LEOC
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LEOC(レオック)は、学校・病院給食や企業の食堂などの管理・運営を行う企業グループ。サッカークラブの横浜FCのスポンサーである。
概略
- 社名のLEOCは「Life Expert Offer Contribution」から取ったものであり、給食事業を通して私たちの日々の暮らし・社会に貢献できる企業姿勢を打ち出している。
沿革
- 前身は北海道札幌市にあった「メディカルサポート」で、1983年に設立。
- 当初は北海道を中心に展開していたが、1995年8月に埼玉県深谷市での受託事業開始を皮切りに全国展開を開始し、三菱商事の出資も受け、各地の病院給食の管理・運営会社を次々と買収。
- 2001年10月、三菱商事系の同業会社であるソデックスコーポレーションと合併し、「ソデッソジャパン」に社名を変更。
- 2002年にはダイエー系の給食管理会社・キャプテンクックを傘下におさめた。
- 2003年8月、ソデッソジャパンが単独株式移転で持株会社「株式会社レオックジャパン」を設立。10月には持株会社傘下に各地の地域事業会社を設け、レオックジャパングループが確立。
- 2004年10月、東海地方の事業会社・レオック東海を東海旅客鉄道(JR東海)との合弁にて設立。
- 2007年7月、「株式会社LEOC(初代)」を親会社、レオックジャパンを中間持株会社とする形にグループ組織を変更。
- 2009年3月、マネジメント・バイアウト(MBO)により、LEOC(初代)が上場廃止。さらに同年9月、LEOC(初代)は新設された「株式会社小野寺事務所」と合併し消滅した。なおグループ組織の形態は、持株会社が小野寺事務所となった以外は従前同様。
- 2010年2月、本社を港区東新橋に移転。
- 2011年4月、レオックジャパンがレオック東海を除く地域会社・レオックサービス・レオックヒューマンケアを吸収合併、「株式会社LEOC(2代目)」に商号変更。旧事業会社の営業エリアを18支店に再編。
- 2011年5月、LEOC(2代目)がレオック東海を吸収合併、東海支店を新設。
- 上記のように、グループ内の合併等が非常に多く、企業体の変遷が複雑である。
LEOCグループの傘下企業
- 小野寺事務所 - 現在の持株会社。
- LEOC(2代目) - 旧レオックジャパン。事業会社。
- レオックフーズ
- レオックオペレーション
- ディア・マザー
- フィートエンターティメント
- かつてのグループ企業
- LEOC(初代) - 旧来の持株会社。MBOに伴い2009年9月に消滅
- ライフコミューン - 2008年9月、木下工務店に全株式を売却
- レオックサービス - 2011年4月、レオックジャパンと合併
- レオック北日本(北海道) - 2011年4月、レオックジャパンと合併
- レオック東北(東北) - 2005年4月レオック北日本より移譲。2011年4月、レオックジャパンと合併
- レオック関東(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・新潟・長野) - 2011年4月、レオックジャパンと合併
- レオック東京(東京) - 2011年4月レオックジャパンと合併
- レオック南関東(神奈川・山梨・静岡) - 2011年4月、レオックジャパンと合併
- レオック東海(愛知・岐阜・三重) - 東海旅客鉄道(JR東海)との合弁。2011年5月、レオックジャパンと合併
- レオック関西(近畿・北陸・岡山・香川・徳島) - 2011年4月、レオックジャパンと合併
- レオック西日本(岡山を除く中国・愛媛・高知・九州) - 2011年4月、レオックジャパンと合併
関連項目
- 横浜FC - 2005年の第三者割当増資を受け株式の50%以上を取得し筆頭株主となった。練習場である戸塚トレーニングセンターの命名権(『横浜FCレオックトレーニングセンター』)も取得するほか、本業である食事面のサポートもしている。また、ユニフォームの胸スポンサーも担当している。
- 横浜FC香港
- エスポラーダ北海道
- 東北楽天ゴールデンイーグルス
- 東京ヴェルディ - かつて(2004年)ユニフォームの胸スポンサーとなった。
- 日本サッカー協会 - JFAハウス3階にある食堂の調理を担当をしている。
外部リンク
- 株式会社LEOC
- 株式会社小野寺事務所 - LEOCのWebサイトに統合。法人はLEOCの完全親会社として存続。
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