源親行
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源 親行(みなもと の ちかゆき、生没年不詳[1])は、鎌倉時代前期の文人政治家・古典学者・歌人。いわゆる河内方のひとり。大和守源光行の子。清和源氏義忠流。子に源義行。
生涯
父の後を継いで家業である『源氏物語』の研究を進め、世に言う「河内本」を大成させた。朝廷からは河内守、式部大夫に任官され、極位は従五位下であった。承久の乱以前に、鎌倉幕府で政所別当であった父と交替で鎌倉に下向し、源実朝、藤原頼経、宗尊親王の三代に仕え、歴代の和歌奉行を担当。承久の乱では父・光行が院方に参陣していたが、その助命を嘆願して許された。
主な交友関係
主な著書
主な作品
- さみだれの雲ゐるやまの時鳥晴れぬ思の音をや鳴くらむ(『続拾遺和歌集』)
- 夕されば涙やあまるさをしかの入野のをばな袖ぞ露けき(『続拾遺和歌集』)
- 徒らに思ひこがれて年もへぬ人をみぬめの浦の藻しほ火(『続拾遺和歌集』)