草江駅
草江駅(くさええき)は、山口県宇部市草江四丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)宇部線の駅。
駅構造
宇部新川方面に向かって右側に単式1面1線のホームを持つ地上駅(停留所)。ホームに面して待合室程度の機能を持つ駅舎がある。2009年(平成21年)3月にホーム嵩上げ工事が完了、同時にスロープも取り付けられ、バリアフリーとなった。
山口地域鉄道部管理。窓口等は設置されていない。かつては駅前の「西村商店」に乗車券(常備券のみ)の発券が委託されており、簡易委託駅の扱いを受けていたが、2011年(平成23年)11月に同商店が営業を終了したため、無人駅となった。[1] 同商店での乗車券の発券委託の様子はテレビ朝日系のバラエティ番組『ナニコレ珍百景』2010年6月9日OA分において【珍百景No.634】「ないと困る駄菓子屋-駄菓子屋で切符販売」として紹介された。[2]
駅周辺
田畑と住宅地が混在する地域となっている。商業施設群は駅裏(約600m北側)の国道190号沿いに集中している。
駅周辺の道路は車両の離合が困難なほど狭いが、宇部市では宇部市鍋倉町(居能駅近く)から宇部線北側を並行し、草江駅前を経て山口宇部空港に至る「都市計画道路鍋倉草江線」を基幹道路の一つと位置づけており[3]、現在拡幅事業が進められている。
山口宇部空港との関係
地理的に当駅は山口宇部空港の最寄駅にあたるが、JRと航空便のダイヤが連携していないため、空港利用での乗降客は少なく、空港アクセス駅としての機能は薄い(→空港連絡鉄道#空港近傍の駅)。
近年は「JR時刻表」(交通新聞社)には最寄り駅として案内が掲載されており、山口宇部空港でも駅への順路や電車の時刻を案内している。駅にも宇部市役所が設置した駅周辺の地図があり、空港への最寄駅であることを示している。これはかつての境線大篠津駅と米子空港との関係に類似する。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 186 |
2000 | 162 |
2001 | 150 |
2002 | 121 |
2003 | 115 |
2004 | 97 |
2005 | 83 |
2006 | 84 |
2007 | 77 |
2008 | 75 |
2009 | 81 |
2010 | 90 |
2011 | 85 |
2012 | 83 |
歴史
- 1923年(大正12年)8月1日 - 宇部鉄道の床波駅 - 宇部新川駅間延伸により、同鉄道の停留場として開業。
- 1943年(昭和18年)5月1日 - 宇部鉄道国有化。同時に停留場から駅に格上げされ、日本国有鉄道宇部東線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)2月1日 - 宇部東線が宇部線に改称され、草江駅もその所属となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が継承。
- 2011年(平成23年)11月3日 - 乗車券発券を受託していた駅前の「西村商店」が閉店。無人駅となる。[1]
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color宇部線
関連項目
外部リンク
脚注
テンプレート:宇部線- ↑ 1.0 1.1 宇部線・草江駅横「西村商店」が閉店-切符受託販売、57年の歴史に幕-山口宇部経済新聞 2011年11月22日
- ↑ 珍百景コレクション-テレビ朝日 ナニコレ珍百景公式サイト
- ↑ テンプレート:PDFlink