稲村ヶ崎駅
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テンプレート:駅情報 稲村ヶ崎駅(いなむらがさきえき)は、神奈川県鎌倉市稲村ガ崎二丁目にある、江ノ島電鉄の駅である。駅番号はEN10。テンプレート:要出典範囲
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。交換施設を有する駅員配置駅である[1]。改札口にはPASMO・Suica利用者向けの簡易ICカード改札機が設置されている。ホームと改札口は構内踏切でつながっている。トイレは改札外で駅舎に隣接する形で設置されている。
当駅始発終着の列車があり、夜間滞泊を行う。
- Enoden Inamuragasaki Station.jpg
藤沢方の踏切からホームを望む(2004年10月17日)
- Inamura.jpg
下車し海側へ坂を下ると、すぐ海岸である。
利用状況
2011年度の一日平均乗車人員は1,371人だった。近年の推移は下表の通り。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 2,100 [2] |
1999年 | 2,015 [3] |
2000年 | 2,014 [3] |
2001年 | 1,977 [4] |
2002年 | 1,945 [4] |
2003年 | 1,935 [5] |
2004年 | 1,888 [5] |
2005年 | 1,954 [6] |
2006年 | 2,020 [6] |
2007年 | 1,653 [7] |
2008年 | 1,592 [7] |
2009年 | 1,546 [8] |
2010年 | 1,420 [8] |
2011年 | 1,371 [9] |
駅周辺
駅周辺には小規模ながら商店や住宅が立ち並んでいる。少し南へ行くとサーフィンのメッカとして有名な七里ヶ浜が広がっているが、この海岸は鎌倉時代からの砂鉄の産地としても有名であり、砂浜が黒いのも特徴である。
バス路線
最寄りのバス停は、駅南の湘南道路上にある「稲村ヶ崎」であり、江ノ電バスの鎌倉駅-七里ヶ浜線が乗り入れている。2011年6月25日までは鎌倉駅と辻堂駅を結ぶ辻鎌線が乗り入れていたが、同年10月15日の鎌倉駅-七里ヶ浜線新設で、約4ヶ月ぶりにバス停の供用が再開された。
歴史
停留所・駅位置の変遷
(本節の参考文献:吉田克彦 作成「江ノ電駅名変遷」『江ノ電讃歌』p13)
- 1922年(大正11年)- 当時は現在の位置より東側に停留所があり、1面1線の停留所であった。
- 1926年(大正15年)- 列車交換停留所となる。
- 1930年(昭和5年)或いは 1931年(昭和6年)- 再び1面1線の停留所に戻る。この頃の停留所は路面電車のようにホームの高さは低かった。
- その後(時期不明)- 西に移動して再び列車交換停留所となってホームの高さが高くなり、改札口のある駅に昇格し、現在に至る。