高橋ヒロシ

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テンプレート:Sidebar with collapsible lists 髙橋ヒロシ(たかはし ヒロシ、1965年12月12日テンプレート:要出典 - )は、日本漫画家福島県河沼郡会津坂下町出身[1]長野県松本市在住[2]。 高校生を中心にした不良少年の抗争を描いた作品を数多く手がけている。

作品リスト

単独作品
  • Hey!リキ:月刊少年コミック(少年画報社)、1989年創刊号 ※デビュー作。後述の永田晃一による作品とは別
  • クローズ月刊少年チャンピオン(秋田書店)、1990年 - 1998年連載。全26巻
    • クローズ外伝:月刊少年チャンピオン(秋田書店)単巻
    • 続クローズ外伝 :月刊少年チャンピオン(秋田書店)単巻
    • その後のクローズ:月刊少年チャンピオン(秋田書店)単巻
  • キク:週刊少年チャンピオン秋田書店)、1992年 - 1993年連載。単巻
  • QPヤングキング少年画報社)、1998年 - 2000年連載。全8巻
    • QP外伝:ヤングキング(少年画報社)単巻
  • 真っ赤に流れる:週刊少年サンデー小学館)、2001年39号掲載 ※連載予定だったが既出1話。関連書籍『We are the WORST!』に収録。
  • WORST:月刊少年チャンピオン(秋田書店)、2001年 - 2013年、全33巻
    • WORST外伝:月刊少年チャンピオン(秋田書店)単巻
原案・原作を担当する作品
  • Hey!リキ(原案) - 同名のデビュー作をリニューアルした長編作品
    作画:永田晃一、月刊少年チャンピオン掲載(秋田書店)2004年 - 連載中、既刊25巻(2013年2月時点)
  • ドロップ(キャラクターデザイン) - 品川ヒロシによる同名小説のコミカライズ。
    作画:鈴木大、月刊少年チャンピオン(秋田書店)2007年 - 連載中、現在は『ドロップOG(アウト・オブ・ガンチュー)』と改称、ドロップ 全14巻、ドロップOG 既刊4巻(2012年11月時点)
  • クローズ外伝 リンダリンダ(監修) - 「クローズ」のスピンオフ作品
    作画:ゆうはじめ、ヤングチャンピオン(秋田書店)2007年 - 2009年連載。全2巻。
  • クローズZERO(原作) - 「クローズ」のクロスオーバー作品である同名映画のコミカライズ
    作画:内藤ケンイチロウ、週刊少年チャンピオン(秋田書店)2008年 - 2010年連載。全9巻。
  • 春道(キャラクター協力) - 「クローズ」のスピンオフ作品
    作画:鈴木大、ヤングチャンピオン(秋田書店)2009年 - 2010年連載。全3巻。
  • エグザムライ戦国(キャラクター原案) - 同名アニメのコミカライズ
    作画:山口陽史、月刊少年チャンピオン(秋田書店)2009年 - 連載中、現在は『エグザムライ戦国G(ジェネレーション)』と改称、エグザムライ戦国 全7巻、エグザムライ戦国G 既刊3巻(2012年11月時点)
  • クズ!!~アナザークローズ 九頭神竜男~(キャラクター協力) - 「クローズ」のスピンオフ作品
    作画:鈴木大、ヤングチャンピオン(秋田書店)2012年 - 連載中、既刊2巻(2013年1月時点)。
  • クローズZERO II 鈴蘭×鳳仙(原作) - クローズZERO続編映画「クローズZERO II」のコミカライズ
    作画:平川哲弘、別冊少年チャンピオン(秋田書店)2012年 - 連載中、既刊2巻(2013年4月時点)。
その他の作品

主要作品紹介

クローズ

題名の由来、不良少年のことをカラス(CROW)に例えたことから付けられている。本作が始まった当初は、「カラスの学校」と異名を取る超不良校、鈴蘭男子高校に転校して来た主人公・坊屋春道を軸に据え、様々な強敵とけんかを重ねていく。主要登場人物は全て男性である。高校が舞台であるが、授業、部活動等の学生生活の風景はほとんど描かれず、教師も端役以外では登場しない。ただひたすら、けんかや遊びといった不良的な青春を謳歌するのみである。

舞台となる鈴蘭男子高校の校舎は、高橋が通っていた、福島県立坂下高等学校をモデルに描かれていたテンプレート:要出典

『クローズ外伝』は、クローズ本編の人気脇役キャラを主人公に据えたサイドストーリー集である。『続クローズ外伝』には、本編での描写が薄かったキャラを掘り下げて描いた短編が2編収録されている。

『月刊少年チャンピオン』において、8年間の長きに渡って人気を博し続けた本作だが、連載誌がマイナーだったため、長らく「知る人ぞ知る名作」といった扱いをされていた。

2006年6月より、完全版が刊行されている。

各2度のOVA化と実写映画化等が成され、他にもゲーム化や高橋以外の漫画家の手による外伝作品なども複数発表されている。髙橋の作品の中では、最もメディアミックス色の強い作品である。

WORST

『WORST』は、『クローズ』終了から2年後、という設定の続編である。前作のメインキャラはほとんど退場しており、また黒焚連合が崩壊しているなど、学校間の勢力図にも大きな変化が見られる。『クローズ』同様、主要登場人物は全て男性である。現在、『月刊少年チャンピオン』にて連載中。『WORST』になって大きく変わった点は、喧嘩以外の生活描写が増えたことであろう。主人公・月島花(『クローズ』の坊屋春道から数えて4学年後輩)と同じ下宿に住み込む仲間・家主との交流等を通じ、登場する各キャラの性格を表現させている。

短編集『その後のクローズ』には、『クローズ』から『WORST』に至るまでの1年間の出来事が描かれており、2作の世界観を繋げる内容となっている。

QP(キューピー)

かつて地元で最強と呼ばれた不良だった主人公と、彼を取り巻く男達(登場人物はやはり全て男)の過去と現在の生き方について描いた作品である。良くも悪くも少年漫画だった『クローズ』に比べ、こちらは青年誌にふさわしい深みのある内容となっている。喧嘩や抗争に明け暮れる青春を卒業した主人公、キューピーこと石田小鳥達と、その一線を越えて血生臭い世界に身を投じていった小鳥の親友、我妻涼。その対比が生み出す悲哀や孤独は、衝撃と共に読者に強烈な印象を残した。また本編のかなりの部分を回想シーンが占めており、時間軸の対比が物語に深みを与えている、とも言える。『クローズ』など他の高橋作品で展開される喧嘩や抗争は、社会に出る前の、不良少年同士の男の戦いとして明るいテイストで描かれていたが、この作品はこうした構図の中で、社会へ出なければならない石田や我妻が、明るい世界で生きてゆくことが出来るのか、ということが大きなテーマとなっており、喧嘩は基本的に陰惨な暴力として描かれている。

この作品が『ヤングキング』に与えた影響は非常に大きい。現在の『ヤングキング』に『QP』に似た雰囲気の作品が多く見られることからも、それを窺い知ることができるテンプレート:要出典

『QP』と『クローズ』とのストーリー上での関連性は全くないが、『QP』の最終回に『クローズ』の桐島ヒロミ(石田小鳥らと同学年という設定)が登場しており、共通の背景を持つ世界観としてのクロスオーバー化が図られた。

その他

  • 高橋の母校である福島県立坂下高等学校の図書館には、『クローズ』などの作品が本人によって寄贈されている。
  • 髙橋の地元である福島県で、自身初の原画展が2008年3月20日~23日に行われた。
  • ミュージシャンと親交が多く、湘南乃風のCDジャケットを手がけている。
  • 高橋の居住地である松本市をホームタウンとするプロサッカークラブ、松本山雅FCは共同で企画したグッズを作成。坊屋春道をデザインしたポスター、Tシャツ、スマートフォンケースなど。2014年5月24日から松本山雅オフィシャルショップ、オンラインストアで販売。

有名人のファン

脚注

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関連項目

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  1. [2]
  2. [3]
  3. 3.0 3.1 3.2 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、280頁
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、281頁
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、282頁
  6. 6.0 6.1 6.2 6.3 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、283頁
  7. 7.0 7.1 7.2 7.3 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、284頁
  8. 8.0 8.1 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、285頁
  9. 9.0 9.1 9.2 9.3 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、286頁
  10. 10.0 10.1 10.2 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、287頁
  11. 11.0 11.1 11.2 11.3 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、288頁
  12. 12.0 12.1 12.2 12.3 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、289頁
  13. 13.0 13.1 13.2 13.3 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、290頁
  14. 14.0 14.1 14.2 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、291頁
  15. 15.0 15.1 15.2 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、292頁
  16. 16.0 16.1 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、293頁
  17. 17.0 17.1 17.2 『月刊少年チャンピオン』2013年9月号、294頁