湯田温泉駅
湯田温泉駅(ゆだおんせんえき)は、山口県山口市今井町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山口線の駅である。
駅構造
北側(益田方面に向かって左側)に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。かつては相対式2面2線の交換設備を有する駅であったが、交換設備等は撤去されている。南側には昔使っていたホーム跡が残っており、2010年夏に山口芸術短期大学の学生により湯田温泉関連の絵が描かれたパネルが設置されている[1]。
駅舎はホーム新山口寄りにある。山口地域鉄道部が管理し、ジェイアール西日本広島メンテックが駅業務を受託する業務委託駅であり、早朝・夜間を除いてみどりの窓口が営業している。駅舎正面脇には湯田温泉旅館協同組合のマスコットキャラクターである白狐「ゆう太」の高さ8メートルの像がある。
駅に隣接する駐輪場(594台収容)は、常時たくさんの自転車で埋め尽くされている。監視員が定期的にチェックしており、長期間駐輪している自転車は撤去される場合がある。このため、2011年(平成23年)から山口市のまちなか整備事業の一環として湯田温泉駅前駐輪場の新設工事が行われることになっている。具体的には駐輪場を拡張して収容台数を800台まで増やし、同時にトイレの整備や足湯の新設を行うもので、工事期間中は駅から約50m西側の休耕田を市が借り上げて臨時駐輪場とし、駐輪ラックを移設後に元の駐輪場・トイレを閉鎖し、本工事に着手している。おいでませ! 山口国体までの完成を目指すと発表されている[2]。
駅周辺
湯田“温泉”駅を名乗るが、湯田温泉の温泉街は駅前から北に延びる県道湯田停車場線を約400m進んだところが温泉街の南端になり、中原中也記念館、井上公園(旧・高田公園)などのある温泉街の中心はさらに約300m先(駅から約700m、徒歩約10分)の県道宮野大歳線(旧国道9号)沿いになる。各方面への路線バス・高速バスが発着する「湯田温泉通」バス停は温泉街の中心エリアにある。なお、駅前には旅館案内所がある(観光案内所は温泉街の中心に置かれている)。
椹野川を渡って徒歩約20分の場所には山口大学吉田キャンパスがあり、学生街の入口の駅の顔も持つ。
駅最寄りのバス停は県道陶湯田線沿いの跨線橋北詰にある「湯田温泉駅入口」バス停(駅から徒歩約5分)。中国JRバス・防長交通の山口大学方面の路線が停車する。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 935 |
2000 | |
2001 | 1,017 |
2002 | 999 |
2003 | 998 |
2004 | 1,047 |
2005 | 1,042 |
2006 | 1,073 |
2007 | 1,087 |
2008 | 1,143 |
2009 | 1,068 |
2010 | 1,105 |
2011 | 1,167 |
2012 | 1,157 |
歴史
- 1913年(大正2年)2月20日 - 山口線が小郡駅(現・新山口駅) - 山口駅間で開業すると同時に、湯田駅として設置。
- 1961年(昭和36年)3月20日 - 湯田温泉駅に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1992年(平成4年)11月 - みどりの窓口営業開始。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山口線
関連項目
脚注
外部リンク
テンプレート:山口線- ↑ 壁画、6年ぶりリニューアルへ JR湯田温泉駅 - 山口新聞2010年8月24日付
- ↑ 湯田温泉駅 駐車場を再整備-山口 - 山口新聞2011年1月14日付