生活ほっとモーニング
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『生活ほっとモーニング』(せいかつほっとモーニング)は、NHK総合テレビで生放送された平日朝の生活情報番組。2007年4月から終了までの放送時間は8:35 - 9:25(JST)。
目次
概説
1966年に鈴木健二をキャスターに迎えた『こんにちは奥さん』に始まる朝の生活情報番組は、後に『おはよう広場』→『おはようジャーナル』→『くらしのジャーナル』と継承されて[1]、1995年から本番組がスタートした。
日頃の暮らしに役立つ情報 (健康、料理、経済、住環境、ファッションなど) について、ゲストを交えたスタジオトークとVTRで構成。
2003年10月から放送時間を11:00まで延長。9:25までと9:30 - 9:55の2部はそれぞれ1つの話題を取り上げる。10時台は最初の半年間は、『きょうの料理』・『おしゃれ工房』の再放送に充てていたが、2004年4月からは『ほっと10時台』として再スタート。しかし、2005年10月から、第2部はNHKの一連の不祥事に伴う改革の一環として再放送枠として置き換えられ、9:55までの放送に。2007年4月からは9:25までの放送となり、9:30からの第2部の枠は独立して『きょうの料理プラス』(金曜のみ『趣味の園芸プラス』)となった。
この2番組や『趣味の園芸』などの関連情報や質問コーナー、ゲストとのスタジオトークとなった。司会の柘植は続投。
放送時間の短縮・休止の例
祝日は原則として休止[2]。高校野球開催期間中は4試合開催日(8時30分に試合開始の場合)は休止、9時30分までに試合が開始となる場合は過去のアンコールを放送する。国会中継が9:00から始まる場合は短縮放送。稀に平日にメジャーリーグ中継(オールスターゲームなど)を行う場合も休止になる。また国政選挙期間中は地域によって政見放送へ差し替えとなる(参議院・比例代表選挙や、選挙区選挙の特に広域放送圏の関東地方・近畿地方など)。また毎年8月6日は広島平和記念式典中継に伴う時間変更のため8:55開始となる。2006年12月19日の放送は北海道地方のみ全道高校アイスホッケーの中継のため通常は再放送枠に充てられている16:05 - 17:00(8:35 - 9:25の放送分)に時差放送された。2008年8月25日放送分はNHKワールド・プレミアムのみ放送休止となった(北京オリンピック期間中のニュース番組放送時間変更に伴う特別編成期間のため)。
総合テレビ以外での放送
当日放送されたものをBS1にて13:00 - 13:50に再放送していた時期があったが、2000年3月を以って終了した(BS1での最終日の放送では、エンディングにて「朝は『おはよう日本』、『連続テレビ小説』、『ニュース』、そして『生活ほっとモーニング』」という旨のコメントをし、BS1の番組終了後にはBS1での終了告知の映像(総合テレビでお楽しみくださいというもの)を流した)。
2004年11月からはNHKワールド・プレミアムで同時放送している(8:35 - 9:25)。かつてはNHKワールドTVでも放送されていた。
番組の終了
NHKの調査によれば、数10年間で出勤時間が早まって生活環境が変化している。また1990年代から、それまで8:30(8:25の場合もあり)開始だった民放キー局3社(日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日)の朝のワイドショー・情報番組が、テレビ朝日(1993年4月 - )、フジテレビ(1999年4月 - )[3]、日本テレビ(2004年10月 - )の順でそれぞれ8時開始に繰り上げた[4]。これらのことが本番組はもとより、『連続テレビ小説』も視聴率が低迷する要因に挙げられた。そこで、『ゲゲゲの女房』から、『連続テレビ小説』の総合テレビにおける放送開始を8時に繰り上げ(『NHKニュースおはよう日本』8時台は打ち切り)、クッションとなっていた5分ニュース、さらには9時台後半に放送する教育テレビ連動番組(『きょうの料理プラス』)も内包させ、8:15から9:54まで『あさイチ』を編成することとした(9:00 - 9:05は中断してニュースを放送)。
「選抜高校野球」中継のため、本番組は年度末より早い2010年3月19日に最終回を迎え、15年の歩みを振り返った。3月22日 - 26日の間は9:00から『選抜高校野球』を中継し、空いた時間は地デジ関連や新年度の番組情報など単発番組を放送した。
歴代司会者
- 8:35 - 9:30頃
期間 | 女性 | 男性 | |
---|---|---|---|
1995.4 | 1998.9 | 黒田あゆみ | 住田功一 |
1998.10 | 2000.3 | 杉浦圭子 | |
2000.4 | 2003.3 | 松井治伸 | |
2003.4 | 2004.3 | 野村正育 | |
2004.4 | 2005.3 | 根岸昌史 | |
2005.4 | 2008.3 | 黒崎めぐみ | 内多勝康 |
2008.4 | 2010.3 | 永井伸一 |
- 9:30以降
期間 | 9:30 - 9:55 | 10:05 - | |
---|---|---|---|
2003.10 | 2004.3 | 野村正育、杉浦圭子 | (不在) |
2004.4 | 2005.3 | 根岸昌史、杉浦圭子 | 黒崎めぐみ |
2005.4 | 2005.9 | 内多勝康、黒崎めぐみ | 柘植恵水 |
2005.10 | 2007.3 | 柘植恵水 | (不在) |
主な内容
特集
特集では暮らしに役立つ情報、社会問題、健康情報などを扱う。
シリーズ
- 「クイズdeなっとく!」(主に月曜、2006年度 - )
- 「おもしろ検定!ご当地ツウ」(主に月曜)
- 2つの都道府県にゆかりのあるゲストを迎えご当地名物などを紹介するクイズ企画。「クイズdeなっとく」と同様に視聴者も参加できる。
- 「発見!とっておきの旅」(主に木曜)
- ご当地アナウンサーがゲストを案内する旅コーナー。時間短縮放送の場合に再構成版として使用されることが多い。2007年度までの「にっぽん体感こだわり旅」からコーナー名が変わったが番組構成は同じ。
- 「この人にトキメキっ!」(主に金曜、2006年度 - )
- 1組のゲストに密着し取材インタビュー。ゲスト2組での対談形式の場合もある。NHKワールド・プレミアムでは過去にゲスト出演者の肖像権の関係で別番組(主に地域情報番組)に差し替えとなった回が数回あった。
- 「夢の3シェフ競演」(主に火曜、月1回)
※「クイズdeなっとく!」・「おもしろ検定!ご当地ツウ」放送時には、地上デジタル放送・ワンセグでは、双方向対応の番組連動データ放送を実施している。参加者の名前や成績順位は表示されないが、送信が「成功」か「失敗」かを確認できるような設定がされている(その問題に参加していない場合は「未参加」と表示される。送信回数が表示される場合もある)。4~6問出題し、正解数に関係なく、1回でも送信に成功すれば当日の放送でデータ画面に表示されるパスワード入力でパソコンの壁紙(風景の画像つきのカレンダー)や携帯電話の待ち受け画面としてのダウンロードができる。この形式は後番組『あさイチ』の「スゴ技Q」(火曜日)でも継続して行なわれているが、送信の有無の確認が無くなった一方、双方向登録をしている場合はリモコンのdボタンを押さなくてもそのままクイズに参加できるようになっている(機種により異なる場合がある)。
時にはクイズでなく「あなたのお悩み解決します!」と題した、アンケート形式(3問)で行うものもあるが、要領はクイズで○×表示がない以外は基本的にクイズ回答と同じ双方向対応である。なお、パソコンからでもクイズに参加することができる。
過去の放送内容
- 特集
- ミニ番組
- ほっと10時台/もっと知りたい
特記
番組で紹介された内容(主に料理や健康関連が多い)をまとめた関連書籍が、NHK出版から発売されている。
2008年2月までは、隔月刊雑誌(偶数月16日発売)も発売されていた(こちらの雑誌には当番組だけでなく、『家計診断 おすすめ悠々ライフ』など土曜朝の経済番組の内容も掲載されていた)。
テーマソングは、中村幸代の「Morning Glory」(使用期間は不明)。アルバム『Green Days』に収録されている。
脚注
テンプレート:平日午前のワイドショー- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 2010年2月11日は放送。
- ↑ 1994年4月 - 9月は『おはよう!ナイスデイ』を8:00開始としたほか、1998年10月 - 1999年3月は同番組を8:25開始としていた。
- ↑ 後の2014年3月末にTBSも8時開始に繰り上げた。