郡山ジャンクション
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郡山ジャンクション(こおりやまジャンクション)は、福島県郡山市にあるジャンクションであり、東北自動車道と磐越自動車道が接続されている。
概要
1990年(平成2年)10月に東北自動車道から会津若松・新潟方面が開通し、その後1995年(平成7年)8月にいわき方面が開通した。そのためダブルトランペット型と呼ばれる一般的なトランペット型インターチェンジを2つ組み合わせた特徴的な形状となっている。また、進路別に路面が色分け(白線の内側に破線がある)されており、誤進入防止に役立っている。
例えば、東北自動車道上り線から磐越自動車道いわき方面へ行く場合、「いわき方面」に2度分岐した後、東北自動車道下り線からの合流があり、その先で左へカーブを描きながらもう一度「いわき方面」へ入らなければならない。
当JCTは単に東北自動車道と磐越自動車道を接続するだけでなく、米原JCTまで東北地方と近畿地方を結ぶ路線としての役割も担っている。当JCT-米原JCT間は東北自動車道・首都高速道路・東名高速道路を経由するより磐越自動車道・北陸自動車道を経由したほうが距離が短く、料金も安い。
接続している路線
宇都宮・川口方面・福島・仙台方面
- 東北自動車道(18-1番)
三春・いわき方面・会津・新潟方面
- 磐越自動車道(18-1番)
逆走事故
2008年(平成20年)2月13日午後5時40分 (JST) ごろ、軽乗用車が逆走事故を起こした。このJCT特有の形状ゆえの事故と考えられている。2月中旬における郡山市でのこの時間は「夜間」と呼べる暗さで、色分けが十分に機能していなかった可能性もある。
経緯は以下の通りとされる(報道による推測)。
- 福島・仙台方面より南下してきた軽乗用車は、東北道上り線から分岐した。
- 磐越道で会津若松・新潟方面へ行くべく、テンプレート:Color の案内に従って支線内移動を開始した。
- ブルーの案内と共有された支線からの分岐も、東北道下り線を緒とする支線との合流も、問題なかった。
- ところが、方向感覚が混乱したためか、磐越道下り線との合流点でUターンしてしまったとみられる。
- 逆走中の軽乗用車から見て左の車線=順方向から見た追い越し車線を東に約2km走って、2トントラックと正面衝突した。
- 衝突相手のトラック運転手は、「前を走る大型トラックを抜こうと追い越し車線に出たら、軽乗用車が現れた」と述べている。