秋田総合車両センター

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テンプレート:車両基地 秋田総合車両センター(あきたそうごうしゃりょうセンター)は、奥羽本線秋田駅 - 土崎駅間の秋田県秋田市土崎港東三丁目に存在する東日本旅客鉄道(JR東日本)秋田支社管轄の車両工場である。

概要

旧称は土崎工場。(土崎工・TZ)

2004年、現名称に改称。秋田車両センターと名称が似ているために混同されやすいが、別組織である。

旧・日本国有鉄道時代から各種車両の製造・改造・整備・廃車解体を行っているが、JR東日本所属の電気機関車の検査[1]、動力用ディーゼルエンジンの整備[2]は当センターのみで実施する。

また、駅に配備されているステンレスごみ入れの製造や、日本国外からの研修生の受け入れも行っている。

毎年一回(例年10月)にセンター内を一般公開している。

入場している車両の展示(2010年公開ではキハ48くまげら増結改造、209系房総転用改造、直流機関車EF60、キヤE193系を使用した吊り上げ実演など)、エンジンなど部品職場の公開、ミニSL運転など。公開日には社員食堂(NRE)も営業する。

整備済みの車体に記される略号

  • 「AT」 「秋田総合車セ」

テンプレート:要出典範囲

歴史

検査担当形式と配置区所

テンプレート:出典の明記

電車

気動車

客車

機関車

製造された車両

  • D51形蒸気機関車
    • 9両が製造された。土崎工場(当時)1号機(D51 232)は大森山公園に静態保存されている。
  • 701系
    • 77両(2両編成37本、3両編成1本)が製造された。
  • E127系
    • 4両(2両編成2本)が製造された。

保存車両

脚注

テンプレート:Reflist

テンプレート:東日本旅客鉄道秋田支社

  1. 以前は日本貨物鉄道(JR貨物)所属のED75形の検査を受託し、JR東日本の直流電気機関車の検査を大宮車両所に委託していたが、それぞれの所属会社で検査を受ける形に変更されている。
  2. 郡山総合車両センターでは気動車も検査は行うが、エンジン整備を実施しない。