「木村汎」の版間の差分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(→学歴) |
(相違点なし)
|
2014年5月20日 (火) 16:43時点における最新版
テンプレート:BLP unsourced テンプレート:Infobox scientist 木村 汎(きむら ひろし、1936年6月19日 - )は、日本の政治学者。拓殖大学海外事情研究所客員教授。北海道大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。専門はロシア政治、日露関係。
来歴・人物
学歴
- 1960年 京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科修士課程進学
- 1962年 同修士課程修了、法学修士(指導教員は猪木正道)、同博士後期課程進学
- 1963年 アメリカ・コロンビア大学大学院進学
- 1968年 Ph.D(アメリカ・コロンビア大学大学院、政治学)
研究歴
- 1970年 北海道大学法学部助教授
- 1977年 同教授
- 1978年 同大学スラブ研究センター教授
- 1991年 北海道大学退官、国際日本文化研究センター教授
- 2002年 同退官、拓殖大学海外事情研究所教授(のち客員教授)
- 2011年 北海道大学スラブ研究センター名誉研究員
著作
単著
- 『ソ連とロシア人――この恐るべき発想と行動の読み方』(蒼洋社, 1980年)
- 『ソ連人レポート――ロシア的発想の秘密と物の考え方・やり方』(こう書房, 1980年)
- 『ソ連式交渉術』(講談社, 1982年)
- 『ソ連を読む50のポイント』(PHP研究所, 1988年)
- 『北方領土――軌跡と返還への助走』(時事通信社, 1989年)
- 『北方領土――ソ連の5つの選択肢』(読売新聞社, 1991年)
- 『クレムリンの政治力学』(アドア出版, 1991年)
- 『総決算ゴルバチョフの外交』(弘文堂, 1992年)
- 『日露国境交渉史――領土問題にいかに取り組むか』(中央公論社[中公新書], 1993年/角川書店[角川選書], 2005年)
- The Kurillian Knot: a History of Japanese-Russian Border Negotiations, translated by Mark Ealey, (New Edition translated, Stanford University Press, 2008).
- 『遠い隣国――ロシアと日本』(世界思想社, 2002年)
- 『プーチン主義とは何か』(角川書店[Oneテーマ21新書], 2000年)
- 『2004年に動く?――今後の日ロ関係を予測する』(國民會館, 2003年)、ブックレット
- 『プーチンのエネルギー戦略』(北星堂書店, 2008年)
- 『現代ロシア国家論――プーチン型外交とは何か』(中央公論新社[中公叢書], 2009年)
- 『メドベージェフvsプーチン ロシアの近代化は可能か 』(藤原書店, 2012年)
共著
- (長谷川毅・袴田茂樹・西村可明・皆川修吾・鵜野公郎)『ソビエト研究――ソ連を知りたい人のために』(教育社, 1985年)
- (グラハム・T・アリソン, コンスタンチン・O・サルキソフ)『日・米・ロ新時代へのシナリオ――「北方領土」ジレンマからの脱出』(ダイヤモンド社, 1993年)
- (名越健郎・布施裕之 )『「新冷戦」の序曲かメドベージェフ・プーチン双頭政権の軍事戦略』(北星堂書店, 2008年)
- (袴田茂樹・山内聡彦)『現代ロシアを見る眼 「プーチンの十年」の衝撃』NHK出版[NHKブックス] , 2010年)
編著
- 『北方領土を考える』(北海道新聞社, 1981年)
- 『エリツィン革命と日本――ロシア・ソ連はどこに行くのか?』(実業之日本社, 1991年)
- 『もっと知りたいロシア』(弘文堂, 1995年)
- International Comparative Studies of Negotiating Behavior,(International Research Center for Japanese Studies , 1998).
- 『国際交渉学――交渉行動様式の国際比較』(勁草書房, 1998年)
- 『国際危機学――危機管理と予防外交』(世界思想社, 2002年)
共編著
- (佐瀬昌盛)『ゴルバチョフ革命――ペレストロイカの挑戦と障害の分析』(サイマル出版会, 1988年)
- Gorbachev's Reforms: U.S. and Japanese Assessments, co-edited with Peter Juviler, (A. de Gruyter, 1988).
- P・ジュヴィラー共編『ゴルバチョフのペレストロイカ』(勁草書房,1989年)
- (伊東孝之・林忠行)『講座スラブの世界(7)スラブの国際関係』(弘文堂, 1995年)
- International Negotiation: Actors, Structure/Process, Values, co-edited with Peter Berton and I. William Zartman, (Macmillan, 1999).
- (グエン・ズイ・ズン, 古田元夫)『日本・ベトナム関係を学ぶ人のために』(世界思想社, 2000年)
- (佐瀬昌盛)『プーチンの変貌?――9・11以後のロシア』(勉誠出版, 2003年)
- (石井明)『中央アジアの行方――米ロ中の綱引き』(勉誠出版, 2003年)
- (朱建栄)『イラク戦争の衝撃――変わる米・欧・中・ロ関係と日本』(勉誠出版, 2003年)
- (袴田茂樹)『アジアに接近するロシア――その実態と意味』(北海道大学出版会, 2007年)
- (大森經徳・川西重忠)『北東アジアに激変の兆し 中・朝・ロ国境を行く』(桜美林大学北東アジア総合研究所 , 2011年)
訳書
- M・M・ドラーシコヴィッチ編『現代のマルクス主義――20世紀に挑戦する思想家たち』(社会思想社, 1967年)
- マービン・マスューズ『ソ連における特権――共産主義下のエリートのライフ・スタイル』(日本工業新聞社, 1983年)
- 平和・安全保障研究所編『岐路に立つゴルバチョフ』(勁草書房, 1990年)
- マーチン・ギルバート『ロシア歴史地図――紀元前800年-1993年』(東洋書林, 1997年)
- ワシーリー・モロジャコフ『後藤新平と日露関係史――ロシア側新資料に基づく新見解』(藤原書店, 2009年)