荒手車庫
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荒手車庫(あらてしゃこ)は、広島県広島市西区草津南3丁目6-3にある、広島電鉄の路面電車車庫である。所属車両の日常検査を行っている。宮島線の商工センター入口駅に隣接している。
ファイル:荒手車庫01.jpg
荒手車庫 2004年12月撮影
概要
己斐駅(現在の広電西広島駅)の横にあった己斐車庫が、太田川の改修により、1953年に移転してきた。
路面電車
宮島線の中間にあり、朝ラッシュ時は荒手車庫を出庫して商工センター入口駅始発となる便も多い。担当路線は2号線。
在籍車両
- 2000形:2004 - 2005(休車)
- 3100形:3101 - 3103
- 3500形:3501
- 3700形:3703 - 3705
- 3800形:3801 - 3809
- 3900形:3901 - 3908
- 3950形:3951 - 3956
- 5000形:5001 - 5011
- 5100形:5101
保管車両
以前より、運用離脱した車両が保管されている。
市内線の車両では1980年代から90年代にかけては570形や750形が解体までの間保管。また800形 (初代)の801号は20年近く倉庫代わりに使われていた。最近では、550形の551号及び貨50形の貨52号が保管されていたが、2013年4月に解体された。2014年2月現在、750形の761号、763号が留置されていたが、解体されている。
宮島線の車両では、台車に亀裂が入り休車になった2000形の2001号が解体まで保管。また1090形の1093・1094号が運用離脱後10年以上保管されていた。最近では70形の77号が台車に亀裂が入り休車になった後、しばらくの間、保管されていた。2014年2月現在、2004・2005号が留置されている。
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801号
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551号
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貨52号
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2001号
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77号
また、3000形の元になった、西鉄1100形や1200形も改造されるまで、車体の補修を受けて保管されている。
その他
近くにはショッピングモールのアルパークや広島サンプラザ、広島市中小企業会館などがある。商工センターに近い。