青梅鉄道公園

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ファイル:Cat Nora on Ome Railway Park 20071104.jpg
園長を務める三毛猫の「のら」。(ただし画像は就任3年前のもの)
ファイル:OmeRailwayPark-c.jpg
園内に保存されている蒸気機関車。110(左手前)、5540(左中)、2221(右手前)、8620(右中)、9608(奥)
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園内に保存されている蒸気機関車。C515(左)、C111(右手前)、E102(右奥) ※C515は現在は移設されている

青梅鉄道公園(おうめてつどうこうえん、英称Ome Railway Park)は、東京都青梅市勝沼2丁目155番地にある公園JR青梅線青梅駅が最寄駅である。

概要

鉄道開業90周年記念事業として1962年昭和37年)10月19日、青梅駅北東の永山公園の一角に開園した鉄道公園である。過去に使用された実物の鉄道車両11両を屋外に展示しているほか、鉄道模型運転や企画展示が実施される記念館も設けられている。1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)が運営を継承し、1997年平成9年)4月からは関連組織の財団法人交通文化振興財団が運営を受託していた。2009年(平成21年)4月からはJR東日本の関連組織の公益財団法人東日本鉄道文化財団が運営を受託している。

施設名が示すように、「博物館」ではなく「公園」としての位置づけであり、開園当初は入場料が無料で、展示されている鉄道車両に自由に立ち入ることが可能であった。しかし長年にわたる屋外展示により保存車両の荒廃が進んだことから1997年(平成9年)にいったん休園し、展示車両の補修整備を実施し、それ以後は小学生以上一律100円の入場料を収受している。

現代の観点ではどちらかと言えば小規模ではあるが、国鉄最後の新造蒸気機関車で特異なスタイル・運用でも有名なE10形や、準鉄道記念物で最寄となる青梅線・南武線での最後の運用に注目が集まったED16形直流電気機関車などを展示しているほか、新幹線0系電車の展示があることでも知られている。廉価な入場料設定もあり手軽な行楽スポットとして人気を博している。

2010年(平成22年)9月23日、青梅鉄道公園の園長に7年前からこの公園に住み着いているネコの「のら」が任命された[1]

展示車両

過去の展示車両

  • スシ28 102 (国鉄オハ35系客車
    • 1935年、鉄道省鷹取工場新製の食堂車スシ37800形スシ37820、1962年品川にて廃車。公園が開業した際に保存された。食堂として使用されていたが、老朽化が進み、1980年ED16 1が搬入されるのと入れ替わりに解体撤去されたため、物議をかもした。TR73三軸ボギー台車だけは交通博物館を経て鉄道博物館に現存している[2]
ファイル:Maite3911.jpg
荒廃したマイテ3911
  • マイテ39 11 (国鉄スハ32系客車) - 1963年9月29日入園
    • 1930年、鉄道省大井工場新製の桃山式内装展望車マイテ37010形マイテ37011、経年損傷が激しくなったため、1987年製造場所のJR東日本大井工場(現・東京総合車両センター)に移送。補修され、現在は鉄道博物館で引き続き静態保存されている。
  • C51 5 (国鉄C51形蒸気機関車) - 1962年1月6日入園
    • 1982年9月、当時展示されていた場所の地盤の崩落により転覆、損傷したが修復され、展示位置を一部変更した。2007年5月、鉄道博物館へ移送され静態保存されている。なお同機が展示されていた場所に現在はクモハ40054が展示されている。
  • 開園初期、展示された数台の蒸気機関車は圧縮空気により汽笛を吹鳴することができた。

利用案内

  • 開園時間:3月~10月 10:00~17:30(入園は17:00まで):11月~2月 10:00~16:39(入園は16:00まで)
  • 休園日:月曜日(祝日・振替休日・都民の日の場合は開演し、翌日の火曜日休園となる。)
  • 入園料
小学生以上:個人 100円/団体 50円(20名以上で適用)

70歳以上・障害者手帳所持者は無料

アクセス

鉄道

バス

脚注

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参考文献

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:JR東日本
  1. 青梅鉄道公園に三毛猫園長テンプレート:リンク切れ読売新聞、2010年9月24日付)
  2. 藤田吾郎「食堂車の保存車・廃車体」 電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2005年5月号 No.761 p30より