カメーバ

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カメーバ (Kamoebas) は、特撮映画ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』などに登場した架空の怪獣である。別名「大亀怪獣」。

登場作品

特撮テレビ番組『行け!ゴッドマン』(1972年)にも登場した。

『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』のカメーバ

  • 体長:20メートル
  • 体重:2万8千トン

無人宇宙船ヘリオス7号に付着して南太平洋のセルジオ島に飛来したアメーバ状の宇宙生物が、マタマタガメに付着して生まれた怪獣。マタマタガメの姿のまま巨大化しており、いわゆる怪獣と云うよりは“巨大生物”といった趣がある。人間の策略に落ち、鍾乳洞のコウモリの群れの超音波で思考自体を乱され、同種の宇宙生物により怪獣化した巨大蟹ガニメの2体目と同士討ちをし、最期はガニメともども火山の噴火口に飲み込まれた。

造形
着ぐるみの造形は安丸信行
全身の粘土原から石膏型が起こされ、細かい鱗の表現にこだわった造形が行われている。背中のトゲは、時計回りに渦を巻いており、これは同じ安丸による『怪獣総進撃』のアンギラスの背中のトゲと同じ表現である。腹部にチャックがあり、演技者は下から入る仕掛けになっている。後ろ足は演技者の膝から先が入り、膝をつかずに演技できるように作られている。
カメーバの頭が勢いよく飛び出すギミックは、圧縮空気のボンベを仕込んだもの[1]。スーツアクターの中村晴吉は、頭が飛び出す際の「ポン!」という音に毎回中でびっくりさせられたそうである。
劇中に登場するマタマタガメは、イシガメの甲羅にトゲのデコレートを乗せて出演させたもの。

『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』のカメーバ

  • 体長・体重:初代と同じ

頸部に“巨大な爪で引掻いた”ような傷跡のある死骸が九十九里浜の海岸に打ち上げられていた。1972年1987年にも発見されている。

『行け!ゴッドマン』のカメーバ

突然、男女2人組の前に姿を現し、ゴッドマンにほぼ無抵抗のまま殴られ続け、海中へと逃げ去る。海の怪獣だが、陸上でも平気で戦っていた。

  • 着ぐるみは『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』の流用だが、下顎がない。

脚注

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参考文献

関連項目

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  1. テンプレート:Cite
  2. テンプレート:Cite