風間浦村営共聴システム

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風間浦村営共聴システムは青森県風間浦村が運営する非営利のケーブルテレビ事業者である。

サービスエリア

津軽海峡の海岸すぐそばまで断崖が迫る同村は、アナログ時代には村内にテレビ中継局はあったものの、一般のアンテナでのテレビ放送受信が困難な地域が多かったことから、全世帯が村営の共聴システム(共同アンテナ)に加入しテレビ受信ができるようになっている。

全世帯が当共聴システムに加入していたことからデジタル中継局は設置されず村内の中継局は廃局となった。

主な放送チャンネル

テレビ局

デジタル アナログ 放送局
011 9 RAB青森放送
021 5  NHK青森Eテレ
021-1 NHK函館Eテレ
031 7 NHK青森総合
031-1 4 NHK函館総合
051 ABA青森朝日放送
061 11 ATV青森テレビ
071 2 TVhテレビ北海道
081 1 UHB北海道文化放送
6 HBC北海道放送
12 STV札幌テレビ放送
3 HTB北海道テレビ放送
8  NHKBS1
10 NHKBSプレミアム
BSデジタル放送
放送局
1 NHKBS1
3 NHKBSプレミアム
4 BS日テレ
5 BS朝日
6 BS-TBS
7 BSジャパン
8 BSフジ
9 WOWOW(有料)
10 スターチャンネル(有料)
11 BSイレブン
12 BSトゥエルビ
  • 2008年10月の『広報かざまうら』で、施設改修工事完成と発表される。各家庭まで光ケーブルを引き込む方式とされた。
  • 有料放送となっているWOWOWとスターチャンネルは個別での視聴契約が必要(スターチャンネルはスカパー!で直接申し込む)。
  • かつてアナログ放送時代、民放は北海道各局の函館送信所から放送されている電波のみが再送信されていた。現在は青森のテレビ局の放送も再送信されているが、ABAだけは村内のアナログ中継局が未開局で受信できなかったために再送信されていなかった(ABAの中継局開設は当初デジタル新局として2010年に予定されていたが、ABAは他局を含め、木野部中継局の電波をケーブルを通じて送信する形式で2010年初頭に開始した)。
  • BSデジタル放送の分波の必要については、「広報かざまうら」に説明がある。
  • 地上デジタル放送は2010年初頭の開始時点では青森県内の放送局のみ再送信されており、北海道側の放送局はこれまで1局も再送信されていなかった。そのため北海道側の放送局の地上デジタル放送を受信する場合は個別に高性能UHFアンテナを使用して直接受信する必要があった。
    • その後、2011年7月の『広報かざまうら』でNHK函館放送局、県内に系列局がないUHB(フジテレビ系列)、TVh(テレビ東京系列)の再送信同意が得られ、北海道側の放送局のデジタル再送信が実現することになった。県内に系列局があるために再送信されていないHBC(TBS系列で県内はATV)・STV(日本テレビ系列で県内はRAB)・HTB(テレビ朝日系列で県内はABA)については、現在も協議中で未定。一方、同じ青森県の青森ケーブルテレビでは、UHBのみ再送信同意が得られ、TVhは再送信同意が得られず、アナログ放送終了と同時に再送信も終了することが決まったことから、東北地方では唯一テレビ東京系列局の区域外再送信を行なうケーブルテレビ局となった。

関連項目

参考文献

外部リンク