段位
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段位(だんい、英:Dan,Rank)とは、剣道や柔道などの武道やスポーツ、囲碁将棋などの盤上遊戯その他の遊戯、珠算や書道など社会教育分野で見られる技量の等級を言う。職業能力評価の等級としても用いられる。通常は級位の上にあって段級位と併称されることも多い[1]。また、これら武道や遊戯以外の技量においても、比喩として技量の水準を指して段位と形容することがある[2]。類似概念として伝位がある[3]。
武道や盤上遊戯における段級位一般については、段級位制にて解説する。
- 囲碁の段級位については囲碁の段級位制にて解説する。
- 将棋の段級位については将棋の段級にて解説する。
- 剣道の段級位については剣道の段級位制にて解説する。
- 卓球の段級位については、段級位制 (卓球)にて解説する。
- 日本の職業能力評価制度としての段位については、キャリア段位にて解説する。
その他様々な段位制度
なお、段位にまつわる制度では必ずしも級位の定めにないものも多い。以下では、上記の段級位制の説明にあてはまらない事例を紹介する。 段位単独の等級制度を取る分野としては様々あり、地域振興や特定の文化啓蒙、観光誘致、或いは企業の集客戦略の一環として例えばTVゲームやカードゲームに段位制度が導入されるなど、その例は多岐にわたる。
- 競技かるた
競技かるたには段位として初段から八段までの段位とまた別に級があるが、ここでいう級とはクラスのことで、いわゆる段級位制ではない[4]。
- 蕎麦打ち
全国麺類文化地域間交流推進協議会では、1997年7月より全麺協素人そば打ち段位認定制度を発足させ、初段から五段までの段位認定及びそのための講座を開催している[5]。
- TVゲーム
TVゲームの分野でもその成績に応じて、段位を認定するシステムを採用し、ユーザーのモチベーションを喚起するべく、とりわけ格闘ゲームはじめアクションゲームなどで段位認定を目的とした催事が開催されることがある[6]。
- 温泉道
日本の温泉街では、街中の温泉めぐりを通じ、入浴した温泉が増えるごとに段位を認定する制度を設けるところがある。別府八湯温泉道など[7]。
脚注
参照文献・外部リンク
段位の定義について
- 辞書・百科事典
- 新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店、2011年)ISBN 400080121X
- 松村明編『大辞林 第三版』(三省堂、2006年)ISBN 4385139059
- 松村明監修・小学館『大辞泉』編集部編『大辞泉 増補・新装版』(小学館、1998年)ISBN 4095012129
- 書籍
- 前田隆敏著『仕事の段位』(インデックス・コミュニケーションズ、2007年)ISBN 4757304811