芦ノ湖
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テンプレート:JIS2004フォントノ湖(あしのこ)は神奈川県足柄下郡箱根町にある、箱根山の堰止湖である。
地理
神山が約3000年前に水蒸気爆発と火砕流を起こした際、山の一部が大崩壊を起こす山体崩壊が発生し、その結果誕生した堰止湖である。よくカルデラ湖と解説されるテンプレート:誰が、それは間違いである。
神奈川県南西部にある県内最大の湖で、早川水系に属する二級河川でもある。
水源の大部分が湖底からの湧き水で、北部(箱根町仙石原)から流れ出る早川の水源になっている。
観光
湖畔を中心に観光名所やリゾート施設が数多く点在する観光地で、富士山も望める景勝地としても知られている。 近年では毎年正月に開催される東京箱根間往復大学駅伝競走の往路ゴール、復路スタート地点としても知られ、多くの観光客を集める。
湖上には、小田急電鉄系列の箱根観光船と伊豆箱根鉄道(西武グループ)の[[芦ノ湖遊覧船|テンプレート:JIS2004フォントノ湖遊覧船]]が運航されている。発着する船着き場が異なり、各系列外の割引券やフリーパスが使えない場合がある。
釣り場としてもテンプレート:JIS2004フォントノ湖は有名であり、ニジマスなどのマス類やブラックバスなど、古くから外国産の魚類が放流されてきた歴史がある。なおブラックバスは赤星鉄馬によって1925年に日本で初めて放流されたことで知られ、バスフィッシングのメッカにも挙げられる。
水利権
テンプレート:JIS2004フォントノ湖の水利権は神奈川県でなく静岡県にある。駿河国駿東郡深良村(現裾野市)の名主・大庭源之丞は灌漑用にテンプレート:JIS2004フォントノ湖から箱根山の外輪山(湖尻峠下)を貫通するトンネルを掘ることを考えた。テンプレート:JIS2004フォントノ湖の水利権を持つ箱根権現社の許可を得て、江戸商人・友野与右衛門の資金協力を受けて、1670年(寛文10年)に用水路を完成させた。この用水は「深良用水」と呼ばれ、現在は狩野川水系黄瀬川支流の深良川となっている。また、日本を代表する用水のひとつとして、農林水産省の疏水百選に選定されている。
江戸時代は箱根も深良も小田原藩の領地であったので問題はなかったが、両地は廃藩置県後の整理統合を経て神奈川県(足柄県)と静岡県に分割され、湖尻峠が県境となった。そのため両県で水利権をめぐる争いが起きたが、裁判により静岡県に水利権があるとされた。
さらに芦ノ湖に関しては水利権は静岡県が握っているが、水門・水道管施設の維持のための土木工事許認可権を神奈川県が握っているために、渇水などの非常時には神奈川県も芦ノ湖の水を利用できるようになっている。
生物相
魚貝類
にじます、ブラウントラウト、ヒメマス、オオクチバス、コイ、フナ、うぐい、オイカワ、わかさぎ、ヤマメ、イワナ