、そのエラーを犯したチームメイトを責める事無く、最後の打席に立った(結果はシロえもんの直球勝負に三振に終わりゲームセット)。
その後のオールスター戦ではクロえもんに対して公式の日本記録となる181km/hを投じる(結果はホームラン)。
和尚
山奥山寺の和尚で、もん太を寺で指導していた。
もん太を元いたチームに、また入れてくれるように頼むが、もん太を監視するためにチームの監督になるという条件で、山奥山寺の監督に就任する事になる。
もん太のしているハチマキは、和尚がお経を唱えるともん太をぐるぐる巻きに縛るようになっている。

怪盗ジョーカー

ジョーカー
最初にビッグドームに集められたときに1コマだけ出演している。
ハチ
スペード
スパイダーA
アリババ
レイ・ドーラ・ゴン
ミスター金有

その他

ミスター・シゲオ
オールスター戦にて特別ゲストとして登場。「不滅の男」「野球界の太陽」と呼ばれている。キング・サダハルとはかつて同じ球団で活躍してきた。モチーフは長嶋茂雄

用語

イニング
草野球なので正式の試合は7回まで。7回まで同点だった場合、8回から延長戦になる。なお、延長戦があったのは、ドラーズ対ベアーズ(延長8回)、ドラーズ対ホワイターズ(延長9回)、ドラーズ対キングス(延長8回), 茜フライヤーズ対山奥山寺(延長23回)の4試合。ただしドラえもんが登板したドラーズ対モンガーズの初戦は何故か9回まで行われている(ドラえもんの大量失点で延長どころかドラーズが惨敗している)。得点差によるコールドゲームはないようである。
逆走ルール
このルールはイギリス代表チームがひみつ道具「ひっこし地図」を使ったことで試合球場の1塁と3塁を逆にしたことにより、ダイヤモンドを通常とは逆に回らなければならなくなったもの。イギリスが楽に逆走するのに対し、日本は普段の野球がしみついているためにミスを連発。これにより2回に日本代表のエース、エモルから3点(1回も含めると5点)を奪った。なおこのルールは1イニング限定。
野球・サッカー一体型ルール
このルールはロナえもんがドラーズ(クロえもん)と勝負するために「もしもボックス」を使ったことで、野球とサッカーのルールが一体となったもの。
攻撃はバットで打とうが、足で蹴ろうが、ヘディングしようが自由。なお、足で蹴る場合は超軽量特殊カーボンサポーターを使う。守備は通常の野球どおり、グローブを使うか、足で蹴って行う。足で蹴る場合は、ボールを蹴る=捕球と同じ模様。投球は投げるか、足で蹴るかどちらかで行う。
球場のライトとレフトにはサッカーゴールが置かれており、ボールがゴールに入るとホームランと同じ扱い。ノーバウンドで打球を捕球しても、その捕球した選手がゴールに入ってしまった場合はアウトにならず、ホームランとなる。また、イエローカードレッドカードも存在する。
甲虫園球場
全体が蔦に覆われた、22世紀では一番古い野球場。モデルは阪神甲子園球場。作者曰く「クロたちを甲子園で闘わせてみたかった」
ビッグドーム
ビッグドームカップの会場。モデルは東京ドーム。スコアボードのモデルは京セラドーム大阪。ドームのモデルは福岡Yahoo!JAPANドーム。球場内のモデルは後楽園球場

各大会

第31回ビッグドーム杯、第32回ビッグドーム杯

ビッグドーム杯とは、プロ野球公式戦も行われるビッグドームでの草野球大会である。出場するには予選テストを勝ち抜かないとならない。予選を勝ち抜くと、ビッグドームカップトーナメント出場が決まる。しかし、推薦状をもらったチームは、予選なしでトーナメントに出場できる。優勝チームはプロ・ドリームチームと対戦できる。

かぶと虫杯

エモルの主人ガニエ(メジャーリーグのエリック・ガニエから)がエモルに経営ロボットに戻らせるために開催した大会。しかし決勝でエモルがミケえもんに打たれた為に野球を続けてもいいということになった。

WABC

ワールド・アマチュア・ベースボール・クラシックの略。アマチュア野球世界一を決める大会。モデルはワールド・ベースボール・クラシック

草野球日本縦断トーナメント

キング・サダハル主催のトーナメント。カプセルで日本を縦断し各地の球場で戦うという内容。優勝者にはチーム専用特製球場が贈呈される。 打率や防御率など上位の選手と草野球ファンの投票により選ばれた選手によって試合を行うオ―ルスタ―戦もある。

江戸川ドラーズの試合

  • 練習試合 モンガーズ(●0-21)
  • 練習試合 モンガーズ(○9-8)
  • 第31回ビッグドームカップ
    • 1回戦 山寺ベアーズ(○10-9)延長8回
    • 2回戦 房総タートルズ(○1-0)
    • 準々決勝 荒川ホワイターズ(○7x-6)延長9回
    • 準決勝 日の出町ハナチャンズ(●0-21)
  • 特別試合 デビルキングス(○6-5)延長8回
  • かぶと虫カップ
    • 1回戦 北海スノーフォックス(○9x-7)
    • 2回戦 綾宇市ライオンズ(○8-0)
    • 準決勝 くぬぎ山バグズ(○3-2)
    • 決勝 茜フライヤーズ(○6-5)
  • 練習試合 タイムマシンズ(○7-0)
  • 第32回ビッグドームカップ
    • 1回戦 グレイトオカプーズ(○不戦勝)[相手の試合放棄]
    • 2回戦 多摩川ジャイアンズ(○不戦勝)[相手の試合放棄]
    • 3回戦 荒川ホワイターズ(●0-1)
  • 特別試合 江戸川ボローズ (○3-2)
  • 特別試合 カナリア軍団 (○3x-2)
  • WABC
    • 一回戦 イギリス代表 (○7-5)
    • 二回戦 オーストラリア代表 (○6-5)
    • 準決勝 キューバ代表 (○11-10)
    • 決勝戦 アメリカ代表 (●2-4)
  • 草野球日本縦断トーナメント
    • 一回戦 房総タートルズ (○2-1)
    • 二回戦 西表マングローブズ (○2-1)
    • 三回戦 秋田オリオンズ (○3-2)
    • 四回戦 山寺ベアーズ(○6‐5)
    • 五回戦 グレートドラーズ(●不戦敗)
  • 特別試合 グレートドラーズ(○4-3)
  • 練習試合 荒川ホワイターズ(○3-1)

※初試合の段階で98連敗していた(上記の1番上の試合を除く)。

新ドラベース

2012年8月号より連載の新シリーズ。クロえもんとシロえもんがプロリーグへと入団したその後、球えもんを主人公に多摩川ドラーズの活躍が描かれる。2012年12月号より作者が「ドラえもんひみつ道具博物館」連載のため5ヶ月間休載となり、2013年5月号より連載再開。

各球団(新)

多摩川ドラーズ

タマガワ河川敷でプレイしている草野球チーム。

球えもん(投手、3番、背番号1)
主人公。左投げ投手で、決め技は潜水艦投法を応用したナックルボール「タマタマ球(ボール)」。
ジロえもん(右翼手、1番、背番号9)
いつも片目だけを開けた紙袋を被っている。選球眼あるものの打てない。
スネえもん(遊撃手、2番、背番号6)
左打ちで、性格が曲がっているので変化球だけ打つのが得意。
ゴロえもん(二塁手、4番、背番号4)
強打者であるものの、打つとお腹が痛くなる。
権左ェ門(三塁手、5番、背番号5)
球えもんの身長の倍もある巨漢。球えもん入団前まではピッチャーを努めており、球は速いがコントロールに難がある。
ショウ(捕手、6番、背番号2)
球えもんの友達で、入団テストに落ちた球えもんを多摩川ドラーズに誘う。
モジャえもん(一塁手、7番、背番号7)
フライを捕るのがヘタだが、フライ以外のキャッチは得意。
タコえもん(中堅手、8番、背番号3)
長い手足を生かしてキャッチする。
チョコえもん(左翼手、9番、背番号8)
ショウの幼馴染。

江戸川ドラーズ(新)

ヒョロえもんを監督に草野球屈指の強豪チームとなっている。選手層が厚くテスト生入団も1人入ればいいほうで、球えもんも入団を断念している。

ヒョロえもん
江戸川ドラーズの現監督。
キヨえもん
4番打者。草野球NO.1スラッガー。モデルは清原和博
クワえもん
江戸川ドラーズのエース。モデルは桑田真澄

世田谷パーマンズ

パーマンのように帽子を目深に被っている選手がいるチーム。県大会にいける実力を持ち、球えもん入団後の多摩川ドラーズ最初の対戦相手。

桜っ丘エスパーズ

アストロビッグドームのドラーズ地区予選Aの初戦の対戦相手。チーム全員が相手の気持ちを読み取ることができる。しかし本当は、この試合では使えないひみつ道具「テレパ椎」の力だったため失格となり、多摩川ドラーズが勝利となった。モデルは「エスパー魔美

紺鉾(二塁手、1番)
具蘭(中堅手、2番)
高畑(捕手、3番)
マミえもん(投手、4番)
赤太郎(三塁手、5番)
耳太郎(遊撃手、6番)
金太郎(右翼手、7番)
篠山(一塁手、8番)
黒沢(左翼手、9番)

キングフィッシャーズ

ドラ・エメル以外のメンバーの名前は鳥の名前からきている。

ドラ・エメル(三塁手、1番、背番号1)
球えもんのライバルとも言える存在。アマチュア野球ではトップクラスのバッターで、1試合に最低1本は確実にホームランを打つ天才的なHRバッター。江戸川ドラーズからもスカウトに来るが断っている。
山蝉(二塁手、2番)
赤小瓶(遊撃手、3番、背番号6)
真雁(捕手、4番)
五位(左翼手、5番)
川鵜(一塁手、6番)
千鳥(右翼手、7番)
鴨(中堅手、8番)
鷺(投手、9番、背番号11)

その他

クロえもん
江戸川ドラーズの元キャプテン。ドラフト1位指名で千葉マリーンズに入団する。
シロえもん
荒川ホワイターズの元エース。ドラフト1位指名で札幌ファイターズに入団する。

単行本

1年に2冊のペースで発売された。 単行本の背表紙イラストはてんとう虫コミックス版『ドラえもん』を意識したものとなっている。ただし3巻までは偶然同じものとなっていたらしい。

  • 『ドラベース ドラえもん超野球外伝』
    1. ISBN 4091428517
    2. ISBN 4091428525
    3. ISBN 4091428533
    4. ISBN 4091428541
    5. ISBN 409142855X
    6. ISBN 4091428568
    7. ISBN 4091428576
    8. ISBN 4091428584
    9. ISBN 4091428592
    10. ISBN 409140068X
    11. ISBN 4091401848
    12. ISBN 4091402798
    13. ISBN 4091403476
    14. ISBN 4091404197
    15. ISBN 4091405460
    16. ISBN 9784091407153
    17. ISBN 9784091407924
    18. ISBN 9784091408471
    19. ISBN 9784091408952

ゲーム

2007年12月20日バンダイナムコゲームスよりニンテンドーDS用ソフト『ドラベース ドラマチック・スタジアム』が発売された。

2009年11月19日、バンダイナムコゲームスよりニンテンドーDS用ソフト『ドラベース2 熱闘ウルトラスタジアム』が発売された。

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2010年3月25日にバンダイナムコゲームスより発売された、ニンテンドーDS用ソフト『プロ野球 ファミスタDS2010』に、パスワード特典としてドラーズの選手が登場する。

脚注

  1. 退団時期は不明だが、少なくともエーモンドがドラーズに出会った頃には姿が確認でき、トラえもんが入団した時にはメンバーが足りないと言われているためいなくなっていることが分かる。
  2. 名前が“ドラ”えもんのため最初は自分の名前を入れたチーム名と思われヒョロを怒らせそうになった。ちなみに「ドラーズ」の前には「ヒョローズ」「パクちゃんズ」「チームスズ」などの案が出ていた(由来は当然自分の名前)。
  3. 房総タートルズ戦の時点ではまだ2番だった。
  4. コミックではビッグライトで大きくしたバットでキャッチャーの視界をふさいだ。
  5. 実は審判の判定ではなく、交通事故で亡くなった親友に投げられなくなった悔しさで、暴力事件を起こしたことが明らかになった。


外部リンク

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