法経学部
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法経学部(ほうけいがくぶ)は、法学・経済学を学ぶ大学の学部である。法経学という固有の学問分野が存在するわけではなく、法学部と経済学部を混合したもの。
概観
法文学部や文理学部と同様、法学部・経済学部への前段階の複合学部として過渡的な位置づけになっており、現在は沖縄大学のみに存在する。国公立大学においてかつては、北海道大学、大阪大学、名古屋大学、東京都立大学、千葉大学に設置されていたが、最後まで存置された千葉大学で2014年(平成26年)に学部改組が行われ法政経学部へと改編されたことで、国公立大学からは程なく姿を消すこととなる。
法経学部そのものも、法文学部や人文学部からの分離独立によって出来たところがほとんどである。現存の法経学部は、単なる折衷的な学部としてではなく、法経学部の持つ複合的な面をむしろ前向きに捉えようとしている。
立命館大学の法経学部は元々は法学部で、それが法経学部を経て法文学部に改組されそれがさらに現在の学部構成へと変化するといった、独特な変遷をたどっている。