鳴子町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鳴子町(なるこちょう)は、宮城県北部、玉造郡にあった町。仙台弁をはじめとする東北弁の発音から「なるご」と濁音で呼ばれることも多い。
地理
沿革
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制施行にともない、鳴子村は大口村・名生定村と合併して温泉村の一部となる。
- 大正10年(1921年)4月10日 - 温泉村の廃止にともない、旧鳴子村を以て町制施行し鳴子町が発足(残部は川渡村となる)。
- 昭和29年(1954年)4月1日 - 川渡村・鬼首村と合併し、新制の鳴子町となる。
- 平成18年(2006年)3月31日 - 古川市・岩出山町・鹿島台町・三本木町・松山町・田尻町と合併し、大崎市となる。
行政
- 歴代町長
- 昭和の合併以前
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 高橋万兵衛 | 大正10年(1921年)12月6日 | 大正12年(1923年)1月16日 | |
2 | 高橋繁三郎 | 大正12年(1923年)6月30日 | 昭和2年(1927年)6月29日 | |
3 | 遊佐武治 | 昭和3年(1928年)1月4日 | 昭和7年(1932年)1月3日 | |
4 | 熊谷彦治 | 昭和7年(1932年)1月15日 | 昭和11年(1936年)1月14日 | |
5 | 菅原馨 | 昭和11年(1936年)2月15日 | 昭和12年(1937年)12月20日 | |
6 | 高橋清三郎 | 昭和13年(1938年)4月23日 | 昭和19年(1944年)7月19日 | |
7 | 林覚之助 | 昭和19年(1944年)8月27日 | 昭和21年(1946年)11月20日 | |
8 | 滝島藤三 | 昭和22年(1947年)4月16日 | 昭和26年(1951年)3月31日 | |
9 | 遊佐武治 | 昭和26年(1951年)4月23日 | 昭和29年(1954年)3月31日 | 再任 |
- 昭和の合併以後
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 高橋清治郎 | |||
2 | 遊佐幸雄 | |||
3 | 遊佐清 | |||
4 | 高橋新助 | |||
5 | 寺坂二男 | |||
6 | 高橋周一郎 | |||
7 | 高橋勇次郎 |
交通
鉄道
道路
名所・旧跡・観光スポット・名産品
- 鳴子温泉郷
- リゾートパークオニコウベ
- 鳴子峡
- 鬼首番所跡
- 尿前の関跡
- 潟沼
- 鳴子ダム
- 日本こけし館
- こけし
- 漆器
- 鳴子石(地元産出される安山岩)
- ゆきむすび - 「鳴子の米プロジェクト」として寒冷地に強い「東北181号」を地域ブランド米として栽培している。
著名な出身者
関連項目
- 宮城県の廃止市町村一覧
- 鳴子(クレーター) - 鳴子温泉にちなんで命名された火星のクレーター。マーズ・グローバル・サーベイヤーが探査した際、水の噴出痕らしき跡が発見されたため、温泉地として有名な鳴子(Naruko)の名を冠した。
- 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 - ロケ地。