齋藤純一
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齋藤 純一(さいとう じゅんいち、1958年 - )は、早稲田大学政治経済学術院教授。藤原保信門下。専門は、政治理論・政治思想史。「九条科学者の会」呼びかけ人を務めている[1]。
略歴
- 1988年 早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学
- 1988年 横浜国立大学経済学部助教授
- 1994年 プリンストン大学客員研究員(1995年まで)
- 2000年 横浜国立大学経済学部教授
- 2004年 早稲田大学政治経済学術院教授
著書
単著
- 『公共性』(岩波書店, 2000年)
- 『自由』(岩波書店, 2005年)
- 『政治と複数性――民主的な公共性にむけて』(岩波書店, 2008年)
共著
編著
- 『親密圏のポリティクス』(ナカニシヤ出版, 2003年)
- 『講座福祉国家のゆくえ(5)福祉国家/社会的連帯の理由』(ミネルヴァ書房, 2004年)
- 『自由への問い(1)社会統合――自由の相互承認に向けて』(岩波書店, 2009年)
- 『公共性をめぐる政治思想』(おうふう, 2010年)
- 『公共性の政治理論』(ナカニシヤ出版, 2010年)
- 『講座人権論の再定位(5)人権の実現』(法律文化社、2011年)
- 『政治の発見(3)支える――連帯と再分配の政治学』(風行社, 2011年)
- 『岩波講座政治哲学5 理性の両義性』(岩波書店, 2014年)
共編著
- (藤野寛)『表現の〈リミット〉』(ナカニシヤ出版, 2005年)
- (山岡龍一) 『公共哲学』(放送大学教育振興会, 2010年)
- (須賀晃一)『政治経済学の規範理論』(勁草書房, 2011年)
- (宮本太郎・近藤康史)『社会保障と福祉国家のゆくえ』(ナカニシヤ出版, 2011年)
- (田村哲樹) 『アクセス デモクラシー論』(日本経済評論社, 2012年)
訳書
- ハンナ・アーレント『過去と未来の間――政治思想への8試論』(みすず書房, 1994年)
- ウィリアム・E・コノリー『アイデンティティ\差異――他者性の政治』(岩波書店, 1998年)
- リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯――リベラル・ユートピアの可能性』(岩波書店, 2000年)
- ハンナ・アーレント(ジェローム・コーン編)『アーレント政治思想集成(1・2)』(みすず書房, 2002年)
- マイケル・ウォルツァー『政治と情念――より平等なリベラリズムへ』(風行社, 2006年)
- ジョン・ロールズ 『政治哲学史講義』Ⅰ・Ⅱ(岩波書店, 2011年)
- マイケル・ウォルツァー 『政治的に考える』(風行社, 2012年)
- ハンナ・アーレント 『アイヒマン論争 ユダヤ論争2』(みすず書房, 2013年)