穎明館中学・高等学校
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穎明館中学・高等学校(えいめいかんちゅうがく・こうとうがっこう)は、東京都八王子市館町に位置し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。高等学校においては生徒を募集しない完全中高一貫校[1]。
概要
全日制課程普通科を設置している。堀越高等学校のグループ校であり、学園長は両校とも堀越克明であったが、最近穎明館の学園長は他者に引き継がれた(パンフレットより)。中高一貫教育を採用している為、高校生は4年生~6年生と称される。5年生から理系と文系のコースにわかれる。昼食は給食(グリーンハウス委託)または持参の弁当の選択制である。
沿革
- 1982年9月10日 - 穎明館高等学校開校が決定される。
- 1985年4月5日 - 第1期生入学。
- 1987年4月1日 - 穎明館中学校開校。
- 1987年10月1日 - 第1回体育祭開催。
- 1988年2月5日 - 第1回卒業式。
- 1989年 - 高校制服変更
- 1992年10月1日 - 第1回文化祭開催。
- 1997年9月10日 - 無窮館が竣工。
- 2001年8月23日 - 21世紀記念館〔2001 GEDENK HALLE〕竣工。
- 2006年4月7日 - 1年1学期制を採用。
- 2007年 - 高校の生徒募集停止、完全中高一貫校へと移行。
- 2008年4月1日 - 3テスト制を開始。
- 2012年 - 制服変更
交通
前下車 徒歩2分(EMKブリッジを渡ってすぐ) また2013年度から穎明館高校行きのバスが出ていて校内直通となっている
教育方針
Experience(体験)/ Morality(道徳)/ Knowledge(知識)
- 教科によっては生徒のレベルによってクラス分けがなされる。
- 週6日制(1997年度までは第2土曜日も休みとされていた)。
- 2006年度からは、1学期制を導入。この影響で、定期試験の代わりに「単元テスト」と称されるテストが始まった。
- 鞄、カーディガンやコートなど学校指定のEMKブランドがある。
- 開校当初はフォレストグリーンのジャケットにチェックの開襟シャツという個性的な冬服だったが、1988年に在校生が亡くなったため、翌年度からデザイン変更された。
- かつてはホームルーム開始が9時、90分・70分授業やリフレッシュタイム(午前の中休み)といった独自の授業形態があったが、現在では一般の高校と大差がなくなっている。
- 開校当初はホームルーム開始が9時20分で9時から自習タイム。自習タイムは2年で廃止→ホームルーム開始時間の繰り上げ。
施設
- 体育館には室内温水プールがある。
- 校内の複数箇所に自動販売機が設置され、「伊藤園」[3]と「コカ・コーラ社」の飲み物を販売している。
- 無窮館内に天文台がある。ただし、通常は使用不可。[4]
- 同じく無窮館内に、学校図書館が設置されている。
- 体育館の隣に照明設備が完備された野球場がある。
- 体育施設は姉妹校である堀越高等学校と共用している。
学校行事
- 5月 - 球技大会
- 6月 - 1年菅平林間学校、2年広島平和体験学習、3年奈良京都体験学習[5]
- 7月 - 4年生(高校1年生)を対象にアメリカ合衆国シアトルへの体験学習が行われる[6]。しかし1学期制の導入により、22期生から時期が7月から6月に変更になった。
- 9月 - 文化祭、体育祭[7]
- 11月 - 芸術鑑賞
- 1月 - 新春百人一首大会(中学生対象)
脚注及び参照
- ↑ 穎明館中学校の学校情報(中学受験パスナビ)の冒頭に「※系列高校での募集はない。」と掲示されている。
- ↑ このスクールバスは学校説明会、または行事公開時に限り、臨時ダイヤが組まれる。
- ↑ この伊藤園の自動販売機は、全機に災害時用の手回し発電装置が搭載されている。
- ↑ 2012年5月21日の金環日食の際に、解放された。
- ↑ ただし、23期生は豚インフルエンザの影響により中止となった。
- ↑ ただし、当初は韓国訪問、19期生はSARSの影響によりオーストラリアへ変更、25期生は豚インフルエンザの影響により中止となり、11月にフランス・オランダに行った。
- ↑ 開校から2年間は生徒数が少ないため堀越高等学校と合同開催されていた