越辺川
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テンプレート:Infobox 河川 越辺川(おっぺがわ)は、埼玉県西部を流れる荒川水系入間川の支流で、一級河川である。
地理
埼玉県入間郡越生町黒山地区の黒山三滝付近に源を発する。源頭は関八州見晴台である。流域には黒山鉱泉がある。ここより埼玉県道61号越生長沢線に沿い越生梅林を抜け、比企郡鳩山町で鳩川を合わせる。東へ流れ、坂戸市で高麗川を、比企郡川島町で都幾川をそれぞれ合わせ、埼玉県道12号釘無橋を越えた川島町角泉付近で入間川に合流する。元々は国道254号落合橋の辺りで入間川に合流していたが後年の治水工事で今の流れに変わった[1]。
治水
比企郡鳩山町の鳩川との合流点付近、今川橋より下流は河川の管轄が埼玉県から国土交通省に変わり[2]、両側を高い堤防で囲まれるようになる。この堤防は荒川水系の各河川に設けられているものだが、大雨時には堤防を持たない中小河川が、水位の上がった越辺川と合流出来ずに、周辺地域を浸水させてしまう現象が越辺川流域全体で見られ、近年、流域の小畔川、大谷川、飯盛川、葛川、九十九川では水門・樋門建設による越辺川堤防締切や、放水路(葛川)、ポンプ場建設を行っている。
流域の自治体
- 埼玉県
支流
橋梁
上流より記載
- 北ヶ谷戸橋(埼玉県道61号越生長沢線)
- 石戸橋(埼玉県道61号越生長沢線)
- 名称不明
- 村杉橋
- 落合橋(埼玉県道61号越生長沢線)
- 天満橋
- 月ヶ瀬橋
- 梅園橋
- 比久尼橋
- 八幡橋
- 高橋(埼玉県道30号飯能寄居線)
- 春日橋(埼玉県道41号東松山越生線)
- 中央橋
- JR八高線
- 山吹大橋
- 山吹橋
- 越辺大橋(埼玉県道30号飯能寄居線越生・毛呂山バイパス)
- 越辺川橋(埼玉県道343号岩殿岩井線)
- 松貫橋
- みやした橋
- 堂山下橋
- 今川橋(埼玉県道171号ときがわ坂戸線)(これより上流は埼玉県、下流は国土交通省が管理[2])
- 越辺川大橋(入西赤沼線)[3]
- 石今橋
- 越辺川橋(関越自動車道)
- 樋の口橋
- 越辺川橋梁(東武東上線)
- 高坂橋(国道407号)
- 島田橋(冠水橋)
- 落合橋(冠水橋)
- 越辺川水管橋(水管橋)
- 天神橋(埼玉県道74号日高川島線)
- 八幡橋(冠水橋)
- 越辺川橋(首都圏中央連絡自動車道)
- 道場橋(埼玉県道269号上伊草坂戸線)
- 落合橋(国道254号)
- 釘無橋(埼玉県道12号川越栗橋線)
語源
越辺川の語源については、「越生の辺りを流れる川」から来ているという説[4]や、北海道乙部町の「乙部」と同様にアイヌ語の「オ・ト・ウン・ペッ(o-to-un-pet 下流の方に沼のある川)」[5]に由来するという説、古代朝鮮語の「布地」(ぬのじ)を意味する説[6]などがあるものの、詳しいことは分かっていない。
出典
参考文献
- 平凡社地方資料センター編 日本歴史地名大系第11巻 埼玉県の地名 平凡社 1993年 ISBN 4-582-49011-5
外部リンク
- 越辺川 - (有)フカダソフト(きまぐれ旅写真館)