M.c.A・T

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m.c.A・T(エムシーエーティー、本名・旧芸名:富樫 明生(とがし あきお)、1961年5月15日 - )は、ミュージシャン音楽プロデューサー北海道札幌市出身[1]北海道札幌月寒高等学校北海道教育大学旭川校卒業。小学校、中学国語、高校国語、養護学校教員免許所持[2]。血液型はO型

来歴・人物

北海道教育大学旭川校在学時代からアキオ・ワンダー・トガシと名乗り、カモフラージュJやアキオ・ワンダーwithミルク玉虫などのアマチュアバンドで活躍し、地元のアマチュア音楽界では有名な存在だった。

本名・富樫 明生の名義で、1989年にデビュー。シングル・アルバム1枚ずつリリースした後しばし沈黙。1992年小松壮一郎監督の日本初の"音楽ダンス映画"といわれる『ハートブレイカー 〜弾丸より愛を込めて』の音楽を手がけた後[3]1993年にm.c.A・Tとして『Bomb A Head!』で再デビュー(富樫自身は、自らはプロデューサーであって、A・Tは別人格だと主張している)。メロディアスでハイトーンのヴォーカル、アップテンポな曲調が特徴。その他の代表的な曲としては『風に叫ぶ』や、コカ・コーラ社製品「ファンタ」のCMソングに起用された『SUPER HAPPY』などがある。

自らJ-RAPと名乗りカラオケでも歌われるようになるが、ポップミュージックにラップを加えたスタイルは、本格的なヒップホップミュージシャン達からはヒップホップを貶めていると次第にバッシングもされるようになる。当時富樫は「攻撃してくるインディーズの人たちの気持ちがわからない」と述べている(『週刊スパ』1995年6月28日号、39ページ)。その幅広い音域やハイトーンで、ラップに限らず、様々なジャンルの歌も歌いこなしている。1998年、男性ヴォーカルグループであるBETCHIN'に参加。

ライブ活動と並行し、DA PUMPのプロデュースやAAAの初レコーディング曲「Friday Party」や「"Q"」の作詞など、他のアーティストへの楽曲提供なども行っている。また、地元北海道のラジオ局FM NORTH WAVEでは、開局以来パーソナリティを務めている(富樫明生名義)。

オフィシャルブログでは、自身が仮面ライダーシリーズのファンであることが分かる。また、父親は、NHK札幌で働いていて、NHK札幌・FM制作の番組でよく言っていた。なお、彼の幼馴染にNHKキャスターの有江活子がいる。

m.c.+A・T

m.c.+A・Tは様々なアーティストを迎え入れ、自身は「m.c.」=ミュージック・コンダクターとして指揮するというプロジェクト。m.c.+A・Tの「m.c.」は1人称ではなく、迎え入れたアーティスト達を「m.c.」と呼ぶという。

2007年1月24日にm.c.A・Tのメンバーとしてm.c.に若手2人(demi, Bumble Bee)を加え、ユニットという形態でm.c.+A・T'として再始動し、ニューシングル「Uh〜lalala」をリリースした。 サックスを用いた10年ぶりのオリジナルシングルとなった。

音楽

シングル

  1. Let's ABC (1989年7月1日)※富樫明生名義
  2. Bomb A Head! (1993年11月21日)
  3. Coffee Scotch Mermaid (1994年5月25日)
  4. Funky Gutsman! (1994年6月22日)
  5. 風に叫ぶ 〜Energy Guyのテーマ〜 (1994年10月21日)
  6. Oh! My Precious! (1995年1月20日)PVはスパイク・リー監督。スパイク・リー自身もPVに出演している。
  7. SUPER HAPPY (1995年4月26日)
  8. A (1995年8月2日)※m.c.A・T 'n K・T名義 オリコンではアルバム扱い
  9. K (1995年8月2日)※m.c.A・T 'n K・T名義 オリコンではアルバム扱い
  10. ごきげんだぜっ! (1995年9月27日)
  11. Breakdown -Let's Go Rookie Boy- (1995年10月25日)
  12. SHINING MY LIFE (1995年12月15日)
  13. m.c.A・Tの俺様を信じろっ! (1996年4月24日)
  14. EVER&EVER (1996年7月17日)※内田有紀&m.c.A・T名義
  15. Feelin' Good -恋はパラダイス- (1996年9月11日)
  16. Thunder Party (1996年10月30日)
  17. Very Special Journey (1997年2月26日)
  18. Anger (1997年10月1日)
  19. Bomb A Head! Returns! (2003年11月12日)※feat. DA PUMP
  20. Bomb A Head! V (2004年8月18日)
  21. Uh〜lalala (2007年1月24日)※m.c.+A・T
  22. Beastie Life (2007年5月16日)※m.c.+A・T feat. 押尾学

アルバム

  • HARLEM WONDER PARADE (1989年9月25日)1st ※富樫明生名義
  • m.c.A・T(1994年7月21日)2nd
  • The Remix (1994年11月10日)Remix
  • ah-yea-h (1995年2月22日)3rd
  • Fight 4 da Future (1995年11月22日)4th
  • HARLEM WONDER PARADE [再発](1995年12月1日)※富樫明生名義
  • Da Remix II (1996年3月13日)Remix
  • Crossover (1996年11月6日)5th
  • One And Only (1997年8月21日)Best
  • Returns! (2004年2月4日)6th
  • m.c.+A・T (2007年2月21日)7th ※m.c.+A・T
  • m.c.A・T Best Singles+ (2007年2月21日)Best
  • Music Conductor A・T (2007年8月22日)8th
  • Bomb A Head! 生誕20周年記念盤(2013年2月27日) - 「Bomb A Head!」のさまざまなバージョンだけのコンピレーションアルバム[4]

ビデオ

  • A・T da Pack (1995年4月21日)
  • m.c.A・T TOUR'95 Fight 4 da Future (1996年3月13日)
  • A・T da PACK 2 (1996年11月6日)

その他

  • YOU ARE THE ONE/TK presents こねっと※ヴォーカル参加
  • 楽曲提供:Unite! The Night!/TRF(アルバム『UNITE』収録)作詞:m.c.A・T、作曲:富樫明生
  • avex THE ALBUM※『A』/m.c.A・T&浜崎あゆみ収録
  • MAXIMIZORの「CAN'T UNDO THIS!!-フォーチャイルド'94」のボーカルとして参加(事実上のシークレット扱い)
  • The people with no name/RIDER CHIPS Featuring m.c.A・T(2003年8月20日) ※ヴォーカル参加
  • 仮面ライダーのうた/RIDER CHIPS Featuring m.c.A・T (2004年2月18日) ※ヴォーカル参加
  • Flashback/Rin' featuring m.c.A・T (2005年8月31日) ※ヴォーカル参加
  • DVD大黒摩季『Live Bomb!!Level.6 15th Anniversary Super Final in パシフィコ横浜〜My Music My Life〜』(2009年2月4日) ※ゲスト参加
  • 芸能★BANG! 番組テーマ曲:「芸能★BANG!」(2011年10月17日 - )

主な出演

ラジオ

バラエティ

CM

  • スバル「インプレッサ グラベルEX」

脚注

  1. 富樫明生公式サイト
  2. 有吉反省会』(日本テレビ)2013年5月26日放送分本人談。テンプレート:出典無効
  3. 平山雄一『弱虫のロック論 -GOOD CRITIC-』角川書店、2013年、pp. 150-153、小松壮一郎(m.c.A・Tオフィシャルブログ、2008年7月30日)、この曲!#1 Bomb A Head!(m.c.A・Tオフィシャルブログ、2010年6月1日)。
  4. テンプレート:Cite web

外部リンク

テンプレート:DA PUMP