甲南山手駅
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甲南山手駅(こうなんやまてえき)は、兵庫県神戸市東灘区森北町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。神戸市最東端の駅である。
駅構造
内側線のみに島式ホーム1面2線が設けられた高架駅である。複々線の内側線を走行する「普通」のみが停車する設定であったため、このような構造となった。12両分のホーム用地が用意されているが、実際に設置されているホーム有効長は8両である。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
当駅の事例にならって、これ以降に開設されたさくら夙川駅等のJR京都線・JR神戸線の複々線区間の新駅(いずれも「普通」のみ停車)は同様の構造となっている。
ホーム上の、階段付近の通行領域が狭いエリアにはホームセンサーが設けられており、そこでホームの端を歩くと警告アナウンスが流れるようになっている。
直営駅(三ノ宮駅の被管理駅)。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及び提携ICカード利用可能駅である。2010年1月30日をもってみどりの窓口が廃止された。代替として「みどりの券売機プラス」(みどりの券売機に、オペレーターによる遠隔管理発券機能を加えたもの。東日本旅客鉄道(JR東日本)で言うところの「もしもし券売機Kaeruくん」)が設けられているため、「JR時刻表」などでは引き続き「みどりの窓口設置駅」として扱われる。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:ColorJR神戸線 | 上り | 尼崎・大阪・北新地方面 |
2 | テンプレート:ColorJR神戸線 | 下り | 三ノ宮・姫路方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記してある。
ダイヤ
日中時間帯は1時間あたり8本が停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は4分間隔で発車する。
利用状況
「神戸市統計書」(神戸市企画調整局総合計画課・編)及び「兵庫県統計書」によると、年間乗車人数及び1日あたり乗車人員は以下の通りである。
年度 | 年間 乗車人数 |
左記の内 定期利用者 |
一日平均 乗車人員 |
---|---|---|---|
1999年 | 8,226 | ||
2000年 | 8,611 | ||
2001年 | 8,860 | ||
2002年 | 9,013 | ||
2003年 | 3,373千 | 2,122千 | 9,217 |
2004年 | 3,384千 | 2,187千 | 9,271 |
2005年 | 3,437千 | 2,238千 | 9,417 |
2006年 | 3,609千 | 2,359千 | 9,889 |
2007年 | 3,711千 | 2,442千 | 10,139 |
2008年 | 3,729千 | 2,472千 | 10,216 |
2009年 | 3,686千 | 2,477千 | 10,099 |
2010年 | 3,738千 | 2,526千 | 10,242 |
駅周辺
- 甲南女子大学
- 甲南女子中学校・高等学校
- 神戸森郵便局
- 関西スーパーセルバ店
- 神戸市立本山第三小学校
- 山手幹線 - もとは駅近くの神戸・芦屋の市境で行き止まりであった。
発着バス路線
- 神戸市バス
- みなと観光バス
- 森北町どんぐりバス 東山プラザ前行き
- 夙川・六甲アイランド行き(12系統)は駅前の山手幹線を通るが、駅前にはこのバス停はない。最寄りのバス停は山手幹線を西へ約300メートル行ったところで、西行きは美容室SORA前、東行きは森北町2丁目のバス停となる。
歴史
- 1996年(平成8年)10月1日 - 西日本旅客鉄道(JR西日本)により、芦屋駅 - 摂津本山駅間に新設開業。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカードICOCA供用開始。
- 2004年(平成16年) - 電光掲示板導入。
- 2006年(平成18年)3月26日 - 駅前広場「和ひろば」がオープンし、セレモニーが行われた。この広場には災害に備えてさまざまな施設が備えてあり、また発光ダイオードも夜になると点灯する。この広場は今後も、住民の憩いの広場として利用していく予定。
- 2010年(平成22年)1月30日 - みどりの窓口閉鎖、みどりの券売機プラスを設置。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:ColorJR神戸線(東海道本線)
- テンプレート:Color新快速・テンプレート:Color快速
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color新快速・テンプレート:Color快速