飯星景子
飯星 景子(いいぼし けいこ、1963年2月23日 - )は、日本のタレント、作家。本名及び旧芸名、飯干 恵子(読み同じ)。大阪府高槻市出身。桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻卒業。父は、元読売新聞記者で『仁義なき戦い』の原作者でもある飯干晃一。
人物
ANB「ウイークエンドシアター」の映画解説を担当し、3年間で150本以上の映画を紹介する。その後『モーニングショー』『紳助・ケントの世界がお呼びです!』『中畑&徳光のスポーツ熱中宣言』などの番組に出演。
追手門学院高校在学中に演劇部に所属。1980年、演劇コンクールでの演目「さざんがきゅう」では他の部員2名と合計3人で、9役を演じるという高校演劇では例を見ない作品に出演。飯干は4役を演じ分け、高校生とは思えない演技力を発揮し、個人演技賞を受賞。 なお、この作品は、役者の演技力とテンポのよい脚本・構成が高く評価され、演劇コンクールでは大阪のブロック大会、本大会、近畿大会と勝ち上がり、全国大会でも賞を受賞した。
1992年頃、悪質な霊感商法で社会問題化していた統一教会(統一協会)への入信・脱会騒動で世間を騒がせた。父・飯干晃一はテレビに出演して激しく統一教会を批判、娘を取り戻すと宣言して、その脱会に成功した。父には『われら父親は闘う 娘・景子を誘いこんだ統一協会の正体』(ネスコ、1993)という著書もある。
その後、短編小説集を発表。現在は執筆とテレビの情報番組・ワイドショー番組でのコメンテーターとしての活動がメインである。
私生活では1998年、コンピューター技術者の男性と結婚するが、翌年離婚している。
プロ野球・阪神タイガースの熱心なファン(阪神ファン)として知られる。
2012年2月23日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』にて、自称霊能力者と籠城し訴訟までに発展しているオセロの中島知子へ、統一協会にマインドコントロールを受けその後救出され専門家のカウンセリングを受け更生した自身の経験から、人格を壊されても専門家の治療で必ず戻れると脱洗脳のアドバイスをした[1]。
著書
- ディア・フレンズ (角川書店 1989年11月 のち角川文庫)
- ギャロップ (角川書店 1990年10月 のち角川文庫)
- イヴたちかく語りき (角川書店 1991年5月)
- 雨の中の5センチ (角川文庫)
テレビ番組
情報・バラエティー
- モーニングショー(テレビ朝日)
- 水曜プレステージ(テレビ朝日) - 蓮舫、矢吹藍子との共同司会
- どっきりQ(関西テレビ) - アシスタント
- 象印クイズ ヒントでピント(テレビ朝日、1986年10月 - 1987年9月)
- ザ・ワイド(日本テレビ・読売テレビ) - 草野仁と共同司会(1993年4月 - 1997年3月)
- 2時ドキッ!(関西テレビ) - 司会
- クイズタイムショック(テレビ朝日)
- っちゅ〜ねん!(毎日放送)
- ちちんぷいぷい(毎日放送) - 「前略、旅先にて」隔週リポーター
- たかじんのそこまで言って委員会(読売テレビ)
- 情報ライブ ミヤネ屋(読売テレビ) - 木曜コメンテーター
- 2時っチャオ!(TBS) - 火・木曜コメンテーター(2006年10月 - 2008年3月まで)
- ピンポン! (TBS) - 火曜コメンテーター(2008年4月 - 2008年9月まで)
- たかじんONE MAN(毎日放送) - 「ザ・まいど」のコーナーに出演
- ダウトをさがせ!(毎日放送) - 解答者(不定期)
- 情報プレゼンター とくダネ!(フジテレビ) - コメンテーター(2001年7月 - 2003年12月)
- 怪傑熟女!心配ご無用(TBS) - パネラー(2000年4月 - 9月、準レギュラー)
- 火の玉スポーツ列伝!(テレビ東京) - パネラー(2001年6月 - 9月、準レギュラー)
- B.C.ビューティー・コロシアム(フジテレビ) - ビューティーコメンテーター(2003年2月 - 9月、準レギュラー)
- おはよう朝日です(朝日放送) - 木曜サブコメンテーター(2012年4月 - )
ドラマ
- 婦警候補生物語 (日本テレビ)
- 金田一少年の事件簿「雪夜叉伝説殺人事件」(日本テレビ) - 特別出演:本人役
- ザ・ハングマンV 第18話「マル秘取材のお嬢さん記者が襲われる!」(朝日放送) - 辻本彩子 役
- 土曜ワイド劇場 探偵・神津恭介の殺人推理 第2作~第4作 (テレビ朝日) - 神津信子 役
- 水曜女と愛とミステリー 京女刑事真行寺メイ 死蛍 (テレビ東京) - 滝川雅子 役
- 月曜ミステリー劇場 恋する京女将 音姫千尋の事件簿(TBS) - 三上五月 役
- 富豪刑事デラックス 第4話「占星術の富豪刑事」(テレビ朝日) - 本人役
ラジオ番組
- 歌謡バラエティ (FM東京) (~1989年9月)
- アフタヌーン・ブリーズ (FM東京→TOKYO FM)(1989年10月~1995年10月 金曜日のみ)
- ビッグバン・トーキョー (TOKYO FM)(1993年4月~1994年4月 金曜日のみ)
- ディア・フレンズ(JFN)(1995年4月~1997年3月)
- 渋谷スポーツカフェ(NHKラジオ第1放送)(2011年3月29日~)
映画
- ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年、東宝) - ニュース番組「DAY TIME WIDE」のコメンテーター役
脚注
- ↑ 飯星が中島に脱マインドコントロール助言 - 日刊スポーツ